木曜日, 4月 02, 2015

禁煙とニコチン:メモ

              医学リンク::::::::::
禁煙とニコチン
柄谷行人氏は昔、禁煙外来で医者にニコチンは体内にないけど残っていると言われたそうで、どっちなんだと酒の席で怒っていた。
つまり、喫煙者の神経にはニコチン型の穴があると考えればいい。ちょっとラカンを想起させる解釈だが…
その穴を禁煙で埋めようとしても脆弱な蓋しか最初は出来ない。


以下、引用:
http://blog.livedoor.jp/appie_happie/archives/51088527.html

タバコを喫う人がなかなかやめられない理由は、「ニコチン」というアルカロイド成分にあるというのはご存じの通りです。
肺から吸収されたニコチンは、血流に乗って簡単に中枢神経系に到達し、アセチルコリン受容体の一種である「ニコチン受容体」に作用します。
この受容体は神経細胞にプラスイオンを流入させ、これが神経細胞を興奮させます。

ですからニコチンには、脳ミソを覚醒させて集中力を高める働きがあり、記憶力を増強させるんだそうです。
パーキンソン病の症状を改善させる効果もあるらしい。
また、アルツハイマー病などの認知症患者の脳では、アセチルコリン作動性神経、つまりアセチルコリンによって作動する神経群が劇的に減っているんだそうです。

ニコチンは、アセチルコリン受容体の一種である「ニコチン受容体」に作用するわけですよね。
ということは。。。
ニコチンの脳内作用を解明することは、健康な脳がどうやって記憶や集中力を保つかを理解するための足がかりになるだけでなく、脳疾患の治療に役立ちそうな新発見をもたらす可能性もある、ってことですねぇ。

ところで、「ドーパミン」というものをご存じでしょうか。
昔から「快楽を生み出す神経伝達物質」だと言われてきています。
脳の奥深くの「中脳」にある「腹側被蓋野」という小さな部位に、ドーパミン性の神経細胞がたくさんあります。
ここを刺激すると、ドーパミンがたくさん出る。
食事からセックスに至るまで、日常のあらゆる「快楽行動」に深く関わっている部位と物質です。

覚醒剤やニコチンなど快楽をもたらす薬は、どうやらこの「腹側被蓋野」を活性化するらしいんですね。

( 池谷裕二 著『脳はなにかと言い訳する』より )

こういう快楽のやっかいな点は、ただ気持ちいいばっかりではなくて、習慣性とか依存性とかが出てくるということ。
ニコチンは、このドーパミン性神経を活性化させて記憶力や集中力や快楽を与えてくれますが、いわゆるニコチン中毒もまた、この腹側被蓋野で生まれるわけです。

やっぱりものごとには、どうしても一長一短がある…

1 Comments:

Blogger yoji said...

【医学】「喫煙者の脳」やはり異変が起きていた[02/07]

54コメント15KB
全部
1-100
最新50
★スマホ版★
■掲示板に戻る■
★ULA版★

1しじみ ★2018/02/09(金) 18:21:57.17ID:CAP_USER>>3>>26
タバコを吸う人間に禁煙を勧めたことのある人は、異様なほどの頑なさで抵抗を受けた経験があるかもしれない。
これは喫煙に限らず、自己正当化や開き直り、責任転嫁など、嗜癖行動をする中毒者に共通の反応だ。
普段は穏やかな性格なのに、喫煙を批難された途端、人格が豹変することも多い。

〈タバコを吸うと大脳皮質が薄くなる〉

 喫煙行動というものは不思議だ。喫煙者の多くは、タバコを止めたほうがいいと内心では思っている。
だから、まとめ買いをせず一箱ずつ買うという面倒な行動を取る。
ムダ使いを避けるため、わざと流動性が低く現金化しにくい投資先を選ぶようなものだ。

 タバコを吸う人の頭の中は、タバコを吸わない人の頭の中と違っているのだろうか。

 タバコを吸うとニコチン(nicotine)が身体の中に入り、ニコチン依存症になってタバコを止められなくなる。
これは一種の中毒のため、離脱症状が起き、ニコチンが切れるとイライラしたり落ち着かなくなったり食欲が増加したりするというわけだ。

 喫煙によるニコチン摂取は、口の中に入った時点で急速に吸収され、全身の臓器へ行き渡り、脳へは10秒という速度で到達する。
ニコチン自体は約2時間ほどで約半分に代謝されて主にコチニン(cotinine)という物質に変わり、
12時間ほどでニコチンはなくなる。

 一方、タバコ会社は、ニコチンはアルコールやヘロン、コカイン、大麻などと違い、中毒性は低いと主張するが、
全くの嘘だ。これらの薬物と比べ、ニコチン依存へのなりやすさは最も高い。
また依存性が強いほど、禁煙しても再喫煙しやすいといわれている。

 ニコチンは脳内でニコチン性のアセチルコリン受容体にくっつき、ドーパミンなどの報酬系脳内物質を出す。
これによって中毒性の依存症になるわけだ。

 人間の脳には可塑性があり、また何かの影響で変異が起きても可逆的に元に戻ることがある。
タバコを吸うことで大脳皮質にあるこの受容体は3~4倍にまで増える。
禁煙後、1ヶ月経たないとこの肥大した受容体は元には戻らず、
6~12週間でようやくタバコを吸わない人と同じレベルに戻る。

 タバコは喫煙者の脳内でニコチン性アセチルコリン受容体を著しく増やし、そのことで脳の報酬系の回路を増やし、
中毒性の依存症を加速させるというわけだ。ニコチン自体は体内で代謝されて排出されるが、
脳にできたこの回路は3ヶ月経たないと元に戻らない。このように喫煙の習慣性や長期化と脳の変化は密接につながっている。

 カナダのマギル大学の研究者によれば、タバコを吸うことで認知症が起きやすくなり、喫煙により脳の大脳皮質が薄くなる(※4)。
喫煙者の大脳皮質は、タバコを吸わない人に比べ、0.07~0.17ミリほども薄く、この脳の変化が元に戻るのには禁煙後25年ほどかかるのではないかという。

続きはソースで

関連ソース画像
https://rpr.c.yimg.jp/im_siggMImtI2CvnFLgUdeBGRyI_w---x800-n1/amd/20180207-00081366-roupeiro-001-6-view.jpg

Y!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20180207-00081366/

3:43 午前  

コメントを投稿

<< Home