水曜日, 3月 18, 2015

宇宙の泡状構造:メモ


             (科学リンク::::::::::
NAMs出版プロジェクト: 宇宙の泡状構造
http://nam-students.blogspot.jp/2015/03/blog-post_24.html(本頁)

遠くを見ることは過去を見ることである。
過去を見ることは未来を見ることである。
100万個の泡状(foam-like)構造になった銀河がそれを教えてくれる。

満月9個分のエリアの観測で、100万個以上の銀河が捉えられていた。 画像解析には3年を要した。
距離別に100枚近い銀河の泡状構造を解析した結果を示す。
25億年、35億年、60億年前の宇宙の泡状構造を見ると、古い時代ほど泡の大きさが小さくなっていた。

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「ハッブル宇宙望遠鏡 銀河の泡の謎に挑む」(2011月4月5日,2015年3月18日15分版再放送) | コズミック フロント | NHK宇宙チャンネル
http://www.nhk.or.jp/space/program/cosmic_110405.html

 人類の宇宙観に革命を起こし続けている『ハッブル宇宙望遠鏡』。地上600キロの大気圏外にあり、大気の影響の受けないため、ゆらぎないクリアな映像で、彼方にある数千億個の星々が集まる"銀河"すら鮮烈に映し出すことができます。
 これまでの地上観測により、地球の近くの銀河は、石けんの泡のような形に集っていることがわかってきました。泡の膜の部分に銀河が群れ集まり、泡の中は銀河がなく空っぽになっています。この銀河が作り出す泡構造は、地球の近くだけのことなのか、それとも遙か彼方まで続く構造なのかは、ながく謎に包まれていました。これを解くため、世界中から100名をこえる科学者が集まり、ハッブル史上最大の観測が行われました。そして、近くの宇宙だけではなく、はるか100億光年先まで、銀河が泡のように連なっていることが観測によって初めて解き明かされました。

 理論シミュレーションから、銀河の泡が出来るには、見えない謎の重力源「ダークマター」が必要だと考えられています。ダークマターがあると、その重力により光が曲げられます。この現象は、あたかもレンズのような働きをするため"重力レンズ"とよばれます。ごくわずか銀河の光の変化でさえ、ハッブルならくっきりと捉えることが可能です。そこで、これ測定することでダークマターの分布が調べられました。結果、泡のような銀河の分布とダークマターの分布がピタリと一致しました。銀河はダークマターの重力により、泡構造を作っていたのです。

 2010年春、1個の天体で銀河系の半分(5万光年)もの大きさがある不思議な巨大天体が東京大学の大内正己准教授によって発見されました。この謎の天体までの距離は、129億光年。すなわち、129億年前もの「太古」の天体であることから「ヒミコ」と名付けられました。そして、ハッブル宇宙望遠鏡をつかっての「ヒミコ」の観測が行われます。宇宙探求の最前線(コズミックフロント)にたつ研究者を追いました。

コズミック フロント | NHK宇宙チャンネル
http://www.nhk.or.jp/space/program/cosmic.html

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何十年も前から天文学者は, 宇宙の中で目に見える物質が無秩序に分布して いるのではないことに気づいていました. 銀河, クエーサー, 星間ガスは石鹸の泡に例えられるような模様を描いています. 巨大なボイド(銀河のない空洞領域)が壁(シート)状の構造や 繊維(フィラメント)状の構造により 囲まれていて, それらシートやフィラメントの交わるところに密度の高い超銀河団が あります. スローン・ディジタル・スカイ・サーベイ(SDSS)の大きな目的の 一つは, この宇宙の大規模構造を詳細にそして遠くま で地図に描くことです. 科学者たちはさまざまな宇宙進化の理論を唱えています. 異なった理論は異なった大規模構造を予言します. SDSSによってどの理論が正しいのか, もしくはまったく新しい理論を考えなけれ ばならないかが明らかになることでしょう. 

銀河団

銀河は宇宙の中で一様に分布しているのではなく, むしろ群れをなしています. これは楕円銀河についてはとくに当てはまります. このような銀河の集団がどう いった分布をしているか, その分布が時間とともにどう進化するのかということは 宇宙論モデルの大変重要なテストになります. 例えば, 異なる宇宙論モデルでは, 赤方偏移とともに銀河団の数がどう変わるかという予想が大きく異なります. さらに, 銀河が群れるだけでなく. 銀河団も群れをなしています!  銀河と銀河団がともにどれくらい集団化しているのかもさまざまな宇宙論モデル のテストになります. 銀河団の質量, 分布, および進化を研究することで, 宇宙における基本的な質量分布の形成史についてきわめて重要な知見を得る ことができます. これは宇宙論の根本的な目標の一つです. 
ある銀河団を可視光で見た画像の上に
X線の等輝度線を重ねて表示した.
銀河団それ自体も大変面白い性質を持っています. 銀河団はとても質量が大きく (太陽質量の10^14 倍もある)重力が強いので, 何百万度という非常に高温なガスを 銀河団内に閉じこめておくことができます. このガスはX線を放射します. そのX線はChandraROSAT,XMM などのスペース(大気圏外)にある 衛星から観測できます. これらのX線衛星による観測から, 多くの銀河団が副次的な構造を持ち, 内部の力学 構造も複雑なものであることが示されました. このことは, 銀河団が最近でも 進化していることを示唆しています. さらにこれらの観測から, X線を出すガスが銀河団中のバリオンの質量の大部分 (すべての銀河の質量の総和と同じかもしくはそれ以上)を占めていることがわか りました. これはとても興味深い結果です. 銀河団は銀河の密集する領域として発見 されたことを思い出して下さい. ところが銀河はその銀河団という構造の総質量の わずかな部分にしかすぎないのです. 天文学者の中には, 銀河を含まず, 重力的に つなぎとめられた巨大なガスの固まりだけからなる銀河団が存在するかもしれ ないと言う人さえいるのです! 
銀河団の質量は非常に巨大なので, その重力は背後にある天体からの光を曲げて しまいます. これは重力レンズとして知られる現象です. 光の曲がり具合いは銀河団 の総質量に依存するので, 重力レンズの度合いを計ることで銀河団の重さを知る ことができます. この測定値は, X線ガスや速度分散など他のものから求めた 銀河団の質量推定値と比較することができます. これらの質量推定により, 宇宙の総質量に関する制限にもなる, 銀河団の質量光度比 (M/L)を計算 することができます. M/Lはまた, バイアス(偏り) を見積もること にも使われます. このバイアス(偏り) が分かると, 銀河の分布と他の物質の分布の 関係がわかるのです. 
銀河団の質量測定の結果, 銀河団内の物質の大部分が 暗黒物質(ダークマター)で あることもわかりました. 目に見える銀河の質量とX線を放射するガスの質量 を足し合わせたものと, 銀河団の総質量の推定値を比較すると, 後者の方が遙かに 大きくなり, 銀河団中のほとんどの物質は銀河や高温ガスとは別の形で存在するこ とになります! 実際宇宙の大部分は, 直接見ることはできないが, その重力から 存在が推定できる暗黒物質からできているという ことが明らかになっています. これはここ十年の最も大きな, そして最も興味深 い発見の一つです. 
HSTで観測された非常に遠方の銀河団.
古くて赤い銀河が多いことに注目.
銀河団の性質に加えて, 銀河団中の銀河の性質も大変興味深いものです. 楕円銀河とS0銀河は, フィールドよりも, 銀河を多く含む銀河団中により多く 存在すること, また銀河団中の銀河に占める早期型銀河(E+S0)の割合は, 銀河団 の密度に依存することはよく知られています. X線を放つ銀河間ガスや潮汐力を 引き起こす近傍銀河の重力場と銀河団内の個々の銀河の相互作用は, 個々の銀河の 形態, 測光, および分光の優れたデータで詳しく研究することができます. しかし驚くべきことに, 銀河団のような高密度領域中に存在するのはほとんど 楕円銀河であるのはなぜなのか, ということの説明すらあまりできてはいません. いくつかの一般論は考えられていますが, 詳細な物理過程は理解されていないのです. また銀河団中の銀河の進化もほとんど理解されていません. わたしたちは, 赤方偏移が0.5くらいまでは, 時間を遡るにつれて過去の銀河団には青い銀河 がよりたくさんあることを知っています. このことは昔ほど星形成が盛んだったことを示しています. しかし一方で, 赤方偏移が約1の銀河団に, つまり宇宙が生まれてから数十億年のとき に, 見かけ上古く赤い銀河がかなりの数あることも知っています. SDSSのデータを用いると, 何千個もの銀河団について, 銀河団の富裕度(リッチネス), 赤方偏移, および形態の滑らかな関数としてこれらの効果を研究することが できるようになります.

超銀河団

超銀河団とは複数の銀河団の集合体です. 一般的に言って, 銀河団は泡のような物質分布 のうちのフィラメントやシートの中にあるのに対して, 超銀河団はこれらの構造の 交わるところに見つかっています. 超銀河団は知られているもののうち, 宇宙で最も 大きな構造で, 中には2億光年もの大きさのものもあります! しかし, 超銀河団はとても希なもので, 知られているものはごくわずかです. 近くにあって最も有名なのは, グレイトウォールとペルセウス-うお座超銀河団 です. 最近, 赤方偏移が1程度のところに超銀河団があるという証拠が出て きました. これは構造形成理論や宇宙論モデルに重要な制限を与えるものです. 
さらに超銀河団のM/L比を測ったところ, この値が銀河団と超銀河団で ほとんど変わらないことが分かってきました. このことは, 謎の物質である 暗黒物質は, 銀河団以上のスケールでは宇宙の質量に寄与していないことを 意味しています. 

ボイド(超空洞)

以下の図にはSDSSの小さなスライスに含まれる主サンプルの10,853個の銀河と より遠方の大規模構造を調べるために選ばれた「明るく赤い銀河」サンプル の486個の銀河の分布を示しています. これはSDSSの最終目標のわずか1%に しか過ぎないのです. 壁やシートやフィラメントやボイドが織りなす泡のような 構造がはっきりと見えています. 

SDSSの分光サーベイのスライス中の銀河の分布.  (A. Pope, JHU)

銀河のないボイドが占める領域の割合は宇宙のモデルによって変わります. 従って, 大規模構造の正確な地図は私たちの住んでいる宇宙がどのような ものであるかを知る手がかりを与えてくれるのです. さらに, ボイドのそばに ある銀河は, 銀河団にある銀河と違って星生成活動が活発であることも 知られています. 
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ここで紹介する壮大な宇宙の話は、ハッブル宇宙望遠鏡による未知への挑戦の記録である。
NHKBSプレミアムチャンネルが5月初旬放送した宇宙シリーズの一つを要約したものである。
宇宙空間に打ち上げられたハッブル望遠鏡は、大気の陽炎の様な像の揺らぎを受けない為、100億光年彼方までの鮮明な画像を送り続けている。
そして今、今世紀最大の謎である銀河の泡構造の解明に挑んでおり、宇宙に存在する「ダークマター」(暗黒物質)の強大な重力が、銀河の泡構造に大きな影響を与えている事が解明されつつある。
ハッブル宇宙望遠鏡は1990年4月、スペースシャトルによって高度600kmの円軌道に打ち上げられた。
宇宙に浮かぶ史上最大の望遠鏡、長さ13m、バスほどの大きさがある。 時速28000キロで飛行しながら天体を撮影する。 2009年には最新鋭の観測機器が取り付けられ、性能は格段に向上した。 直径2.4mの反射鏡を持ち、捉えた映像を時々刻々地上の観測センターに送信している。
地上からは観測できない宇宙空間の鮮明なカラー画像を送り続けている。 左図は1600光年彼方のオリオン星雲の1600年前の映像である。 
クローズアップしてみると、ガスの中に奇妙な天体が見えて来た。 これは星の卵です。 中心にあるのは、これから太陽のように輝く星になる。 驚異的な解像力を持つため、細部までくっきりと捉えることが出来る。
まるで花の蕾のような天体。 ハッブルは間隔を空けながらおよそ半年間に渡ってこの天体を撮影し、ガスや塵が膨張して行く様子を鮮明に捉えた。
ハッブルは90分で地球を一周する猛スピードで飛行しながら、空の一点を確実に捉え続け光を集めて行く。 これらの制御は地上からリモートコントロールで行われている。
こちらは観測されたデーターが送られてくるアメリカのメリーランド州にある宇宙望遠鏡科学研究所である。
ハッブルの使用は世界中に公開されている。 この研究所では、各国の研究所が提案する利用計画を公平に検討し、実施計画に織り込む。 一年間に届く提案はおよそ1000件、その中から選ばれるのはおよそ200件、8割が落選する。
所長のマット・マウンテンさんです。 所長になって嬉しい事は、優れた数多くの提案に出会える事、辛いのは不採用になった提案者からのクレームだと言います。
審査をパスすれば、いよいよ観測が始まる。 数時間で終わるものもあれば、何十時間も掛る観測もある。
しかし、地上に届いた生の写真は画質が悪く、同じ天体を何度も撮り、重ね合わせてノイズを取り去る。 また、ハッブルは色の異なる3つのフィルターを使用し、それらを重ね合わせて正確な色を再現している。
このような高度な画像処理によって、鮮明なカラー写真に仕上げ、一般にも公開している。
また、ハッブルでは星やガスまでの距離によって立体的な配置の写真を作成できる。 左図はその一例である。
宇宙では星星も人間と同じ様に生まれ死んでいく。 星は宇宙でガスや塵が集まり、その中で誕生する。 
巨大なガスの雲が広がるカリーナ星雲である。 この画像の端から端まで50光年ある。二つの風船をくっ付けた様に膨らむガスの中心には、間もなく一生を終える巨大な星がある。 年老いた星がガスや塵を猛烈な勢いで噴出し、最後を迎えようとしている。
左図は今から1000年前に大爆発を起こした星の残骸である。 爆発の勢いは凄まじく、今でも毎秒1300kmのスピードでガスが拡がっている。 やがて、ガスは再び集まり、次の世代の星を作る材料となる。 ハッブル望遠鏡は、こう言った星々の生と死を鮮明な画像で捉える事に成功した。
これはハッブルが捉えた我々が住む銀河系の写真である。
大きさは10万光年、地球は左側の太い渦巻きの中間、内側に位置する。
銀河系の外にも無数の銀河が存在する。 ハッブルはその一つ一つを鮮明な画像で捉えている。
これはM104銀河を横から見た写真で、渦巻銀河の特徴である中心部の膨らみと、円盤状に拡がる腕の部分の薄さが良く分かる。
まるで雲の塊のようですが、これも銀河です。 赤く見えるのは銀河の中心から噴出した水素ガスです。 
こちらは一億光年彼方の2つの銀河です。 銀河同士が衝突しています。2つの銀河は最後には合体し、一つの巨大な銀河になる。 
銀河の衝突の起きている所、そこには多くの銀河が密集している。 なぜ、銀河が密集している所があるのでしょうか。
その謎を、ハッブル望遠鏡観測史上最大の観測時間を使って解き明かそうとする研究者グループがいる。 
銀河集団は泡構造をしていると言うニュースは新聞でも大きく取り上げられた。
泡の構造を発見した天文学者のマーガレット・ゲラーさんです。 宇宙では銀河はばらばらに位置していると天文学者は考えていた。 そこで私たちは銀河までの距離を調べ、それを3次元に並べ直してみた。
地球を起点に、ゲラーさんは1000個の銀河を並べてみた。
そして、銀河の分布の不思議な偏りを発見した。
泡の大きさは2億光年にも達していた。
しかし、ゲラーさんが観測した範囲は狭く、たまたまその部分だけが泡構造をしているのかも知れないという反論が出た。 
小高い山の上にあるアパッチ・ポイント天文台で、アメリカ、日本、ドイツが協力する泡構造の観測が始まった。
それはスローン・デジタル・スカイ・サーベイ(SDSS)と呼ばれた。
観測目標はゲラーさんの観測範囲のおよそ100倍、見上げる夜空の半分です。 この範囲の銀河を見つけ、全ての銀河の距離を測ろうとした。これはSDSSの観測結果をもとに距離ごとに銀河を配置した宇宙地図です。 この一粒一粒が星々の大集団である銀河です。 その数100万個、どの方向を見ても宇宙は泡構造が延々と続いている。
天文学者のスコビルさんはSDSSよりはるかに遠い宇宙の泡構造を見たいと考えた。
ハッブルを使えばSDSSが観測した30億光年よりはるかに遠い100億光年先までの泡構造を見る事が出来る。
より遠くを見る事で、泡構造の昔の姿を見ようと考えた。
しかし、それには大きな障壁があった。
例えば満月の範囲を捉えるには、およそ80枚の画像が必要だ。宇宙の泡構造を捉えるには、満月9個分の広さが必要になる。 
この大規模な観測を成功させる為、スコビルさんをリーダーに世界7カ国から100人を超える研究者が集まるプロジェクトが結成された。 その名は「コスモ・プロジェクト」、2002年彼らは提案書を提出した。 ハッブルが一年間に観測できるのは、地球3000周分だが、要求したのは1200周分、全体の半分に近かった。 時間を短縮する事で、最終的にはこの大型プロジェクトは承認された。
2003年遂に観測が始まった。
満月9個分のエリアの観測で、100万個以上の銀河が捉えられていた。 画像解析には3年を要した。
距離別に100枚近い銀河の泡構造を解析した結果を示す。
25億年、35億年、60億年前の宇宙の泡構造を見ると、古い時代ほど泡の大きさが小さくなっていた。
もう一つの解析結果は、暗黒物質の重力によるレンズ効果が多く観測された事であった。
遠くの銀河が発した光は、アインシュタインの一般相対性原理により湾曲して望遠鏡に入る。
観測された写真で見ると、写真の矢印のように銀河が細い円弧のように変形して見える。
これらのデータを解析すると、暗黒物質の宇宙分布が立体的に推定される。 左図は、銀河の分布と暗黒物質の分布を同一空間で比較したものである。
これから、銀河は暗黒物質の重力に引かれて、暗黒物質と同じ様な分布をしている事が理解される。
左図は、暗黒物質の100億光年に亘る立体構造である。
暗黒物質の正体はまだ分かっていないが、銀河の総重量より重い暗黒物質が宇宙に存在し、銀河の泡構造に大きく影響している事は分かった。
ハッブル宇宙望遠鏡はこれからも、宇宙の謎の解明に向けて大きな貢献を期待されている。

           (終り)
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http://skyserver.sdss.org/edr/jp/

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      渦巻銀河
     /
楕円銀河/
    \
     \
      棒渦巻銀河
     (我々の銀河はこちらと
     いう説が有力になった)

 https://ja.wikipedia.org/wiki/ハッブル分類/

ハッブル分類


ハッブルの音叉図
Hubble sequence photo.png
ハッブル分類(ハッブルぶんるい)は、銀河をその形態によって分類する方法。エドウィン・ハッブルが1926年に提唱した。
大きく分けると楕円銀河レンズ状銀河渦巻銀河棒渦巻銀河と、どれにも当てはまらない不規則銀河がある。


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Hubble's Data(1929):
数々の銀河の距離と離れる速度の関係

km/sec
   速|            /
   度|_____|_____
/_
1000|         /|  
    |     |   / | 
    |     |  /  |
    |     | /   |
    |     |/    |
 500|_____/_____|_
    |    /|     |
    |   / |     |
    |  /  |     |
    | /   |     |
    |_____|_____|_______
     0    1     2  距離(Mpcメガパーセク)
        
Mega parsec:
地球から遠くの恒星を観測すると、地球は太陽の周りを直径3億キロの円を描いて1年で公転しているため、半年経って同じ恒星を観測すると3億キロ離れたところから見ることになるため、見える方向がほんのわずかに変化します。
この変化のことを年周視差といい、距離が近いほど大きくなります。
で、この年周視差の大きさが1秒(1秒は3600分の1度です)になる距離を1パーセクと定めていて、1パーセクは3.26光年に相当します。

そして1kpc(キロパーセク) = 1000パーセク、1Mpc(
メガパーセク) = 1000kpc = 100万パーセク となります。
kpcは銀河系内レベル、Mpcは遠くの銀河レベルの距離を議論する時に使います。


   距離

岩波文庫『銀河の世界』(1936,1999)#5:175頁参照。
ハッブルは、#1:49頁でカント1755年03月 - 『天界の一般的自然史と理論』Allgemeine Naturgeschichte und Theorie des Himmelsを引用している。
(マンデルブロも同じカントの論文から引用している)

1929年発表の元論文、
A relation between distance and radial velocity among extra-galactic nebulae
http://www.pnas.org/content/15/3/168.full
A Relation between Distance and Radial Velocity among Extra-Galactic Nebulae. Authors: Hubble, Edwin. Affiliation: ... Publication Date: 03/1929. Origin: JSTOR; PNAS. DOI: 10.1073/pnas.15.3.168. Bibliographic Code: 1929PNAS...15..168H ...


Edwin Hubble Discoveries Timeline - Pics about space
http://pics-about-space.com/edwin-hubble-discoveries-timeline?p=1#



銀河 - Wikipedia


ja.wikipedia.org/wiki/銀河
銀河(ぎんが、英: galaxy)は、恒星やコンパクト星、ガス状の星間物質や宇宙塵、そして 重要な働きをするが正体が詳しく分かっていない暗黒物質(ダーク ... これら星々は恒星 系、星団などを作り、その間には星間物質や宇宙塵が集まる星間雲、宇宙線が満ちて いる。 ..... その形は3-50個ほどの銀河が集まった銀河群と呼ばれる小規模な集団に 始まり、フラクタル状の階層的段階の集団を構成 .... イマヌエル・カントは1755年の論文 でアンドロメダが孤立した天体だと述べたが、太陽系になる前のガス円盤という考察に 止まっ ...  
銀河の世界
 叢書名   岩波文庫  ≪再検索≫
 著者名等  ハッブル/〔著〕  ≪再検索≫
 著者名等  戎崎俊一/訳  ≪再検索≫
 出版者   岩波書店
 出版年   1999.08
 大きさ等  15cm 312p
 注記    The realm of the nebulae.
 NDC分類 443.6
 件名    銀河  ≪再検索≫
 ISBN等 4-00-339411-9

"These are small luminous patches, only slightly more brilliant than the dark background of the sky; they have this in common, that their shapes are more or less open ellipses; and their light is far more feeble than that of any other objects to be perceived in the heavens." 

Kant then mentions and rejects the views of Derham that the patches are openings in the firmament, through which the fiery Empyrean is seen, and of Maupertius that the nebulas are enormous single bodies, flattened by rapid rotation. Kant then continues: 

It is much more natural and reasonable to assume that a nebula is not a unique and solitary sun, but a system of numerous suns, which appear crowded, because of their distance, into a space so limited that their light, which would be imperceptible were each of them isolated, suffices, owing to their enormous numbers, to give a pale and uniform luster. Their analogy with our own system of stars; their form, which is precisely what it should be according to our theory; the faintness of their light, which denotes an infinite distance; all are in admirable accord and lead us to consider these elliptical spots as systems of the same order as our own—in a word, to be Milky Ways similar to the one whose con-iDiscours sur les diffSrentes figures des astres (Paris, 1742). stitution we have explained. And if these hypotheses, in which analogy and observation consistently lend mutual support, have the same merit as formal demonstrations, we must consider the existence of such systems as demonstrated. . . . We see that scattered through space out to infinite distances, there exist similar systems of stars [nebulous stars, nebulae], and that creation, in the whole extent of its infinite grandeur, is everywhere organized into systems whose members are in relation with one another. ... A vast field lies open to discoveries, and observation alone will give the key. The theory, which came to be called the theory of island universes, 6 found a permanent place in the body of philosophical speculation. The astronomers themselves took little part in the discussions: they studied the nebulae. Toward the end of the nineteenth century, however, the accumulation of observational data brought into prominence the problem of the status of the nebulae and, with it, the theory of island universes as a possible solution. 

The Nature of the Nebulae. (a) THE FORMULATION OP THE PEOBLEM. A few nebulae had been known to the naked-eye observers and, with the development  



理想社10,54~5頁


 わたくしはここに提出した学説中、それが創造の計画について示す崇高な表象によって最もこの学説を魅力的たらしめるような部門に到達した。わたくしをそこに導いた思想の系列は簡単で単純である。それは次のような点にある。もしわれわれが銀河について描写したように、 その位置において一つの共通平面に関繋している恒星群の体系が、われわれから非常に遠く離れていて、この体系を構成している個々の星をどんなに如ろうとしてもそれが望遠鏡にとってすらもはや感受されないとすれば、またもしその距離が銀河の星の距離に対して、銀河の星の距離がわれわれから太陽までの距離に対して持つ比とちょうど同じ比を持つものとすれば、要するに、もしこのような恒星界が、恒星界の外にある観測者の目から、 測りえないような遠距離に眺められるとすれば、 この恒星界は小さい角度の下に、微弱な光をもって輝く一つの小空間として現われ、その形は、もしその平面が目に直面して示されれば円形となり、側方から見られれば楕円形となるであろう。光の微弱さ、その形、またその直径が認めうるほどの大きさをなしていることが、そのような現象を、もしそのような現象があるとすれば、個々に見られるあらゆる星とは十分明瞭に区別するであろう。
 天文学者たちの観測の中にこの現象を探し出すのに長くかかる要はない。この現象はいろいろの観測者によって明瞭に知覚されている。人びとはその奇異なことに驚いた。人びとは臆測を遅しうし、時には突飛な想像をめぐらし、[B48]時には見かけだけの概念に譲歩したが、この概念というのも突飛な想像と同様、何の根拠もないものであった。われわれの推測しているのは雲霧状の星罫勲ごであり、あるいはむしろ、ド・モペルテェイ氏が次のように記述しているものの一種である。すなわちいわく、それは空虚な天界空間の、暗黒よりもやや明るい小さな箇所であって、それ
は空虚な天界空間の、暗黒よりもやや明るい小さな箇所であって、それらは多少拡がった楕円形を表している点ですべてが一致しているが、その光はわれわれが天界で認める他のどういう光よりもはるかにびじゃくである。



 われわれの提出した学説は、宇宙の森羅万像の無限の曠野へ視界を開き、偉大な造物者の無限性にふさわしい考えとして、これらが神の作品であるという考えをもたらす。そこでは地球も一つの砂粒としてほとんど目にとまらない惑星宇宙の巨大さが、もし悟性を驚嘆させるとすれば、銀河のすべてを充たしている無数の宇宙群と体系群とをわれわれが仰ぎ見るとき、どんな驚嘆をもって瞳目せしめられることであろうか。けれども、すべてこれらの測り知りえない星群の秩序がさらにまた、われわれがその終わるところを知らない一つの数の単位をなすものであり、そしてこの数がおそらくその単位とちょうど同じように理解を越えた巨大さをなし、しかもこれがまた、なお新しい数結合の単位であるということをわれわれが知るとき、この驚嘆はどんなに増大することであろう。われわれは宇宙群と体系群とのますます大きく前進してゆく関係の最初の項を見るだけなのであり、この無限級数の最初の部分がすでに、全体からわれわれが何を推測すべきかを認識せしめるのである。ここには終わりはなく、人間の理解力がどんなに数学の助けによって高められようとも、その一切の力が沈み没してしまう真の不可能测性の深渊があるのみである。みずからを啓示してきた英知、至善、全能は無限であり、まさにそれに比例して実り豊かに活勤的である。それゆえこれらの啓示の計画はまさにそれらと同様に無限であり無際限でなけれぼならない。



「摯議一熱にはゆ限一『わ嘲「嘲】けれな」はい囃¨翡『刹刺¨融祠いつ赫¨」なわ」″』が¨の啓示の計画はまさにそれらと同様に無限であり無際限でなければならない。しかし森羅万象の偉大さについてわれわれのつくりうる概念を拡大するのに役立つ重要な発







如何なる鎖であろうか、神から初めをなす鎖、何たる自然の数々であろうか
天界のもの地界のものから、天使、人間から禽獣にいたるまで、
六翼の天使長から虫けらにいたるまで! おお、その広さ、眼もあえて
届かず見るをえず、無限なるものから汝へ、汝から無へと!

ポープ

第三篇 自然の諸類比に基づいて種々なる惑星の居住者を比較する試論



39 Comments:

Blogger yoji said...

エドウィン・ハッブル - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/エドウィン・ハッブル
エドウィン・パウエル・ハッブル(Edwin Powell Hubble, 1889年11月20日 - 1953年9 月28日)はアメリカ合衆国の天文学者。我々の銀河系の外にも銀河が存在することや、 それらの銀河からの光が宇宙膨張に伴って赤方偏移していることを発見した。近代を ...
生涯-業績-系外銀河の存在の実証、分類-ハッブルの法則
ハッブル宇宙望遠鏡 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/ハッブル宇宙望遠鏡

ハッブル宇宙望遠鏡(ハッブルうちゅうぼうえんきょう、英語:Hubble Space Telescope 、略称:HST)とは地上約600km上空の軌道上を周回する宇宙望遠鏡であり、グレート オブザバトリー計画の一環として打ち上げられた。名称...
概要-成果-光学系の不具合・修理-歴史
ハッブルの法則 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/ハッブルの法則
ハッブルの法則(ハッブルのほうそく)とは、天体が我々から遠ざかる速さとその距離が 正比例することを表す法則である。1929年、エドウィン・ハッブルとミルトン・ヒュー メイソンによって発表された。この法則によって、宇宙が膨張しているという事実が わかった。

1:59 午前  
Blogger yoji said...

マーガレット・ゲラー
マーガレット・ゲラー(Margaret Joan Geller、1947年12月8日 - )はアメリカ合衆国の天文学者。
ニューヨーク州イサカに生まれた。カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン大学で学んだ。
1974年からハーバード・スミソニアン天体物理学センターで研究し、1980年にハーバード大学助教授、1988年に天文学教授となった。
1986年にジョン・ハックラらと赤方偏移掃天観測を行い、多くの銀河が大きさ1億光年の泡状構造の表面にならんでいることを明らかにした。1989年には約2億光年離れた位置に、5億光年以上の長さと約3億光年の幅を持つ、膨大な数の銀河からなるいわゆる『グレートウォール』を発見した。

4:45 午前  
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Mapping Galactic Foam | Science | Smithsonian
www.smithsonianmag.com/.../mapping-galactic-foam-751863...
Mapping Galactic Foam. Smithsonian astronomer Margaret Geller plotted the bubble structure of the universe. Now she's working to find out how it got that way . By Valerie Jablow. Smithsonian Magazine | Subscribe May 31 ...

4:57 午前  
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【宇宙】銀河中心ブラックホールが大量の物質を吹き飛ばす - 米メリーランド大など©2ch.net
1 :Mogtan ★@転載は禁止 ©2ch.net:2015/03/27(金) 23:32:34.68 ID:???
掲載日:2015年3月27日
http://www.astroarts.co.jp/news/2015/03/27agn/index-j.shtml

 天の川銀河の比較的近くにある銀河の中には、1年間に太陽1000個分もの質量のガスや塵を銀河の中心から
宇宙空間へ放出しているものがある。この大量の物質流出がどうして起こっているのかは長年の疑問だった。

おおぐま座の銀河「IRAS F11119+3257」(提供:NASA/SDSS/S. Veilleux)
http://www.astroarts.co.jp/news/2015/03/27agn/attachments/galaxy.jpg

 米・メリーランド大学のFrancesco Tombesiさんらは、23.5億光年彼方の銀河における「活動銀河核風」と
「銀河スケールでの物質流出」を観測し、物質流出が銀河核風により起こっていることを示した。

 研究対象となったおおぐま座の銀河「IRAS F11119+3257」は、活動銀河核を持つこと、また活発に星を
生み出していることが知られている。「活動銀河核」とは、銀河の中心にある超巨大ブラックホールが
周囲にある大量の物質を飲み込むことによって、その近辺からX線や可視光などの強い電磁波を放つ天体だ。

超巨大ブラックホールの周辺では重力で集められた物質同士の摩擦で高温となり、強烈な電磁波が放射される。
その放射圧によって物質が押し出され、周囲の物質とぶつかったところで活発な星形成活動が起こっていると
考えられる(提供:JAXA。以下同)
http://www.astroarts.co.jp/news/2015/03/27agn/attachments/blackhole.jpg

 研究では、活動銀河核からの電磁波による強力な放射圧(注)が銀河中心から物質を押し出す「活動銀河核風」を
X線天文衛星「すざく」で観測。また欧州の赤外線宇宙望遠鏡「ハーシェル」では、銀河スケールでの物質の流出を
観測した。その結果、活動銀河核風のエネルギーは物質流出を起こすのにじゅうぶんであることがわかった。
1つの銀河で活動銀河核風と物質流出の両方が観測されたのはこれが初めてのことで、これらに関連性がある
という証拠も初めて示された。

 銀河スケールの物質の流出は銀河核風ではなく活発な星形成活動によって起こるという仮説もあるが、
星形成活動だけではエネルギーが足りず、観測結果を説明できなかった。

「この銀河は2つの銀河同士が衝突して1つの銀河になろうとしているところなのです。銀河同士の衝突が
引き金となって中心の巨大ブラックホールへ大量の物質が送り込まれ、ブラックホールが活発になって巨大な
エネルギーが放射され、その結果として銀河スケールの物質流出が起こっているのだと考えられます」
(同大学のSylvain Veilleuxさん)。

 シミュレーションによれば、このような銀河はやがて中心付近のガスや塵が散逸し、埋もれていた活動銀河核の
光が輝き出す「クエーサー」に進化することが示唆されている。

銀河中心部で星間物質に埋もれた活動銀河核がクエーサーとして輝くまでの進化の予測図。
http://www.astroarts.co.jp/news/2015/03/27agn/attachments/agn.jpg

・注:「放射圧」 可視光やX線などの電磁波が物を押す圧力。太陽系天体の軌道をわずかに変化させる太陽光圧も、
放射圧の一種。


ISAS | 超巨大ブラックホールが引き起こす銀河スケールの物質流出 / トピックス
http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2015/0327.shtml

Black hole winds pull the plug on star formation / Herschel / Space Science / Our Activities / ESA
http://www.esa.int/Our_Activities/Space_Science/Herschel/Black_hole_winds_pull_the_plug_on_star_formation

Wind from the black-hole accretion disk driving a molecular outflow in an active galaxy : Nature : Nature Publishing Group
http://www.nature.com/nature/journal/v519/n7544/full/nature14261.html

6:30 午前  
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【宇宙】銀河団衝突でも、ダークマター同士はすり抜ける - ハッブル、チャンドラ観測©2ch.net
1 :Mogtan ★@転載は禁止 ©2ch.net:2015/03/31(火) 23:34:14.88 ID:???
掲載日:2015年3月30日
http://www.astroarts.co.jp/news/2015/03/30darkmatter/index-j.shtml

 スイス・ローザンヌ連邦工科大学のDavid Harveyさんらは、ハッブル宇宙望遠鏡とX線天文衛星「チャンドラ」の
観測をもとに、銀河団同士の衝突現場72箇所における銀河、高温の銀河間ガス、ダークマター(正体不明の重力源)の
分布を調べた。その結果、ダークマターは銀河と離れずに分布していることがわかった。

 これまでの研究で、銀河団同士が衝突するとガスはぶつかって動きを妨げあう一方で、銀河そのものはあまり
影響を受けずにそのまま進むことがわかっている。今回の結果から判断すると、銀河同様にダークマター同士も
あまりぶつからないということになる。

今回の研究対象となった銀河団同士の衝突現場。ぶつかって動きを妨げあう高温ガス(ピンク)とダークマター(青)が
分離しているようすから、ダークマターはあまり衝突の影響を受けていないことがわかった。(提供:NASA, ESA, STScI, and CXC)
http://www.astroarts.co.jp/news/2015/03/30darkmatter/attachments/galaxy_cluster.jpg

 ダークマター同士の相互作用が弱いという研究結果は「弾丸銀河団」の観測からも得られていたが、
(参照:「ふるいにかけられたダークマター」http://www.astroarts.co.jp/news/2006/08/29dark_matter/index-j.shtml)
多数の銀河の観測から同じ結果が得られたことでその確実性が増した。

 さらに今回の測定結果は、ダークマター同士の相互作用が従来考えられていたよりももっと弱いということを
示唆している。さまざまな説があるダークマターの正体をつきとめる、有力な手がかりとして期待される。


HubbleSite - NewsCenter - Hubble and Chandra Discover Dark Matter Is Not as Sticky as Once Thought (03/26/2015) - The Full Story
http://hubblesite.org/newscenter/archive/releases/2015/10/full/

The nongravitational interactions of dark matter in colliding galaxy clusters
http://www.sciencemag.org/content/347/6229/1462

7:25 午前  
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【天体物理】大量に見つかった原始銀河団の候補 - ハーシェル、プランク観測©2ch.net
1 :Mogtan ★@転載は禁止 ©2ch.net:2015/04/04(土) 00:29:01.11 ID:???
掲載日:2015年4月3日
http://www.astroarts.co.jp/news/2015/04/03proto_cluster/index-j.shtml

 ビッグバンから138億年経った現在の宇宙では、大半の銀河は数百、数千個の集団で存在している。
宇宙がまだずっと若かったころ、こうした銀河団のような巨大な構造はどのようにして作られ、
進化してきたのだろうか。

 欧州の赤外線天文衛星「ハーシェル」と宇宙背景放射観測衛星「プランク」の観測によって、宇宙が30億歳
だったころの天体が複数発見された。これらは、私たちの銀河の近傍にある、つまり現代に近い銀河団の、
前身と言えそうな天体だ。

プランクによるサブミリ波全天マップ(中央)と、見つかった原始銀河団候補(周囲)。輪郭線は銀河密度を示す。
(提供:ESA and the Planck Collaboration/ H. Dole, D. Guery & G. Hurier,IAS/University Paris-Sud/CNRS/CNES)
http://www.astroarts.co.jp/news/2015/04/03proto_cluster/attachments/candidates_full.jpg

 プランクは遠赤外線や電波までの9種の波長で全天を観測し、天の川銀河や他の銀河からの放射を調べた。
これらはビッグバンの痕跡である宇宙マイクロ波背景放射(CMB)観測の際にノイズとなるもので、プランクの
本来の目的からすると「差し引く」べきデータだが、その中から初期宇宙のものとみられる234の天体が見つかった。

 ハーシェルが遠赤外線からサブミリ波の範囲でさらに詳しく観測したところ、これらの天体のほとんどは、
初期宇宙の若い銀河の集まりとみられるものだった。それぞれの銀河では、ガスや塵を材料に太陽の
数百~1500個分に相当する星々が生み出されている。私たちの天の川銀河で1年に新たに生まれる星が
太陽1個分なのと比べると、驚異的なペースだ。

 発見された天体の多くはまだ年齢と光度が決定されていないが、現在の宇宙にある成熟した銀河団の前身、
「原始銀河団」の最有力候補と言えるだろう。


Herschel and Planck find missing clue to galaxy cluster formation / Space Science / Our Activities / ESA
http://www.esa.int/Our_Activities/Space_Science/Herschel_and_Planck_find_missing_clue_to_galaxy_cluster_formation

Planck intermediate results. XXVII. High-redshift infrared galaxy overdensity candidates and lensed sources discovered
by Planck and confirmed by Herschel-SPIRE | Astronomy & Astrophysics (A&A)
http://www.aanda.org/component/article/?access=doi&doi=10.1051/0004-6361/201424790

12:03 午前  
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【宇宙開発/技術】ここがすごい!ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 宇宙の過去を探る史上最強のタイムマシンにもなる“ハッブルの妹” [転載禁止]©2ch.net
1 :もろ禿 ◆SHINE.1vOk もろ禿HINE! ★@転載は禁止:2015/04/30(木) 18:02:52.74 ID:???
ここがすごい!ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042800075/


http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042800075/ph_thumb.jpg
ウェッブ宇宙望遠鏡の主鏡を構成する六角形セグメント。主鏡は合計18枚のベリリウム製セグメントから成り、赤外線を反射しやすいように24金でコーティングされる。(PHOTOGRAPH BY NASA/
MSFC/DAVID HIGGINBOTHAM)
https://www.youtube.com/embed/H5MwOCgzQ6M
ハッブルの写真で星の旅へ。数千個の星が集まるWesterlund2と、周囲に広がる星雲であるガム29の中をゆく。ハッブルで撮影した写真を使って制作。Video: NASA, ESA, G. Bacon, L. Frattare,
Z. Levay, and F. Summers (Viz3D Team, STScI), and J. Anderson (STScI)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042800075/02.jpg
ウェッブに採用される新技術のひとつ、マイクロシャッタアレイ。数千個の小さなシャッタにより、1つの分光器で100以上の天体を同時に観測できる。(PHOTOGRAPH BY CHRIS GUNN, NASA
GODDARD)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042800075/03.jpg
NASAゴダード宇宙飛行センターの巨大なクリーンルームで、2枚の試験用セグメントを検査する光学エンジニア。(PHOTOGRAPH BY CHRIS GUNN, NASA)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042800075/04.jpg
膜のような形の巨大サンシールド。これを5層に重ねたシールドで、ウェッブを太陽、地球、月から守り、冷たい状態を保つ。飛行中、最初に配備されるパーツのひとつ。(PHOTOGRAPH BY
NORTHROP GRUMMAN AEROSPACE SYSTEMS)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042800075/05.jpg
ノースロップ・グラマンという請負業者が、ウェッブ建設の大半を担当する。先ごろ、サンシールドの大規模実験を終えたばかり。5枚の断熱膜を用いた巨大サンシールドは、SPF100万の日焼け止めと
同等の性能を持つ。(PHOTOGRAPH BY ALEX EVERS, NORTHROP GRUMMAN)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042800075/06.jpg
打ち上げ前に、ゴダード宇宙飛行センターの巨大な低温チャンバーでウェッブの各部品の試験が行われる。打ち上げ後の修理は不可能だ。(PHOTOGRAPH BY CHRIS GUNN, NASA)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042800075/07.jpg
ウェッブは、これまでの計器よりも過去にさかのぼることができる。宇宙の初期に誕生した星や銀河の観測、形成過程にある星や銀河の観測、太陽以外の恒星を回る惑星の調査、太陽系の
監視などが可能だ。(ILLUSTRATION BY NORTHROP GRUMMAN)


 25年前の4月24日、史上最大で最高のハッブル宇宙望遠鏡は、スペースシャトル・ディスカバリーによって地球低軌道に打ち上げられた。時をさかのぼり、宇宙の秘密を解明することが目的だった。

 しかし、計画に20年もの歳月と15億ドルを費やしたハッブルが最初に送ってきた画像は、何ともひどいものだった。完ぺきな精度で作られたはずの集光ミラーに不具合があったのだ。

 3年後、次のシャトルが修理に向かった。その後ハッブルは世界クラスの革新的な観測結果を送るようになり、壮大な画像に多くの地球人が魅了された。

 今でも現役のハッブルだが、永遠に宇宙を覗き続けることはできない。もうすぐ、ハッブルよりも大きい巨大望遠鏡が打ち上げられようとしている。

「これから、あらゆる種類の新発見が待っています。これにより、天文学の世界に再び変化が訪れるでしょう」と述べるのは、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のプロジェクトサイエンティストを務める
宇宙望遠鏡科学研究所のジェイソン・カリライ氏だ。

2 :もろ禿HINE! ★@転載は禁止:2015/04/30(木) 18:03:15.96 ID:???
姉をしのぐ妹

 ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、宇宙ベースの汎用天文台という意味では、ハッブルの後継にあたる。しかし、多くの関係者は2機を姉妹と考えている。短期間でもいいので2機を同時に運用し、
姉妹の目で同じ天体を観測することを望んでいるのだ。

 2018年に打ち上げが予定されているウェッブは、その赤外線カメラにより、宇宙誕生からわずか2億年後の光を集めることができる。宇宙誕生2億年といえば、初期の恒星や銀河が形つくられつつ
あった時代だ。また、太陽を含む恒星を回る惑星の調査も行う。これらのすべてを、地球から100万マイルの高見から行うのがハッブルとは異なるところだ。

 アポロ計画で重要な役割を果たしたNASAの長官にちなんで名づけられたジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、口径6.5mもの鏡を持つ(ハッブルは2.4m)。六角形のベリリウム製セグメント18枚からなる
反射鏡は、昆虫の複眼を彷彿させる。目的地までの2カ月の旅の間、すべてのユニットは折りたたまれた状態で運ばれる。それが展開する様子は、ハイテクな宇宙の折り紙とでも言おうか。

 ただし、計画にリスクがないわけではない。宇宙ステーションなどが太陽と地球に対してずっと同じ位置関係を保てる場所は5つあるが、ウェッブはその1つであるラグランジュ点L2を目指す。そこは地球から
100万マイルも離れているため、不具合が発生してもレスキューできる望みはない。


新たな光

 ウェッブは絶対50度を下回る温度に保たれるため、ハッブルとは異なる光の観測が可能になる。ハッブルは紫外線と可視光の観測に長けているが、ウェッブは赤外線を観測する。赤外線は
可視光よりも波長が長く、宇宙を見るより大きな窓となってくれる。

 ゴダード宇宙飛行センターでウェッブのシニアプロジェクトサイエンティストを務めるジョン・メイザー氏によると、塵微粒子のせいで私たちの目には見えない生まれたての星や惑星も、ウェッブの目から
逃れることはできないという。「ウェッブを使えば、不透明な雲の向こうにある、形成過程にある星の姿を見られます」

 それに、赤外線を使えば過去にさかのぼることもできる。膨張する宇宙では、何10億光年の距離を伝播するうちに光の波長が伸び、可視光はやがて見える範囲から外れて赤外線になる。その
赤外線を捕らえることができるウェッブは、史上最強のタイムマシンになれるのだ。

 ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのロバート・カーシュナー氏は「(ウェッブは)未知を探求するためのツールです」と述べている。


想像を越えて

 ウェッブが観測するものは、ある程度は予測可能だ。形成過程にある星、太陽以外の恒星を回る惑星のほか、初期の星や銀河の様子を見ることができるだろう。ただしその様子は、暗闇の中の
染みのようにしか見えないとメイザー氏は言う。「心の目で見なければ、あまり美しいものではないでしょう」

 しかし、驚きに満ちた発見もたくさんあるはずだ。「私たちの想像力は、観測結果を超えるほど強力ではありません。行って、見てみなければ」とカーシュナー氏。

 カーシュナー氏らは、ウェッブがハッブルほど人々を魅了するかどうかについては疑念を抱いている。結局、宇宙の果てに何が隠されているかは誰にもわからない。そこは物質とエネルギーが私たちの
想像を超える形で存在する場所なのだ。

「宇宙は、本当に、本当に大きい。それは、私たちの想像の範囲や、私たちが持つ計器の能力を超えることがしばしばです。でも、私たちはついに追いつこうとしています」とシカゴ大学の宇宙学者
マイケル・ターナー氏は言う。

「天文学者にとって、最もエキサイティングな時代がやってきます。私たちが解明したいのは、非常に多様かつ基本的な問題です。地球外生命は存在するのか? 宇宙は何からできているのか? 
宇宙の膨張はなぜ加速しているのか? その運命はどうなるのか?」


文=Nadia Drake/訳=堀込泰三

6:18 午前  
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2015年5月10日の放送|NHK「サイエンスZERO」
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp504.html
5月16日(土) [Eテレ] 昼0時30分~
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※NHKサイトを離れます



ハッブル宇宙望遠鏡が撮影してきた数々の天体の中で、最も美しいとされるのが「バタフライ星雲」「らせん星雲」などの「惑星状星雲」。実は、太陽くらいの恒星が最期に見せる姿だ。太陽は数十億年後、いまの200倍くらいの大きさに膨らんだあと、急激に縮小し今の200分の1程度大きさになるとされる。このダイナミックな変化を経て、この美しい星雲が現れるという。どのようなメカニズムで形成されるのか、徹底的に解説する。
美星天文台 台長 綾仁一哉さん


惑星状星雲は、紫外線によって水素や酸素のガスが光る星雲。分光すると普通の恒星とは全く違うデータを示す。
どのようにして惑星状星雲が形成されるのか


太陽ほどの質量の星では、一生の最後に噴出する大量のガスが惑星状星雲となる。
質量の大きな星の最期は超新星爆発となる


核融合の結果、中心核に蓄積した大量の鉄が光子で分解されると、超新星爆発を起こす。
太陽はどのような最期を迎えるのか


地球は太陽に飲み込まれるのか?そして太陽はどのような惑星状星雲になるのか?


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山村 一誠 (JAXA宇宙科学研究所 准教授)
キーワード

8:27 午前  
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NHKドキュメンタリー - 地球ドラマチック「ハッブル宇宙望遠鏡~宇宙の謎に迫る 25年の軌跡~」
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/183/2340412/index.html


番組内容


「宇宙への窓」ハッブル宇宙望遠鏡は、星の誕生の過程やブラックホールの活動の証拠を鮮やかな画像でとらえてきた。また、宇宙の始まりが137億年前であることや宇宙の膨張が加速していることなど数々の新事実を裏付けてもきた。だが、打ち上げ当初は鮮明な画像が得られず、世紀の大失敗とやゆされた。命がけのミッションによる補修など25年にわたる歩みとそれを支えてきた人々の取り組みを紹介する。(2015年アメリカ)

出演者ほか

【語り】渡辺徹

チャンネル

初回放送:2015年10月17日(土)午後7時00分
再放送:2015年10月26日(月)午前0時00分

8:14 午前  
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【銀河天文学】130億年以上前の超古い銀河、見つかる [無断転載禁止]©2ch.net
1 :
もろ禿HINE! ★@転載は禁止
2015/12/12(土) 17:07:31.32 ID:CAP_USER
130億年以上前の超古い銀河、見つかる (sorae.jp) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151212-00010000-sorae_jp-sctch


宇宙はその大きさもさることながら、時間の単位もすさまじい。例えば、宇宙は生まれてから約138億年経っているとされています。138億年なんて、自分の寿命を何百倍にしても想像の
つかない長さですよね。そして、その宇宙の寿命に匹敵するような「超古い銀河」が発見されました。
上画像の四角い箱に中でかすかに赤く光っているのが、今回発見された銀河「Tayna」です。Taynaは私達の宇宙が生まれてから約4億年後より存在していたことが判明しています。
つまり、Taynaは少なくとも130億歳以上、おそらく134億歳前後のものっすごい古い銀河なんです。
この銀河を発見したのは、ハッブル宇宙望遠鏡とスピッツァー宇宙望遠鏡。Taynaは地球から40億光年離れたMACS J0416.1-2403という銀河団から発見されました。その大きさは
おそらく天の川銀河にある大マゼラン雲と同じ大きさですが、観測時点では最大で10倍の星を保有しているようです。
このような古い銀河の発見は、宇宙がどのようにして成り立ったのかを学ぶのに役立ちます。現在ハッブル宇宙望遠鏡に変わるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が建造中ですが、そちらでも
やはり宇宙の始まりの秘密が解明されることが期待されています。

2:18 午前  
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ハッブル分類
ハッブルの音叉図
Hubble sequence photo.png

ハッブル分類(ハッブルぶんるい)は、銀河をその形態によって分類する方法。エドウィン・ハッブルが1926年に提唱した。

大きく分けると楕円銀河、レンズ状銀河、渦巻銀河、棒渦巻銀河と、どれにも当てはまらない不規則銀河がある。


     渦巻銀河

楕円銀河

     棒渦巻銀河(我々の銀河はこちらという説が有力になった)

2:22 午前  
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【天文学】海王星外にて700年の公転周期を持つ準惑星「2015 RR245」発見 [無断転載禁止]©2ch.net

1 : もろ禿HINE! ★@無断転載は禁止2016/07/12(火) 12:05:23.01 ID:CAP_USER
海王星外にて700年の公転周期を持つ準惑星「2015 RR245」発見 (sorae.jp) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160712-00010000-sorae_jp-sctch
http://amd.c.yimg.jp/amd/20160712-00010000-sorae_jp-000-1-view.jpg


太陽を公転する天体には我らが地球のような惑星だけでなく、冥王星などが含まれる「準惑星」というグループがあります。そしてカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡による観測の結果、あらたに非常に大きな公転軌道で太陽を周る準惑星「2015 RR245」という天体が発見されました。。
 
この2015 RR245は、海王星の外側をドーナッツのように取り囲む天体の集まり「エッジワース・カイパーベルト」より発見されました。天体の発見自体は今年の2月に、冥王星の外側を観測/調査する太陽系圏外観測の中で行われたものです。
 
2015 RR245の大きさは現時点ではわかっていません。しかし、その横幅は約700kmほどではないかと推測されています。そしてこの推測が正しければ、2015 RR245はエッジワース・カイパーベルトで18番目に大きな天体となるはずです。さらにこの天体について、ビクトリア大学のMichele Bannister氏は「2015 RR245は小さくて輝いているかもしれないし、大きくてくらい天体かもしれない」として、さらなる調査を予定しています。
 
この2015 RR245は700年という非常に大きな公転周期を持っています。これは冥王星の公転周期(約247年)よりもずっと大きなものです。同準惑星が太陽に一番近づくポイントは34天文距離(太陽から地球までの距離)。そして、一番離れると120天文距離まで遠ざかります。なお、次に2015 RR245が太陽に一番近づくのは2096年になるそうです。
2 : 名無しのひみつ@無断転載は禁止2016/07/12(火) 12:12:16.24 ID:q+1Cfjb0
準惑星がどんどん増えてきたな。

2:59 午前  
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【天文学】まるで宇宙の編み物。120万個分の「銀河の地図」が公開 [無断転載禁止]©2ch.net

1 : もろ禿HINE! ★@無断転載は禁止2016/07/19(火) 18:02:00.34 ID:CAP_USER
まるで宇宙の編み物。120万個分の「銀河の地図」が公開 (sorae.jp) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160719-00010001-sorae_jp-sctch
http://amd.c.yimg.jp/amd/20160719-00010001-sorae_jp-000-1-view.jpg


上の砂が集まったようなフェルトの生地のような不思議な画像、これは6500億立方光年の空間に存在する銀河の集まりを表した3D天体地図なんです。赤や黄色、オレンジや紫のドットそれぞれが星ではなく120万個の銀河を示していると思うと、この地図の示している宇宙の広さがわかると思います。
 
6500億立方光年と聞いてもその大きさはまったく思い浮かびませんが、これは現在知られている宇宙の4分の1しか示していません。観測に用いられたのは、また光学望遠鏡によって宇宙の地図を作るスローン・デジタル・スカイサーベイのBOSSプロジェクトです。
 
なお、地図では紫が地球から遠い銀河、黄色が近い銀河を示しています。これらのデータを知ることにより、科学者は銀河の相対的な運動を観測し、お互いが離れる移動速度を知ることができるのです。
 
そもそも私達の銀河の他にも銀河があることや、それらの銀河が我々から遠ざかっていることが判明したのはエドウィン・ハッブル氏の1929年の観測からでした。ハッブルは遠い天体から発せられる電波が赤方偏移(スペクトルが赤い方にずれること)することから宇宙が膨張していることを実証し、さらにこの説はビッグバン理論にも結びつきます。
 
さらに1998年には我々の宇宙の膨張スピードが加速しているとの仮説が発表され、その膨張にはダークエナジーが関与していると予想されています。そして、今回の天体地図の作成は宇宙の膨張やダークエナジーの研究に貢献することが期待されているのです。

6:49 午前  
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【銀河天文学】太陽系含む銀河系の「腕」、4倍も大きかった 銀河系の3次元構造で重要な発見、精緻な3D地図の製作で一歩前進 [無断転載禁止]©2ch.net

1 : もろ禿HINE! ★@無断転載は禁止2016/10/05(水) 07:49:43.51 ID:CAP_USER
太陽系含む銀河系の「腕」、4倍も大きかった | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/100400375/


 銀河系のうち、太陽系を含む「腕」の部分が従来考えられていたより4倍も大きかったことが明らかになった。

 オンライン科学誌「Science Advances」に9月28日付けで発表された論文によると、私たちの周りの星、ガス、塵が集まる領域は2万光年の長さを持つ。ローカル腕やオリオンスパー(弧)、またはオリオン・はくちょう腕などと呼ばれる部分だ。

 つまり銀河系は、かつて科学者が考えていたよりも対称性が少し高く、規則正しい形をしていると、論文の共著者の1人で米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのマーク・J・レイド氏は言う。銀河の構造に詳しくなったところで、重力や私たちに働くその他の力への理解までが変わるわけでないが、今後、銀河系の大規模な特徴をよく知る助けにはなるだろうとレイド氏は記している。(参考記事:「超精細な天の川画像、欧州の天文台が発表」)

 ローカル腕はそれでも、銀河系の主要な4つの腕と比べるとかなり短い。4つの腕は約8万光年にわたり中心から渦状に伸びている。銀河系の直径はおよそ10万光年とよく言われるが、レイド氏によると、最近の証拠を考慮すれば、星の密度が急激に減少する端の間の直径は7万光年程度だろうという。

「ローカル腕の距離を実際に測定してみて驚きました。近隣の腕にあると思っていた物質の多くが、実はローカル腕の一部だったのです」

 論文では、ローカル腕のピッチ角(銀河の円盤面に対する腕の角度)と星形成速度も、他の大きな腕に近いことも報告された(たて・ケンタウルス腕といて・りゅうこつ腕が2大腕である)。小さな弧の場合は、主要な腕を含めた円盤面と交差する方向に伸びる傾向がある。つまり、私たちの太陽系が含まれるローカル腕は、サイズこそ比較的小さいものの、弧より本当の腕に近い。(参考記事:「天の川見えない人口、欧州60%、北米80%」)

 銀河系には数十億(から数千億)の星のほか、たくさんのガスや塵が含まれる。私たちの銀河は(薄さわずか1000光年の)平らな円盤形をしており、全体的に見ると多くの銀河に比較的よく見られる渦状だ。

 太陽系は、銀河系の中心から縁までのおよそ4分の3のところに位置しているとレイド氏。太陽は約2億5000万年かけて銀河を1周する。

 ローカル腕の長さを測るため、5カ国の科学者からなる研究チームは、太平洋のハワイからカリブ海のバージン諸島まで、10カ所に広がる電波望遠鏡群「超長基線アレイ(VLBA)」で電波を観測した。これらの望遠鏡の調整はニューメキシコ州の基地から行った。(参考記事:「1300個、18倍の銀河を一度に発見、新電波望遠鏡」)

 同望遠鏡群は、銀河系の精密な3D地図をつくるという野心的なプロジェクトで使用するため、2010年に完成したものだ。(参考記事:「銀河系を含む新超銀河団「ラニアケア」」)

「銀河系の中にいる私たちは、その全容を見ることはかないません。人々が地球を外から眺めたいと思っていた500年前と同じような状況です。そこでこのプロジェクトでは、さまざまな地域の間の距離を測定することで、銀河系の性質をより深く理解することを目指しています」とレイド氏は述べている。データは銀河系の質量の見直しにも役立つだろう。

 ブラジル、ポルトアルグレにあるリオグランデドスール連邦大学のデニウソ・カマルゴ氏は、ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューに答え、新たな論文は「私たちの銀河へのより深い理解に貢献するでしょう」と述べた。カマルゴ氏はこの論文には関わっていない。(参考記事:「マゼラン雲と銀河のダンス」)

 5月には別の科学者らが、銀河系が予想よりもスリムで、わずか太陽の7000億倍の質量に過ぎないことを発表している。(参考記事:「銀河系の質量は太陽7000億個分、暗黒物質が約9割」)

5:42 午前  
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【宇宙】「重力もダークマターも存在しない」 オランダの物理学者が新理論を発表 ©2ch.net

1 :野良ハムスター ★ 転載ダメ©2ch.net:2016/11/14(月) 12:04:47.76 ID:CAP_USER9
オランダの物理学者エリック・ヴァーリンデ教授は、ダークマターの存在を仮定しなくても銀河の回転速度問題を説明できるとする新理論を発表した。ダークマター(暗黒物質)は、宇宙の大半の質量を占めながらもこれまでまったく観測されたことがない謎の物質。見えている天体だけでは説明がつかない天文学的現象を説明するために導入されたダークマターだが、ヴァーリンデ教授の理論が正しければ、そもそもそのような仮定をする必要がなかったことになる。

ヴァーリンデ教授は2010年、「重力は存在しない」という理論を発表して話題になった。その理論によれば、重力とは自然の基本的な力ではなく、見かけ上の現象に過ぎない。ミクロの粒子の運動によって熱という現象が現れると説明できるのと同じように、時空構造内に保存されている情報の変化によって現れる現象として重力を説明できる。この理論はエントロピック重力論と呼ばれている。

渦状銀河の外周部は、通常の天体の量によって説明できるよりも遥かに速い速度で回転していることが分かっている。従来の重力理論でこの現象を説明するためには、観測できないが存在している大量のダークマターを重力源として仮定する必要があった。ヴァーリンデ教授は今回、エントロピック重力理論を適用することで、銀河の回転速度を正確に説明できることを示した。

ヴァーリンデ教授「新しい重力理論が観測結果と一致するという証拠を得た。大きなスケールでは、重力はアインシュタインの理論予測のとおりには振舞っていないように見える」

ヴァーリンデ教授の理論の核には、トホーフトとサスキンドによって導入された「ホログラフィック原理」がある。ホログラフィック原理では、宇宙のすべての情報は、宇宙を取り巻く巨大な球体の表面に記述可能であるとした。一方、ヴァーリンデ教授はホログラフィック原理を修正し、宇宙の情報の一部は空間そのものの中に保存されるとする。この余分な情報の存在によって、ダークマターやダークエネルギーを説明できるという。

http://cdn.phys.org/newman/gfx/news/hires/2016/newtheoryofg.gif
http://phys.org/news/2016-11-theory-gravity-dark.html

7:41 午後  
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エドウィン・ハッブル - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/エドウィン・ハッブル

業績[ソースを編集]
系外銀河の存在の実証・分類[ソースを編集]
ハッブルがウィルソン山天文台職員となった1919年にはちょうど100インチ (2.5m) フッカー望遠鏡が完成している。これは当時世界最大の望遠鏡であった。1923年から1924年にかけてハッブルがこのフッカー望遠鏡で行なった観測によって、それまで小さな望遠鏡での観測から、我々の銀河系内の天体ではないかと考えられていた「星雲 (nebula)」と呼ばれるぼんやりした天体の中に、我々の銀河系の外にある銀河そのものが含まれていることがはっきりした。ハッブルはこの発見を1924年12月30日の論文で発表している。

ハッブルはまた、銀河をその組成や距離、形状、大きさ、光度などでグループ分けする分類法を考案した。この銀河の形態分類はハッブル分類と呼ばれて現在でも使われている。

ハッブルの法則[ソースを編集]

ハッブルが銀河の赤方偏移を測定し、宇宙膨張を発見したウィルソン山天文台の100インチフッカー望遠鏡
ハッブルは銀河の赤方偏移の発見者として一般に知られている[2]。1929年、ハッブルとミルトン・ヒューメイソンは、銀河の中にあるセファイド変光星を観測し、セファイド変光星の明るさと変光周期の関係を使って、銀河の赤方偏移と距離の間の経験則を定式化した。これは、赤方偏移を後退速度の尺度と考えれば、2つの銀河の間の距離が大きくなるほど、互いに離れる相対速度も距離に比例して大きくなるというもので、今日ハッブルの法則として知られているものである。ただし、ハッブルは複数あるセファイド変光星の型を区別していなかったため、ハッブル定数としては、今日知られている値の約7倍の500km/s/Mpcという値を算出している。

これとは別に、一様等方の宇宙についてのアルベルト・アインシュタインの一般相対性理論の方程式からアレクサンドル・フリードマンが導き出した宇宙モデルには、膨張する宇宙が含まれていた。ハッブルの発見は、このモデルを実証したものでもある。

5:35 午前  
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31日周期
セファイド発見 1923年
アンドロメダ
https://ja.wikipedia.org/wiki/エドウィン・ハッブル
系外銀河の存在の実証・分類[ソースを編集]
ハッブルがウィルソン山天文台職員となった1919年にはちょうど100インチ (2.5m) フッカー望遠鏡が完成している。これは当時世界最大の望遠鏡であった。1923年から1924年にかけてハッブルがこのフッカー望遠鏡で行なった観測によって、それまで小さな望遠鏡での観測から、我々の銀河系内の天体ではないかと考えられていた「星雲 (nebula)」と呼ばれるぼんやりした天体の中に、我々の銀河系の外にある銀河そのものが含まれていることがはっきりした。ハッブルはこの発見を1924年12月30日の論文で発表している。

ハッブルはまた、銀河をその組成や距離、形状、大きさ、光度などでグループ分けする分類法を考案した。この銀河の形態分類はハッブル分類と呼ばれて現在でも使われている。

ハッブルの法則[ソースを編集]

ハッブルが銀河の赤方偏移を測定し、宇宙膨張を発見したウィルソン山天文台の100インチフッカー望遠鏡
ハッブルは銀河の赤方偏移の発見者として一般に知られている[2]。

1929年、ハッブルとミルトン・ヒューメイソンは、銀河の中にあるセファイド変光星を観測し、セファイド変光星の明るさと変光周期の関係を使って、銀河の赤方偏移と距離の間の経験則を定式化した。これは、赤方偏移を後退速度の尺度と考えれば、2つの銀河の間の距離が大きくなるほど、互いに離れる相対速度も距離に比例して大きくなるというもので、今日ハッブルの法則として知られているものである。ただし、ハッブルは複数あるセファイド変光星の型を区別していなかったため、ハッブル定数としては、今日知られている値の約7倍の500km/s/Mpcという値を算出している。

これとは別に、一様等方の宇宙についてのアルベルト・アインシュタインの一般相対性理論の方程式からアレクサンドル・フリードマンが導き出した宇宙モデルには、膨張する宇宙が含まれていた。ハッブルの発見は、このモデルを実証したものでもある。

この発見は後にビッグバン理論につながることになる。

その他の発見[ソースを編集]
ハッブルは1935年8月30日に小惑星 (1373) シンシナティを発見している。また、この頃、The Observational Approach to Cosmology 及び The Realm of the Nebulae という著書を執筆している。

5:36 午前  
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コズミック フロント☆NEXT「宇宙の革命児!エドウィン・ハッブルの真実」[字] ウェブ検索
11/24 (木) 22:00 ~ 23:00 (60分) この時間帯の番組表
NHK BSプレミアム(Ch.3)
ドキュメンタリー/教養 - 宇宙・科学・医学 , 情報/ワイドショー - その他 , 趣味/教育 - コンピュータ・TVゲーム
番組概要
神秘的な宇宙の姿を映すハッブル宇宙望遠鏡の名前の由来となったエドウィン・ハッブル。20世紀最も偉大な天文学者と呼ばれるハッブルの波乱万丈の人生と研究成果に迫る。
番組詳細
神秘的な宇宙の姿を映し出すハッブル宇宙望遠鏡。その名の由来となった天文学者エドウィン・ハッブルの知られざる生涯と研究に迫る。宇宙に無数の銀河が存在し、膨張していることを発見したハッブル。当時の人々の宇宙観を根底から覆し、20世紀最も偉大な天文学者と称賛される。しかし、その人生は波乱万丈。大学での専攻は法律、学会ではトラブルメーカー。長く非公開とされてきた資料を元にハッブルの足跡と情熱に迫る。

【語り】萩原聖人,中條誠子,【声】河本邦弘,宗矢樹頼,樫井笙人,松岡洋子,千田光男,石井未紗,植竹香菜

5:37 午前  
Blogger yoji said...

ハッブル  銀河の世界
ハッブル
戎崎 俊一 訳
■青941-1
■体裁=文庫判・並製・カバー・420頁
■品切
■1999年8月18日
■ISBN4-00-339411-9
アメリカの天文学者ハッブル(1889-1953)が一般向けに行なった講座をもとにまとめた,現代宇宙観の典拠とも言える著作.単位などの基礎的事項から銀河の分類,性質,分布,後にハッブルの法則と呼ばれる,銀河までの距離とその後退速度との関係について述べられている.ウィルソン山天文台の巨大望遠鏡で撮影の写真を多数収録.

5:41 午前  
Blogger yoji said...

【訃報】天文学者のベラ・ルービン氏死去 「暗黒物質」研究に貢献©2ch.net

1 : 白夜φ ★@無断転載は禁止 ©2ch.net2016/12/30(金) 01:37:51.66 ID:CAP_USER
天文学者のベラ・ルービン氏死去 「暗黒物質」研究に貢献

【ニューヨーク共同】光や電波では観測できない正体不明の「暗黒物質」が存在することを示す重要な手掛かりを観測した女性の米天文学者ベラ・ルービン氏が25日、老衰のため死去した。88歳だった。
AP通信が26日、家族の話として伝えた。
 
ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。少女時代から天体観測が好きで、天体望遠鏡を自作した。
コーネル大やジョージタウン大で天文学を学び、カーネギー研究所などで研究した。
 
1970年代、銀河の周辺部にある星の観測により、星は銀河の中心からの距離に関わりなくほぼ同じ速度で回転していることを突き止めた。
93年に米国家科学賞を受賞。

▽引用元:共同通信 2016/12/27 10:18
https://this.kiji.is/186287252906411508
2 : 名無しのひみつ@無断転載は禁止2016/12/30(金) 01:42:53.09 ID:Aey1J58U
【宇宙】「重力もダークマターも存在しない」 オランダの物理学者が新理論を発表
http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1479092687/

暗黒物質(ダークマター)は存在しなかった。重力は見かけの現象に過ぎなかった。
http://hanabi.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1482393213/

8:34 午前  
Blogger yoji said...

2016/12/31(土) 17:36:41.56 ID:UlHyHSiA
>>22
> ノーベル賞級の大発見だったと思う

正確には大発見に見えたかも知れないね
Verlindeのエントロピック重力理論がダークマターを導入せずとも銀河の回転問題が説明可能だと示し
更に従来はダークマターを導入して説明していた(同時に、逆にそれでダークマターの分布を計算で出すのに活用していた)
重力レンズ効果などもダークマター無しのVerlindeの重力理論による計算と定量的に合致するという論文が出た時期に
ダークマターの存在の重要な根拠を与えた(と思われた)銀河の回転問題を発見したヴェラ・ルービン博士が逝去したというのは
実に象徴的だね(彼女の訃報がこのタイミングで届いたとは、まるでダークマターを基にする理論そのものの訃報を聴いたように思える)
28 : 名無しのひみつ@無断転載は禁止2017/01/01(日) 01:11:55.01 ID:eGs3PYeF
>>27
でもこの人がやった一番大事なことは銀河の回転問題を発見したことであって、
暗黒物質でそれを説明したことではない気がする。
だから、そういった意味でこの人の発見はノーベル賞に値するレベルだと思う。
マイケルソン・モーリーの実験みたいな感じで(マイケルソンはノーベル賞を取ってる)。

8:36 午前  
Blogger yoji said...

【科学】全宇宙の実に68%は科学者の頭の中にしか存在しなかった!シミュレーションで判明 物理学界に激震 [無断転載禁止]©2ch.net

1 :ニライカナイφ ★:2017/04/04(火) 22:33:26.22 ID:CAP_USER9
【ガチ】「全宇宙の68%が存在しない可能性」シミュレーションで判明! 物理学界に激震中!!

20年にわたり科学者を悩ませてきた謎の「暗黒エネルギー」がやはり存在しなかった可能性が浮上、
全宇宙の実に68%は科学者の頭の中にしか存在しなかったかもしれない、という驚きの研究結果が明らかになった!

■ダークエネルギー(暗黒エネルギー)とは?

ご存知のように、宇宙はビッグバン以来、膨張し続けていると言われている。
誰もが当たり前のように受け入れている“事実”だが、これは極めて奇妙な現象なのだ。

というのも、時空は重力によって内側に引っ張られているにもかかわらず、宇宙全体の膨張速度は加速度的に上昇しているからだ。
普通に考えれば、重力によって時空が収縮するはずであるから、膨張速度は減速していくべきなのに、だ。

この常識外れの事態をなんとか解釈しようと導入されたのが謎に満ちた「ダークエネルギー(暗黒エネルギー)」である。
ダークエネルギーは時空を押し広げる負の圧力、つまり斥力を持っており、これが宇宙空間を膨張させ続けていると科学者はこれまで納得してきた。
しかし、宇宙空間の約70%をも占めるというダークエネルギーは想像上のエネルギーに過ぎず、未だダークエネルギーそのものは発見されていない。

世界中の科学者はその存在を信じ、これまで発見に力を注いできたわけだが、最新のコンピュータシミュレーションで「宇宙の68%を占めるはずのダークエネルギーは存在しない」ことが遂に明らかになった。
どうやら宇宙は科学者の頭の中でグロテスクなまでに肥大してしまっていたようだ。

■革命的な「ダークエネルギー不要説」

天才ジョン・フォン・ノイマンやゲーム理論でノーベル経済学賞を受賞したジョン・ハーサニを輩出したことで知られるハンガリーの名門エトヴェシュ・ロラーンド大学の研究者らが、宇宙の膨張はダークエネルギー無しでも説明できるとの研究結果を「英王立天文学会(Royal Astronomical Society)」の月報で発表、同学会のニュース(3月30日付)が「物理学研究の方向性に大きなインパクトを与える成果」として報じている。
「宇宙の膨張を記述するアインシュタインの一般相対性理論は数学的に複雑すぎるため、ここ100年の間、宇宙の構造が及ぼす効果を十分に説明できる解決案が見つかりませんでした」(Laszlo Dobos博士)

Dobos氏らが考案した「Avera Model」では、宇宙の成立をシミュレートするにあたり、物質の初期における凝集と大規模構造の形成を考慮に入れた結果、ダークエネルギーを省いたところで、膨張速度は現行の観測データと変わらなかったという。
また、宇宙はこれまで均等に膨張してきたと思われていたが、異なる部分で異なる膨張スピードを持つことも判明したそうだ。

今回の研究では「ダークマター(暗黒物質)」は省かれていないようだが、以前トカナで報じたように、オランダ・ライデン大学の研究チームは、ダークマターもダークエネルギーも存在しないとする「ヴァーリンデの重力仮説」を実証している。
あちらを立てればこちらが立たず、宇宙の謎は深まるばかりだが、少なくともアインシュタイン以来の物理学理論が部分的な機能不全に陥っていることは間違いないだろう。
アインシュタインを超える天才が出現するには調度良い頃合いだ。

http://tocana.jp/2017/04/post_12815_entry.html
http://tocana.jp/2017/04/post_12815_entry_2.html

8:35 午前  
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【宇宙】宇宙起源の謎語る ノーベル物理学賞・小林氏が講演 帯広©2ch.net

1 : カイキニッショク ◆Q.7YV6dKqY カイキニッショク ★@無断転載は禁止 ©2ch.net2017/04/13(木) 23:30:51.74 ID:CAP_USER
宇宙起源の謎語る ノーベル物理学賞・小林氏が講演 帯広

2017年4月11日 13時49分

 ノーベル物理学賞受賞者の小林誠氏(高エネルギー加速器研究機構特別栄誉教授)を招いた帯広畜産大学の「リベラルアーツ講演会」が10日、
帯広市民文化ホール・大ホールで開かれた。小林氏は素粒子物理学の魅力や宇宙の起源の謎などを語った。

 帯広市、十勝毎日新聞社、市文化スポーツ振興財団の共催。講演会は学問へのモチベーションや幅広い教養(リベラルアーツ)を身に付けてもらおうと、
同大新入学生を主な対象に初開催。地域住民らを含め約1300人が参加した。

 小林氏は、物質を構成する粒子には、対応する反粒子(反物質)が存在すると説明。ただ、反粒子は粒子と出合うと対消滅し、天然には存在しない。
粒子と反粒子の本質は同じ(CP対称)と考えられていたが、1964年に対称性の破れが見つかった。

 小林氏はCP対称性の破れの仕組みを説明するため、73年に発表した「小林・益川理論」で当時3種類しか発見されていなかった
素粒子「クォーク」が6種類ある可能性を主張した。この主張は正しいことが証明され、2008年にノーベル賞を受賞した。

 さらに、宇宙が誕生した当時は粒子と反粒子が共存していたが、対消滅が進み、残った粒子だけで物質が構成されたと指摘。
宇宙進化の過程で反物質が消滅した理由は謎で、「未知のCP対称性の破れのメカニズムが存在する。素粒子研究の大きな課題」と述べた。
学生に対しては、「大学の専門分野は、勉強するべきことがほぼ無限にある」と呼び掛けた。

 同大の奥田潔学長は「知的好奇心を高揚し、教養の大切さを再認識する機会になれば」と期待していた。
http://www.tokachi.co.jp/news/201704/20170411-0026308.php

2:11 午前  
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【宇宙】宇宙の加速膨張は「プランクスケールでの時空の伸び縮み」の蓄積か ©2ch.net

1 : おちんちんマン ★@無断転載は禁止 ©2ch.net2017/05/25(木) 16:15:07.22 ID:CAP_USER>>9
カナダのブリティッシュコロンビア大学(UBC)の物理学者チームは、宇宙の加速膨張を説明する新しい理論を発表した。その理論によると、極微小な領域でみたときの時空間は静的なものではなく、それ自体がゆらぎながら伸び縮みを繰り返している。

このとき、時空が伸張する方向の変化のほうが、収縮方向の変化よりもわずかに勝っているため、その差が積み重なって巨視的な宇宙の加速膨張につながるという。この理論には、宇宙定数に関する未解決の問題を解決できるメリットがあると研究チームは主張している。研究論文は、素粒子・宇宙論分野の専門誌「Physical Review D」に掲載された。

ハッブル宇宙望遠鏡によるIa型超新星爆発などの観測データから、現在の宇宙は加速度的に膨張を続けていると考えられている。しかし、宇宙の加速膨張を駆動しているはずの斥力が何に由来するのかという説明はついておらず、その力は、正体不明のエネルギーとして「ダークエネルギー」と呼ばれている。プランク衛星による宇宙マイクロ波背景放射(CMB)観測データからは、ダークエネルギーは、宇宙の全物質・全エネルギーの約68%を占めると示唆されている。

ダークエネルギーの正体をめぐっては、場の量子論から導出される「真空のエネルギー」が有力候補に挙がっている。場の量子論では、真空の空間は完全に空っぽの無の状態ではなく、常に粒子と反粒子が瞬間的な生成・消滅を繰り返している動的な場であるとみなされる。そこでは真空自体がエネルギーをもっていると考える。この真空のエネルギーによって、宇宙の加速膨張が駆動されていると説明するわけである。

ただし、この理論にも、現状では大きな問題があることが指摘されている。観測データから宇宙の加速膨張に必要な宇宙定数(アインシュタイン方程式に現れる定数項Λ)を求めると、非常に小さな値が出てくる。これは宇宙が小さな加速度でゆっくりと膨張を続けているという観測結果に対応している。一方、場の量子論に基づいて真空のエネルギー密度を計算すると、宇宙定数と比較して10^50~10^120倍という非常に大きな値になってしまう。つまり、2つの値の桁が、まったく合っていないことになる。

したがって、この理論で宇宙の加速膨張を説明しようとすると、真空のエネルギーの大きな値を相殺する作用をもつ別の宇宙定数のようなものを探してくる必要が生じる。しかも、10^120オーダーという偶然にはありそうもない超精緻な桁合わせが、実際に起こっている理由まで考えなければならなくなる。

この問題を解消することを目指して、研究チームは今回、真空のエネルギーに関して再検討を加えることにした。その検討の際には、真空のエネルギーの値に関して「場の量子論から計算される巨大な値をシリアスに扱うこと」をひとつの条件として課した。また、もうひとつの条件として、「真空のエネルギーは、重力の理論であるアインシュタインの一般相対性理論に従うものとする」と仮定した。

これらの条件の下で、真空のエネルギーについて再検討したところ、従来とは違う結果が得られた。研究チームの新しい見方によれば、真空のエネルギー密度は不均質であり、常にゆらいだ状態になるという。

真空のゆらぎは、宇宙の各点で時空の振動(伸び縮み)をもたらす。このとき、隣接する各点における振動の位相は異なっている。プランクスケールの極微小領域(プランク長は約10-35m)での真空のエネルギーの効果は依然として巨大なものであるが、宇宙規模の巨視的スケールでみると、隣接点同士で振動がほぼ打ち消しあうため、小さな宇宙定数となって現れる。真空のエネルギーと宇宙定数のあいだに生じる桁ずれは、このようにして説明できるという。

また、振動する時空は、伸張方向の変化が、収縮方向への変化をわずかに上回ると考えられ、これによって宇宙の加速膨張が説明できるとする。伸張方向の変化のほうが大きくなる理由は、各点での振動が弱いパラメータ共振を起こすためであるという。パラメータ共振とは、振動子のパラメータに周期的変化を与えることによって、振動が増幅(または減衰)する現象を指す。たとえば、ブランコをこぎながら姿勢を変えて体の重心を上手くずらすことによって、ブランコの振れがだんだん大きくなるのも、典型的なパラメータ共振である。

時空の伸び縮みは、電子の大きさの10億分の1のさらに10億分の1以下といった、途方もなく小さな領域で起きていると考えられている。そのため、時空の伸び縮みを人間が感じ取ることはできない。また、現時点では、そうした振動を検出する技術もない。

(以下省略、つづきはウェブで!)

http://news.mynavi.jp/news/2017/05/25/045/

7:17 午前  
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カナダのブリティッシュコロンビア大学(UBC)の物理学者チームは、宇宙の加速膨張を説明する新しい理論を発表した。その理論によると、極微小な領域でみたときの時空間は静的なものではなく、それ自体がゆらぎながら伸び縮みを繰り返している。

このとき、時空が伸張する方向の変化のほうが、収縮方向の変化よりもわずかに勝っているため、その差が積み重なって巨視的な宇宙の加速膨張につながるという。この理論には、宇宙定数に関する未解決の問題を解決できるメリットがあると研究チームは主張している。研究論文は、素粒子・宇宙論分野の専門誌「Physical Review D」に掲載された。


UBCは、宇宙の加速膨張を「プランクスケールでの時空の伸び縮み」の蓄積として説明する新理論を発表した(画像出典:NASA)

ハッブル宇宙望遠鏡によるIa型超新星爆発などの観測データから、現在の宇宙は加速度的に膨張を続けていると考えられている。しかし、宇宙の加速膨張を駆動しているはずの斥力が何に由来するのかという説明はついておらず、その力は、正体不明のエネルギーとして「ダークエネルギー」と呼ばれている。プランク衛星による宇宙マイクロ波背景放射(CMB)観測データからは、ダークエネルギーは、宇宙の全物質・全エネルギーの約68%を占めると示唆されている。

ダークエネルギーの正体をめぐっては、場の量子論から導出される「真空のエネルギー」が有力候補に挙がっている。場の量子論では、真空の空間は完全に空っぽの無の状態ではなく、常に粒子と反粒子が瞬間的な生成・消滅を繰り返している動的な場であるとみなされる。そこでは真空自体がエネルギーをもっていると考える。この真空のエネルギーによって、宇宙の加速膨張が駆動されていると説明するわけである。

ただし、この理論にも、現状では大きな問題があることが指摘されている。観測データから宇宙の加速膨張に必要な宇宙定数(アインシュタイン方程式に現れる定数項Λ)を求めると、非常に小さな値が出てくる。これは宇宙が小さな加速度でゆっくりと膨張を続けているという観測結果に対応している。一方、場の量子論に基づいて真空のエネルギー密度を計算すると、宇宙定数と比較して1050~10120倍という非常に大きな値になってしまう。つまり、2つの値の桁が、まったく合っていないことになる。

したがって、この理論で宇宙の加速膨張を説明しようとすると、真空のエネルギーの大きな値を相殺する作用をもつ別の宇宙定数のようなものを探してくる必要が生じる。しかも、10120オーダーという偶然にはありそうもない超精緻な桁合わせが、実際に起こっている理由まで考えなければならなくなる。

この問題を解消することを目指して、研究チームは今回、真空のエネルギーに関して再検討を加えることにした。その検討の際には、真空のエネルギーの値に関して「場の量子論から計算される巨大な値をシリアスに扱うこと」をひとつの条件として課した。また、もうひとつの条件として、「真空のエネルギーは、重力の理論であるアインシュタインの一般相対性理論に従うものとする」と仮定した。

これらの条件の下で、真空のエネルギーについて再検討したところ、従来とは違う結果が得られた。研究チームの新しい見方によれば、真空のエネルギー密度は不均質であり、常にゆらいだ状態になるという。

真空のゆらぎは、宇宙の各点で時空の振動(伸び縮み)をもたらす。このとき、隣接する各点における振動の位相は異なっている。プランクスケールの極微小領域(プランク長は約10-35m)での真空のエネルギーの効果は依然として巨大なものであるが、宇宙規模の巨視的スケールでみると、隣接点同士で振動がほぼ打ち消しあうため、小さな宇宙定数となって現れる。真空のエネルギーと宇宙定数のあいだに生じる桁ずれは、このようにして説明できるという。

また、振動する時空は、伸張方向の変化が、収縮方向への変化をわずかに上回ると考えられ、これによって宇宙の加速膨張が説明できるとする。伸張方向の変化のほうが大きくなる理由は、各点での振動が弱いパラメータ共振を起こすためであるという。パラメータ共振とは、振動子のパラメータに周期的変化を与えることによって、振動が増幅(または減衰)する現象を指す。たとえば、ブランコをこぎながら姿勢を変えて体の重心を上手くずらすことによって、ブランコの振れがだんだん大きくなるのも、典型的なパラメータ共振である。

時空の伸び縮みは、電子の大きさの10億分の1のさらに10億分の1以下といった、途方もなく小さな領域で起きていると考えられている。そのため、時空の伸び縮みを人間が感じ取ることはできない。また、現時点では、そうした振動を検出する技術もない。

ただし、この理論に立てば、10^120オーダーでの桁合わせのための未知の宇宙定数を探す必要がなくなる。また、「負の圧力をもったダークエネルギー」など、よくわからない力を想定しなくても、宇宙の加速膨張を説明できるようになると研究チームは主張している。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

7:19 午前  
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【天文】 光が曲がる「重力マイクロレンズ」 太陽以外の星で初観測 研究[06/08] [無断転載禁止]©2ch.net

1 : 朝一から閉店までφ ★@無断転載は禁止2017/06/08(木) 22:21:06.38 ID:CAP_USER>>15>>53
2017/06/08 10:46(マイアミ/米国)
【6月8日 AFP】物理学者アルバート・アインシュタイン(Albert Einstein)が100年前に提唱した理論の一つを裏付ける現象を、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)を用いて観測することに成功したとの研究論文が7日、発表された。アインシュタイン自身は、この現象を直接確認できるとは思っていなかったようだ。

 米科学誌サイエンス(Science)に掲載された論文によると、遠方の星の前を別の天体が通過する際に星の光が曲げられ、そこから天体の質量を知ることができる「重力マイクロレンズ効果」として知られる現象を、天文学者チームが初めて観測したという。

 この重力マイクロレンズ効果は1919年、皆既日食時の太陽の周りで星の光が曲がったことで確認された。

 当時、この発見は、重力を時間と空間の幾何学的関数として記述するアインシュタインの一般相対性理論に対する説得力のある証拠の一部を提供した。

 米エンブリー・リドル航空大学(Embry-Riddle Aeronautical University)のテリー・オズワルト(Terry Oswalt)氏は、サイエンス誌に今回の論文と同時に掲載された解説記事で「背景の星と前にある星と地球とがちょうど一直線上に並ぶと、重力マイクロレンズ効果で光の完全な円環が形成される。これがいわゆるアインシュタイン・リングだ」と説明している。

 だがアインシュタインは、この現象を太陽以外の恒星で観測するのは不可能と考えていた。その証拠に、1936年にサイエンス誌で発表した論文では、恒星同士が離れすぎているために「この現象が直接的に観測される見込みは全くない」と記している。

 当時はまだ、2009年にハッブル宇宙望遠鏡が打ち上げられ、遠方の星や惑星をかつてない高精度で観測できるようになることまでは予想できなかったのだろう。

■星の化石

 米宇宙望遠鏡科学協会(Space Telescope Science Institute)のカイラシュ・サフ(Kailash Sahu)氏率いる国際研究チームは、この米航空宇宙局(NASA)の望遠鏡を使用して、太陽の近傍にある「スタイン2051B(Stein 2051 B)」と呼ばれる白色矮星(わいせい)の周囲で遠方の星の光が曲げられる現象を重点的に観測した。

 白色矮星は、恒星の一生の中の水素燃焼過程を終えた星の残骸。いわば銀河系の前世代の星々の化石だ。

 今回の研究では、この白色矮星と背景の星とが一直線上からわずかに外れ、非対称型のアインシュタイン・リングが形成されているのを確認。これに基づいて白色矮星の質量を算出した。背景の星の光が曲がる度合いは、白色矮星の質量と重力に直接関連している。

 太陽に6番目に近い白色矮星のスタイン2051Bについて研究チームは、その質量が太陽の約3分の2であると結論づけている。

 オズワルト氏は「アインシュタインの予言のこの部分は『位置天文的重力レンズ効果』と呼ばれており、この現象を太陽以外の恒星で観測したのはサフ氏のチームが初めてだ」と指摘する。

 今回の成果は「他の手段では容易に測定できない天体の質量を求める新たなツールを提供」し、「銀河系などの銀河の歴史と進化」の理解に向けた新たな機会を開くという理由で重要だとしている。(c)AFP/Kerry SHERIDAN

http://www.afpbb.com/articles/-/3131260?act=all

7:15 午後  
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【宇宙開発】 日本版GPS衛星「みちびき」4号機打ち上げ[10/10]

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1朝一から閉店までφ ★2017/10/10(火) 07:13:24.44ID:CAP_USER
10月10日 7時03分
スマートフォンなどの位置情報システムの性能を飛躍的に高める日本版GPS衛星、「みちびき」の4号機がさきほど午前7時1分すぎ、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケット36号機で打ち上げられました。

H2Aロケットは、打ち上げからおよそ28分後に高度273キロ付近で「みちびき」を予定の軌道に投入することになっていて、午前7時半頃には打ち上げの成否が判明する見通しです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171010/k10011173221000.html?utm_int=all_contents_just-in_001

7:57 午後  
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【宇宙物理】宇宙が予想以上の速さで膨張している! ハッブル定数の最新値は既存理論で説明不可能

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1野良ハムスター ★2018/03/02(金) 16:53:55.14ID:CAP_USER
宇宙望遠鏡科学研究所(STScI)などの研究チームは、NASAのハッブル宇宙望遠鏡による最新の観測データを用いて、宇宙の膨張速度を精密に計算した。その速度は従来予想されていた値よりもかなり速く、既存の宇宙論では説明がつかないものであることがわかってきたという。宇宙膨張を合理的に説明するための新しい物理学理論が要求されている。研究論文は「The Astrophysical Journal」に掲載された。

最新の観測データによる宇宙の膨張速度は、ビッグバン直後の初期宇宙の膨張から予想されていた値を上回っているという。予測値と観測値の不一致を説明するためには何らかの新しい物理学理論が必要になると考えられている。

宇宙の加速膨張に関する研究で2011年にノーベル物理学賞受賞者で今回の研究を主導しているAdam Riess氏(STScIおよびジョンズ・ホプキンズ大学)は「研究者コミュニティーは今、この不一致の意味を理解することに取り組んでいるところだ」とコメントしている。

研究チームは過去6年間、ハッブル宇宙望遠鏡を使って地球からさまざまな銀河までの距離を精査してきた。この測定値は、ハッブル定数(時間の経過とともに宇宙がどれだけの速さで膨張しているかを表す値)の計算に使われる。今回の研究では、分析対象とする天体(ケフェウス型変光星およびIa型超新星)の数が拡大されており、最大でこれまでの10倍という広範囲の天体について調べたという。

欧州宇宙機関(ESA)が運用するプランク衛星による宇宙マイクロ波背景放射(CMB:cosmic microwave background)のデータをもとに、ビッグバン直後(約138億年前の宇宙創成から37万8000年後)の初期宇宙の膨張を観測した先行研究があるが、今回の研究で計算されたハッブル定数は、この初期宇宙の膨張から予想される値を上回っている。2つの値の相違は約9%であり、この値の不一致が偶然の産物である確率は1/5000という低さであるという。

プランク衛星のデータから予想される宇宙の現在のハッブル定数は67km毎秒毎メガパーセクであり、69km毎秒毎メガパーセクよりも速い可能性はないとされてきた。これは1メガパーセク(=3300万光年)離れるごとに毎秒67kmだけ速度が加算され、遠くの宇宙ほど膨張速度が上がるという意味である。

一方、今回の研究チームが算定したハッブル定数は、73km毎秒毎メガパーセクとなっている。これはCMBの観測値にもとづく初期宇宙の膨張から予想される現在の宇宙膨張速度の上限値を超えていることになる。

ハッブル宇宙望遠鏡のデータは非常に精密なものであるため、プランク衛星のデータにもとづいて予想した宇宙膨張速度との乖離を測定誤差として片付けるわけにはいかない。Riess氏は「どちらのデータも複数の方法で検証されている。したがって互いに無関係ないくつものミスが連続して起こったのでない限り、この不一致は測定上のミスではなく、宇宙の特性から来ているものである可能性が高い」と説明している。

Riess氏は、プランク衛星とハッブル宇宙望遠鏡のデータが一致しない理由を説明するための仮説をいくつか挙げている。その1つはダークエネルギーに関係するもので、宇宙の加速膨張における加速度が一定ではなく、加速度自体が時間とともに変化するというものである。

もう1つの仮説は、「ステライルニュートリノ」などと呼ばれる未発見の素粒子が存在するというものである。ステライルニュートリノは、ニュートリノ同様に光速に近い速度で動くが、通常のニュートリノのように弱い力での相互作用をせず、重力だけが相互作用の力として働くと考えられている。

さらに別の仮説として、未知の重力源であるダークマターに関するものもある。ダークマターは通常の物質や電磁波と相互作用しないため観測が困難とされてきたが、これまで考えられてきたよりも通常の物質や電磁波との相互作用が強いと仮定するのだという。

いずれの仮説を採用した場合も、初期宇宙の様相が変わるため既存の理論モデルからは矛盾が生じる。矛盾のある理論を使って初期宇宙の観測結果から推定したハッブル定数は誤った値になると考えられ、ハッブル宇宙望遠鏡の観測結果にもとづくハッブル定数とは食い違うことになる。

研究チームはこの問題についてまだ答えを出しておらず、今後も引き続き宇宙の膨張率に関する研究を続けていくとしている。

https://news.mynavi.jp/article/20180302-592885/

9:07 午後  
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Hubble's Data(1929):
数々の銀河の距離と離れる速度の関係

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     0    1     2  距離(Mpcメガパーセク)
        
Mega parsec:
地球から遠くの恒星を観測すると、地球は太陽の周りを直径3億キロの円を描いて1年で公転しているため、半年経って
同じ恒星を観測すると3億キロ離れたところから見ることになるため、見える方向がほんのわずかに変化します。
この変化のことを年周視差といい、距離が近いほど大きくなります。
で、この年周視差の大きさが1秒(1秒は3600分の1度です)になる距離を1パーセクと定めていて、1パーセクは3.26光
年に相当します。

そして1kpc(キロパーセク) = 1000パーセク、1Mpc(メガパーセク) = 1000kpc = 100万パーセク となります。
kpcは銀河系内レベル、Mpcは遠くの銀河レベルの距離を議論する時に使います。

岩波文庫『銀河の世界』(1936,1999)#5:175頁参照。
ハッブルは、#1:49頁でカント1755年03月 - 『天界の一般的自然史と理論』Allgemeine Naturgeschichte und
Theorie des Himmelsを引用している。(マンデルブロも同じカントの論文から引用している)

1929年発表の元論文、
A relation between distance and radial velocity among extra-galactic nebulae
http://www.pnas.org/content/15/3/168.full

9:09 午後  
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Hubble's Data(1929):
数々の銀河の距離と離れる速度の関係

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     0    1     2  距離(Mpcメガパーセク)
https://lh3.googleusercontent.com/-EfKpQ6VF0Dc/WDbxWYKFMSI/AAAAAAABGiI/GI4ZoQjACqY/s640/blogger-image--2128443483.jpg        
Mega parsec:
地球から遠くの恒星を観測すると、地球は太陽の周りを直径3億キロの円を描いて1年で公転しているため、半年経って
同じ恒星を観測すると3億キロ離れたところから見ることになるため、見える方向がほんのわずかに変化します。
この変化のことを年周視差といい、距離が近いほど大きくなります。
で、この年周視差の大きさが1秒(1秒は3600分の1度です)になる距離を1パーセクと定めていて、1パーセクは3.26光
年に相当します。
そして1kpc(キロパーセク) = 1000パーセク、1Mpc(メガパーセク) = 1000kpc = 100万パーセク となります。
kpcは銀河系内レベル、Mpcは遠くの銀河レベルの距離を議論する時に使います。

岩波文庫『銀河の世界』(1936,1999)#5:175頁参照。

1929年発表の元論文、
A relation between distance and radial velocity among extra-galactic nebulae
http://www.pnas.org/content/15/3/168.full

9:10 午後  
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【宇宙】全ての円盤銀河は10億年に1回の周期で回転していることが明らかに[03/15]

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1しじみ ★2018/03/15(木) 16:25:35.62ID:CAP_USER
2018年3月9日(金)に王立天文学会の月報で発表された内容によると、全ての円盤銀河は質量や大きさに関係なく、
約10億年に1回の頻度で回転することが明らかになっています。

All disk galaxies rotate once every billion years | Astronomy.com
http://www.astronomy.com/news/2018/03/all-galaxies-rotate-once-every-billion-years

オーストラリアの国際電波天文学研究センターの天文学者であるゲルハルト・モイラー氏は
「スイス時計ほどの精度はありませんが、もし円盤銀河の縁に座ることができたなら、
その大きさに関係なく1周して同じ場所に戻ってくるのに約10億年かかるでしょう」と語っています。

この発見は、数多くの銀河に対して

円盤の外側にある中性水素の視線速度を計測したことがきっかけ


だったそうです。
この計測により銀河の回転周期を計算することができたとのことで、
計測した全ての円盤銀河がその大きさに関係なく1回転するのに10億年かかっていることがわかりました。
この時計のような回転周期が円盤銀河の普遍的な特性であることを確実にするためにはさらなる研究が必要になりますが、
大きな発見であることに間違いないとのこと。

研究者たちは、この研究の中で銀河の端に「若い星」や
「星間ガス」だけの集団を見つけることにも期待していたようですが、
実際に発見したのは若い星と星間ガスの他にかなりの数の古い星を発見したとのことでした。

モイラー氏は「これは重要な発見です。なぜなら銀河の端がどこにあるかを知ることは、
我々の観測に制限を与えてくれるので、時間や労力、そしてコンピューターの処理能力を無駄にしなくて済むからです。
この研究のおかげで、円盤銀河が約10億年に1度回転することを知りました。
そして、円盤の縁には星間ガスと若い星、そして古い星が混在していることがわかりました」と話しています。

2020年には新世代の電波望遠鏡「スクエア・キロメートル・アレイ(SKA)」の運用が開始される予定で、
銀河などの観測データを大量に生成すると予測されています。
研究者が「銀河の端はどこにあるのか?」を運用開始前に考えているということは、
SKAなどで生成される大量のデータを効率良く読み取るためのアイデアが生み出されることになり、
今後の研究の発展にもつながるとのことです。

関連ソース画像
https://i.gzn.jp/img/2018/03/15/disk-galaxies-rotate-once-every-billion-years/01.jpg

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180315-disk-galaxies-rotate-once-every-billion-years/

6:26 午前  
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【宇宙物理】死去直前に完成のホーキング博士の論文、他の世界の痕跡の発見法を語る

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1野良ハムスター ★2018/03/20(火) 09:47:03.69ID:CAP_USER>>12
先週死去した英国の物理学者、スティーヴン・ホーキング博士の最後の論文は、平行宇宙とその存在の痕跡を人類がどのように発見できるかをテーマにしていたと、テレグラフ紙が伝えている。

ホーキング博士は自身の最後の論文で、「多元宇宙論」、つまり我々の宇宙と我々の世界に似た仮説上の多くの平行世界が、我々の宇宙のいわゆる「宇宙マイクロ波背景放射」、つまり「ビッグバンのこだま」に特別な痕跡を残すはずだとの極めて興味深い考えを述べている。

この「こだま」は、宇宙探査機に搭載された検出器を用いて見ることができる。

この痕跡を研究することで、我々の宇宙に対し「外から」何らかの影響が存在するのかどうかを知ることが、つまり、他の世界の存在の最初の痕跡を発見することができる。

https://jp.sputniknews.com/science/201803204688332/

11:48 午後  
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【天文学】暗黒物質の証拠とされていた「銀河系中心の超過放射」の正体は、高速回転する中性子星だった[08/09]

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1しじみ ★2018/08/11(土) 00:30:37.36ID:CAP_USER>>13
Point
・10年前に銀河中心から謎のガンマ線放射を観測し、それが暗黒物質粒子の証拠であると期待されていた
・新たな解析で、この超過放射がミリ秒パルサーと呼ばれる高速回転する中性子星から放射されていると示される
・この結果により暗黒物質粒子発見の可能性の1つが潰える

天の川銀河の中心から発せられた、謎のガンマ線放射。ここ10年ほどこの放射は、研究者たちが追い求める「暗黒物質粒子」を起源としている可能性が考えられていました。しかし、アムステル大学とアヌシー・ル・ビュー理論物理学研究所の物理学者たちは、この放射の源が、「高速回転する中性子星」である可能性が高いとする証拠を発見しました。

The Fermi-LAT GeV excess as a tracer of stellar mass in the Galactic bulge
https://www.nature.com/articles/s41550-018-0531-z
謎に包まれたextended emissionと呼ばれる放射と不思議な拡散が、フェルミガンマ線宇宙望遠鏡のガンマ線放射の観測によって明らかになりました。この放射が発見されたのは10年ほど前。素粒子物理学者たちは当時、とても熱狂しました。なぜなら、長らく求められていた、銀河内部の暗黒物質粒子の自壊から生まれる信号のすべての特徴を持っていたからです。

このような信号を見つけることで、他の物質への重力的な影響でしか観測されない暗黒物質が、新しい素粒子で出来ていることを確認できるようになります。そのうえ、こういった暗黒物質粒子の質量や、他の特徴を決定することも可能になるのです。

しかし最新の研究が示したのは、「ミリ秒パルサーと呼ばれる高速回転する中性子星が、銀河のバルジ(渦巻銀河等の中央にあるふくらみ)に数千も存在する」というもので、これらの天体が今まで他の周波数では観測されていなかっただけだというものでした。

星がある所に放射あり
「この超過放射の形態とスペクトラムを知ることは、銀河中心の超過放射に対する天文学的解釈と暗黒物質を区別するために、非常に重要なです」と述べるのは、今回の研究に関わった研究者の一人であるクリストフ・ウェニガー氏です。

新たな研究により、この放射が実際は、銀河の中心とバルジの多くの星の質量が存在する領域から来ていることが分かりました。さらに研究者たちは、銀河バルジと中心の光と質量の比率が互いに一貫しており、ガンマ線GeV放射が驚くほど正確に銀河内部の星の質量をたどっていることを発見しました(上図参照)。この研究が元にしているのは、研究者が独自に開発した新しい解析法である“SkyFACT”です。画像解析と物理モデルを組み合わせることで詳細な解析を行うことができます。

この発見は、超過放射がミリ秒パルサーであるという解釈を支持しています。暗黒物質による信号も他の天文学的解釈も、このような相関を示すことが期待できないからです。

「この結果はMeerKATや将来のSKA計画での電波探索で、銀河バルジにある隠れたミリ秒パルサー群を探す助けとなるでしょう。将来の探索はより期待できるものとなったのです」と共著者のフランセスカ・カロール氏は述べています。

暗黒物質の謎解明からは遠のきましたが、新たな探索の助けになるとのことで、別の可能性からの発見も楽しみに待ちましょう。
https://i2.wp.com/nazology.net/wp-content/uploads/anotherblowf-1.jpg
https://i0.wp.com/nazology.net/wp-content/uploads/1-anotherblowf.jpg

https://nazology.net/archives/17320

6:06 午後  
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【物理学】「宇宙の終わり」について現代の物理学から予想される4つの可能性とは?[08/22]

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1しじみ ★2018/08/22(水) 07:57:04.46ID:CAP_USER>>2>>18>>85>>96
宇宙はおよそ140億年前に無から生まれ、超高温の火の玉の状態から今に至るまで膨張し続けていますが、永遠の存在ではなく、いずれ終わりがくるといわれています。
現代の物理学の観点から考えられる「宇宙の終わり」の4つの可能性について海外メディアのcuriosityが説明しています。

How Will the Universe End? Here Are 4 Possibilities
https://curiosity.com/topics/how-will-the-universe-end-here-are-4-possibilities-curiosity/

宇宙の膨張を主張する「ビッグバン仮説」は1920年代に唱えられました。その後、銀河の波長に見られる赤方偏移や宇宙背景放射など、宇宙が膨張している証拠が発見されたことで、ビッグバン仮説は定説として受け入れられました。


しかし、宇宙が変化し続けているという考えは「宇宙にも終わりがあるのではないか」という疑問を生み、多くの天文学者・物理学者を悩ませることになりました。2018年現在、宇宙の終わりについては4つの可能性が示唆されています。

◆1:宇宙の熱的死
宇宙の温度は均一ではなく、高い温度の場所もあれば、低い温度の場所も存在します。「熱は高い温度から低い温度へ移動し、その逆は成立しない」という熱力学第二法則に基づいて考えた場合、長い目で見ると宇宙全体のエネルギーは均一に近づいていくといえます。宇宙全体のエネルギーが均一になるということは「何も現象が起こらない」という「宇宙の熱的死」を意味します。


この説は「宇宙全体のエネルギーが有限である」「宇宙が永遠に膨張し続ける」という考えが前提になっています。ただし、宇宙の有限性は証明されていないため、必ずしも宇宙が熱的死を迎えるとはいえません。

◆2:ビッグクランチ
膨張を続けている宇宙が、ある時点で膨張から収縮に転じ、まるでぱんぱんに膨らんだ風船から空気が抜けるようにしぼみ、最終的に無次元の特異点に収縮してしまうという考え方が「ビッグクランチ」です。この特異点は宇宙の終わりだけではなく、新しい宇宙の始まりに繋がるのではないかと考える科学者も存在します。


◆3:ビッグリップ
宇宙の全エネルギーの約68%を占めているといわれているのが、「ダークエネルギー」と呼ばれる仮説上のエネルギーです。ダークエネルギーは宇宙の膨張を加速させている原因と考えられていて、エネルギー密度が時間と共に増加していると仮定した場合、いずれ自然界を構成する4つの力すら上回り、宇宙全体が素粒子レベルでバラバラになってしまうという「ビッグリップ」という現象で宇宙が終わってしまうと予想されています。

ビッグリップ仮説は2003年に提唱された、比較的新しい仮説です。しかし、ダークエネルギーの密度が増加を示すような兆候が観測されていないことから、多くの科学者はビッグリップ仮説に対して否定的です。宇宙理論物理学者であるケイティー・マック氏は、2018年7月に行われた講演で「仮にビッグリップが訪れるとしても、少なくとも1200億年はかかると考えられるので、安心してお待ちください」と述べています。

◆4:真空崩壊
宇宙物理学や量子力学の世界では、「物質が一切存在しないが、最低限のエネルギーを固有している場の状態」を「真空」と呼びます。また、真空に近い準安定状態であり、真空よりも大きなエネルギーを固有している場の状態を「偽の真空」と呼びます。非常に難しい話ですが、例えるなら、真空とは「波一つなく穏やかな湖」、偽の真空とは「波一つなく穏やかな『山上』の湖」です。私たちが生きている宇宙を満たしている真空が真の真空なのか偽の真空なのかは、未だに判明していません。

https://i.gzn.jp/img/2018/08/22/universe-end-possibility/a01.jpg
サムネイル読み込み中···

https://gigazine.net/news/20180822-universe-end-possibility/
続く)

2しじみ ★2018/08/22(水) 07:57:29.40ID:CAP_USER
続き)>>1
もし宇宙を満たしている真空が偽の真空であった場合、ふとしたはずみで真の真空へ相転移してしまう可能性があります。「真の真空への相転移」とはいわば「何かのきっかけで山上の湖が決壊して一気に山の麓へ水が流れ出てしまう状態」で、これを「真空の崩壊」と呼びます。ある空間で真空崩壊が起こると、触れた構造は一瞬にして崩壊してしまうという、極めて高エネルギーの「真の真空の泡」が発生します。「真の真空の泡」は光速で広がっていき、人間が観測することは不可能であるため、私たちが気づかないうちに宇宙全体が崩壊してしまうといわれています。

熱的死・ビッグクランチ・ビッグリップが起こるのは数十億~数百億年も先のことですが、真空崩壊はいつでも起こり得るといえます。私たちが住む地球にまで真空の泡が広がっていないだけで、広大な宇宙のどこかで真空の泡が既に発生している可能性すらあります。ただし、「真空崩壊」はあくまでも場の量子論から提唱される仮説であり、現代の物理学でもはっきりしない点が多く、真空崩壊が実際に起こりうるものなのかどうかは物理学者の間でも意見が大きく割れているとのことです。

https://i.gzn.jp/img/2018/08/22/universe-end-possibility/a01.jpg
サムネイル読み込み中···

https://gigazine.net/news/20180822-universe-end-possibility/

12:21 午前  
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293ニュースソース検討中@自治議論スレ2018/09/02(日) 16:23:52.28ID:hEdUkpwj
Hubble's Data(1929):
数々の銀河の距離と離れる速度の関係

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     0    1     2  距離(Mpcメガパーセク)
        
Mega parsec:
地球から遠くの恒星を観測すると、地球は太陽の周りを直径3億キロの円を描いて1年
で公転しているため、半年経って同じ恒星を観測すると3億キロ離れたところから見る
ことになるため、見える方向がほんのわずかに変化します。
この変化のことを年周視差といい、距離が近いほど大きくなります。
で、この年周視差の大きさが1秒(1秒は3600分の1度です)になる距離を1パーセクと
定めていて、1パーセクは3.26光年に相当します。

そして1kpc(キロパーセク) = 1000パーセク、1Mpc(メガパーセク) = 1000kpc = 100万パーセク
となります。
kpcは銀河系内レベル、Mpcは遠くの銀河レベルの距離を議論する時に使います。




   距離

岩波文庫『銀河の世界』(1936,1999)#5:175頁参照。
ハッブルは、#1:49頁でカント1755年03月 - 『天界の一般的自然史と理論』Allgemeine
Naturgeschichte und Theorie des Himmelsを引用している。
(マンデルブロも同じカントの論文から引用している)

1929年発表の元論文、
A relation between distance and radial velocity among extra-galactic nebulae
http://www.pnas.org/content/15/3/168.full
A Relation between Distance and Radial Velocity among Extra-Galactic Nebulae. Authors: Hubble, Edwin. Affiliation: ... Publication Date: 03/1929. Origin: JSTOR; PNAS. DOI: 10.1073/pnas.15.3.168. Bibliographic Code: 1929PNAS...15..168H ...

Edwin Hubble Discoveries Timeline - Pics about space
http://pics-about-space.com/edwin-hubble-discoveries-timeline?p=1#

12:25 午前  
Blogger yoji said...

【話題】〈ハッブルの法則名称変更〉「最も有名な宇宙の法則」から自分の名を消そうとした科学者の苦悩

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1しじみ ★2018/11/11(日) 13:45:57.15ID:CAP_USER>>9
「ハッブルの法則」の名称変更が承認された。これからは「ハッブル・ルメートルの法則」となる。では、ルメートルとは何者か? なぜいまに至るまで名前が忘れられてきたのか? そこには根深い「宗教と科学」の葛藤が背景にあった。

■「ハッブルの法則」の名称が変更される!

人類が発見した宇宙についてのさまざまな法則の中で、おそらく最も有名なのが「ハッブルの法則」だろう。

このサイトの読者ならご存じの方も多いと思うが、ひとことでいえばこの法則は、宇宙が膨張していることを示すものである。

夜空に光る星と星の間の距離を正確に観測すると、時間がたつにつれてどんどん距離が大きくなっていく。つまり、お互いに遠ざかっている。そして遠方にある星ほど、遠ざかる速度は大きい。

よく説明に使われるたとえ話は、「星に見立てた点を表面に打った風船をふくらませると、どの2点間の距離も広がっていく」というものだ。宇宙はこの風船のように、膨張を続けているのである。

20世紀前半にこの法則が発見されるまでは、ほとんどの人が当然のように、宇宙は静止していると考えていた。

「宇宙は膨張している」という発見がどれだけ衝撃的だったかは、あの天才アインシュタインですら頑として受け入れようとしなかったことからも想像できる。

しかもハッブルの法則は、さらに重大な意味をもっていた。

宇宙が膨張しているということは、フィルムを逆回しするように時間を戻していけば、宇宙はどんどん収縮していき、やがては小さな点になる。つまり、宇宙のはじまりは極小の粒子であり、それが大爆発を起こして現在の宇宙ができあがったとするビッグバン理論が生まれたのである。

このようにハッブルの法則は、宇宙のあり方についても、はじまりについても、それまでの常識を完全に覆してしまった。

この法則は宇宙論における最も有名な法則であると同時に、最も重要な法則であると言っても過言ではないのである。

従来、この法則の発見者は、その名のとおり、アメリカの天文学者エドウィン・ハッブル(1889~1953)であるとされてきた。ハッブルはロサンゼルス北東のウィルソン山天文台に建造された100インチ望遠鏡で天体観測を続け、1929年、互いに離れる銀河の距離と速度の関係を計算してハッブルの法則を発見した。

この偉大な業績を讃えてNASAはその名を冠したハッブル宇宙望遠鏡を打ち上げ、高校の地学の教科書でもハッブルの法則が紹介されるなど、ハッブルは現在、世界で最もよく知られた天文学者として歴史に記憶されている。

ところが、2018年8月になって、世界の天文学者によって構成されている国際天文学連合(IAU)は、この法則の名称を変更することを総会で提案した。そして10月末までに行われた会員による電子投票の結果、約4000人が投票し、その約8割が賛成したため、変更は承認された。

ハッブルの法則を、「ハッブル・ルメートルの法則」と呼ぶように推奨することが決まったのである。これにより、教科書の表記が変わるなど、これからさまざまな方面でその影響が出てくるものと考えられる。

■抹消された「ルメートル」という名前

突然、最も有名な法則に名前を連ねることになったルメートルとは、何者なのだろうか? このサイトの読者でも、その名を知っている方はそう多くはないだろう。

ジョルジュ・ルメートル(1894~1966)はベルギー人の物理学者である。1927年、若きルメートルは、「宇宙は膨張している」と確信し、論文を発表した。それはハッブルの発見よりも2年早かった。

そしてルメートルはなんと、宇宙のはじまりについても、のちのビッグバン理論と同様の考えを述べていた。ハッブル自身はそこまでは考えていなかったので、その意味ではハッブル以上の功績である。

にもかかわらず、ルメートルが宇宙膨張の第一発見者であるという事実は、歴史のなかで長い間、無視されてきた。

IAUが決定した名称変更は、ルメートルの功績も正当に評価しなければならないという考えからのことだったのだ。

続きはソースで

https://amd.c.yimg.jp/amd/20181110-00058373-gendaibiz-001-3-view.jpg
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https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58373

10:06 午後  
Blogger yoji said...


ハッブル分類
ハッブルの音叉図
Hubble sequence photo.png

ハッブル分類(ハッブルぶんるい)は、銀河をその形態によって分類する方法。エドウィン・ハッブルが1926年に提唱した。

大きく分けると楕円銀河、レンズ状銀河、渦巻銀河、棒渦巻銀河と、どれにも当てはまらない不規則銀河がある。


     渦巻銀河

楕円銀河

     棒渦巻銀河(我々の銀河はこちらという説が有力になった)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Hubble_diagram_ja.png

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Hubble_sequence_photo.png

https://lh3.googleusercontent.com/-cvMavQg94OY/WDbxX_QEhqI/AAAAAAABGiM/aEml1A6H2_k/s640/blogger-image-1329813076.jpg

Hubble's Data(1929):
数々の銀河の距離と離れる速度の関係
https://lh3.googleusercontent.com/-EfKpQ6VF0Dc/WDbxWYKFMSI/AAAAAAABGiI/GI4ZoQjACqY/s640/blogger-image--2128443483.jpg

10:17 午後  
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【天文学】「すばる望遠鏡」が130億光年彼方の巨大ブラックホールを大量に発見[03/14]

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1しじみ ★2019/03/15(金) 04:17:53.31ID:CAP_USER>>2
愛媛大学の松岡良樹氏が率いる国際研究チームは、国立天文台ハワイ観測所の「すばる望遠鏡」における最新鋭の観測装置「超広視野主焦点カメラ(HSC)」を使った観測で、地球からおよそ130億光年離れた遠い宇宙に83個という大量の「巨大ブラックホール」を新たに発見しました。

下の画像で拡大された正方形の範囲の中央、矢印が指し示す赤い点のような天体は、今回すばる望遠鏡が捉えたなかでも一番遠い、130.5億光年先にある巨大ブラックホールです。これまで見つかった最も遠い巨大ブラックホールまでの距離は131.1億光年で、その次は130.5億光年ですから、この発見は2位タイの記録ということになります。
https://sorae.info/wp-content/uploads/2019/03/fig1.jpg
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画像を拡大しても見落としてしまいそうなほど小さな点として捉えられた巨大ブラックホールですが、宇宙初期の歴史を理解する上での大きなヒントとなりました。

そもそも、これほどまでに遠い宇宙の観測に挑戦するのはなぜなのでしょうか。それは、遠くにある天体ほど過去の姿を見せているという、広大な宇宙ならではの理由があるからです。

地球上では一瞬で届くように感じる光も、実際には秒速およそ30万kmという限られた速度でしか動けません。天文学で用いられる「光年」という単位は、光が1年間に移動する距離をもとに定められています。

そのため、100光年離れた天体から届いた光は、今から100年前にその天体から放たれた光ということになります。その天体の今この瞬間の姿はわかりませんが、代わりに過去の姿を観測できる、というわけです。

この制約でもあり利点でもある光の性質を利用すると、今からおよそ138億年前に始まったとされる宇宙の過去の様子さえも知ることができます。100億年前の宇宙について知りたければ、100億光年先の天体を観測すればいいからです。

今回の研究では、初期の宇宙における巨大ブラックホールが捜索されました。現在の宇宙では、太陽の100万倍から100億倍という途方もない質量を持った巨大ブラックホールが数多くの銀河の中心に存在していますが、ビッグバンにほど近い初期の宇宙では、現在はあまり見られない「超巨大」なブラックホールしか見つかっていませんでした。それよりも小さく、現在は普遍的な「巨大」ブラックホールは初期の宇宙に存在しなかったのか、それともその頃から同じように存在していたのかは、わかっていなかったのです。

そこで研究チームは、すばる望遠鏡の「超広視野主焦点カメラ」が300夜に渡って観測した膨大な数の天体から、巨大ブラックホールの存在を示す「クエーサー」という天体に注目しました。

クエーサーとは、周囲の物質を貪欲に飲み込むことで強烈な光を放つ、活発な巨大ブラックホールのことを指します。ブラックホール自身は光を放ちませんが、その周囲を飲み込まれそうになりつつ高速で回転するガスや塵が非常に強いエネルギーを放つことで、巨大ブラックホールが収まっている銀河全体よりも明るく輝いて見えるのです。

その結果、宇宙の誕生から10億年も経たない約130億光年という遠方に、これまで見つかっていなかった83個のクエーサーを新たに発見するとともに、過去に報告例のあった17個のクエーサーを再発見することに成功したのです。

下の画像は「超広視野主焦点カメラ」が捉えた合計100個のクエーサーを並べたものです。上から7段目までが新発見のクエーサーで、下の2段が再発見されたクエーサーとなります。

各マスの中央に見える赤い点がクエーサー、すなわち巨大ブラックホールです。クエーサーが赤く見えるのは、宇宙の膨張によって地球から遠い天体ほど赤く見える「ドップラー効果」の影響を強く受けているためです。
https://sorae.info/wp-content/uploads/2019/03/fig4.jpg
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https://subarutelescope.org/Pressrelease/2019/03/13/j_index.html

https://sorae.info/030201/2019_3_14_subarutelescope.html
続く)

2しじみ ★2019/03/15(金) 04:18:10.87ID:CAP_USER
続き)>>1
この研究結果から、初期の宇宙で起きた「宇宙の再電離」という重要な出来事に関する知見が得られました。

初期の宇宙における主な元素の「水素」は、「陽子(水素イオン)」と「電子」に電離して(分かれて)存在していましたが、宇宙が膨張して冷えるにつれて陽子が電子をキャッチして、一旦は水素原子になりました。しかしその後、何らかのエネルギーによって水素が再び電離して、今もその状態が続いています。この「水素原子が再び電離した」出来事を宇宙の再電離と呼ぶのです。

再電離の原因は幾つか予想されていますが、有力な仮説に「まだ観測されていない大量のクエーサー」が放つエネルギーを原因とするものがありました。しかし、今回のすばる望遠鏡による観測で130億年前に存在したクエーサーの密度が判明し、当時存在していたクエーサーだけでは宇宙全体を電離させられるほどのエネルギーは生み出せないことがわかりました。これにより、再電離のエネルギー源は当時誕生しつつあった多数の銀河ではないかと推測されています。

太陽系の歴史を探るべく「リュウグウ」からの試料回収に挑む「はやぶさ2」に、宇宙の過去を見通すべく超遠方の巨大ブラックホールを見つけ出したすばる望遠鏡。謎に満ちた宇宙の歴史に、われわれ人類はどこまで迫れるのでしょうか。

https://sorae.info/030201/2019_3_14_subarutelescope.html

5:03 午後  
Blogger yoji said...

下の画像は「超広視野主焦点カメラ」が捉えた合計100個のクエーサーを並べたものです。上から7段目までが新発見のクエーサーで、下の2段が再発見されたクエーサーとなります。

各マスの中央に見える赤い点がクエーサー、すなわち巨大ブラックホールです。クエーサーが赤く見えるのは、宇宙の膨張によって地球から遠い天体ほど赤く見える「ドップラー効果」の影響を強く受けているためです。
https://sorae.info/wp-content/uploads/2019/03/fig4.jpg
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5:04 午後  

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