火曜日, 11月 03, 2015

『性の歴史』フーコー,Histoire de la sexualité 1976-1984,Foucault :メモ

                        (リンク::::::::::
フーコー『性の歴史』Histoire de la sexualité 1976-1984:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/11/histoire-de-la-sexualite-1976-1984.html (本頁)
言葉と物 Les mots et les choses (ミシェル・フーコー Michel Foucault)1966
http://nam-students.blogspot.jp/2015/03/blog-post.html
NAMs出版プロジェクト: フーコーと行動システム
http://nam-students.blogspot.jp/2012/11/blog-post_13.html
NAMs出版プロジェクト: Foucault (1986)『フーコー』ドゥルーズ:目次
http://nam-students.blogspot.jp/2015/11/foucault-1986.html

http://www.arsvi.com/b1900/8704fm.htm

https://fr.wikipedia.org/wiki/Histoire_de_la_sexualit%C3%A9
Histoire de la sexualité est un ouvrage du philosophe français Michel Foucault (1926-1984) en trois tomes parus de 1976 à 1984 aux Éditions Gallimard.
  1. t.I, La Volonté de savoir
  2. t.II, L'Usage des plaisirs
  3. t.III, Le Souci de soi
http://www.arsvi.com/b1900/7600fm.htm
Foucault, Michel 1976 La volonté de savoir (Volume 1 de Histoire de la sexualité), Gallimard,248p. =19860910 渡辺守章 訳,『性の歴史I――知への意志』,新潮社,217p. 
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
一つの社会は権力、快楽、知の関係をいかに構成し、成立させているか。フーコー考古学の鮮やかな達成。
■目次
    第一章 我らヴィクトリア朝の人間
    第二章 抑圧の仮説
      1 言説の煽動
      2 倒錯の確立
    第三章 性の科学
    第四章 性的欲望の装置
      1 目的
      2 方法
      3 領域
      4 時代区分
    第五章 死に対する権利と生に対する権力
    訳者あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及

ミシェル・フーコー『性の歴史I 知への意志』(渡辺守章訳、新潮社、1986年)
Michel Foucault "La Volonté de Savoir (Volume 1 de Histoire de la Sexualité)", 1976
 http://www.bnfa.fr/livre?biblionumber=17450
  • I. Nous autres, victoriens
  • II. L'hypothèse répressive
    • 1. L'incitation aux discours
    • 2. L'implantation perverse
  • III. Scientia sexualis
  • IV. Le dispositif de sexualité
    • 1. Enjeu
    • 2. Méthode
      • 1. Règle d'immanence
      • 2. Règles des variations continues
      • 3. Règle du double conditionnement
      • 4. Règle de la polyvalence tactique des discours
    • 3. Domaine
    • 4 Périodisation
  • V. Droit de mort et pouvoir sur la vie

性の歴史  2 
快楽の活用   L'usage des plaisirs  

http://www.arsvi.com/b1900/8400fm.htm
Foucault, Michel 1984 L'usage des plaisirs (Volume 2 de Histoire de la sexualité), Gallimard,339p. =19861030 田村俶 訳,『性の歴史II――快楽の活用』,新潮社,331p. ISBN-10: 4105067052 ISBN-13: 9784105067052 \3045 [amazon][kinokuniya] ※ f03, s00

■内容
内容(「BOOK」データベースより)
一夫一婦制、同性愛、近親相姦、生殖、愛欲性、純潔性…。古代ギリシャ・ローマにおける性の実際と道徳を詳述する。

■目次
    序文
      1 さまざまの変更
      2 問題構成の諸形式
      3 道徳および自己の実践
    第一章 快楽の道徳的問題構成
      1 アフロディジア
      2 クレーシス
      3 エンクラテイア
      4 自由と真理
    第二章 養生術
      1 養生生活一般について
      2 快楽にかんする養生
      3 懸念と危険
      4 行為、消費、死
    第三章 家庭管理術
      1 結婚の知恵
      2 イスコマコスの家庭
      3 節制の三つの政治学
    第四章 恋愛術
      1 ある曖昧な交渉関係
      2 ある若者の名誉
      3 快楽の客体
    第五章 真の恋
    結論
    訳者あとがき
    引用文献索引
■引用
■書評・紹介
■言及

http://www.bnfa.fr/livre?biblionumber=18042

  • Quatrième de couverture
  • INTRODUCTION
    • 1. MODIFICATIONS
    • 2. LES FORMES DE PROBLÉMATISATION
      • 1. Une peur.
      • 2. Un schéma de comportement.
      • 3. Une image.
      • 4. Un modèle d'abstention.
    • 3. MORALE ET PRATIQUE DE SOI
  • CHAPITRE I. La problématisation morale des plaisirs
    • 1 APHRODISIA
    • 2 CHRÈSIS
    • 3 ENKRATEIA
    • 4 LIBERTÉ ET VÉRITÉ
  • CHAPITRE II Diététique
    • 1 DU RÉGIME EN GÉNÉRAL
    • 2 LA DIÈTE DES PLAISIRS
    • 3 RISQUES ET DANGERS
    • 4 L'ACTE, LA DÉPENSE, LA MORT
  • CHAPITRE III. Economique
    • 1 LA SAGESSE DU MARIAGE
    • 2 LA MAISONNÉE D'ISCHOMAQUE
    • 3 TROIS POLITIQUES DE LA TEMPÉRANCE
  • CHAPITRE IV Érotique
    • 1 UNE RELATION PROBLÉMATIQUE
    • 2 L'HONNEUR D'UN GARÇON
    • 3 L'OBJET DU PLAISIR
  • CHAPITRE V. Le véritable amour
  • CONCLUSION
  • INDEX DES TEXTES CITÉS
  • DU MÊME AUTEUR

・・・


性の歴史  3  
自己への配慮 Le souci de soi

http://www.arsvi.com/b1900/8704fm.htm
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
愛欲の営み、性の快楽から、結婚生活の重視、倫理的規範の強化と増大へ…古代ギリシャからキリスト教社会への変容を辿る。
■目次
    第一章 自分の快楽を夢に見ること
      1 アルテミドロスの方法
      2 その分析
      3 夢幻と行為
    第二章 自己の陶冶
    第三章 自己と他者
      1 結婚の役割
      2 政治の働き
    第四章 身体
      1 ガレノス
      2 それは良いのか、悪いのか?
      3 快楽の営みの養生法
      4 心の仕事
    第五章 女性
      1 夫婦の絆
      2 独占の問題
      3 結婚の快楽
    第六章 若者たち
      1 プルタルコス
      2 擬ルキアノス
      3 新しいエロス論
    結論
    訳者あとがき
    引用文献索引
■引用
■書評・紹介
■言及
http://www.bnfa.fr/livre?biblionumber=18213
Auteur :Foucault, Michel (1926-1984)

  • Note de l'adaptateur
  • Introduction
  • Citation
  • CHAPITRE I. Rêver de ses plaisirs
    • 1. LA MÉTHODE D'ARTÉMIDORE
    • 2. L'ANALYSE
    • 3. LE SONGE ET L'ACTE
  • CHAPITRE II. La culture de soi
  • CHAPITRE III. Soi et les autres
    • 1. LE RÔLE MATRIMONIAL.
    • 2. LE JEU POLITIQUE
  • CHAPITRE IV. Le corps
    • 1. GALIEN
    • 2. SONT-ILS BONS, SONT-ILS MAUVAIS ?
    • 3. LE RÉGIME DES PLAISIRS
    • 4. LE TRAVAIL DE L'ÂME
    • Note de l'auteur
  • CHAPITRE V. La femme
    • 1. LE LIEN CONJUGAL
    • 2. LA QUESTION DU MONOPOLE
    • 3. LES PLAISIRS DU MARIAGE
  • CHAPITRE VI. Les garçons
    • 1. PLUTARQUE
    • 2. LE PSEUDO-LUCIEN
    • 3. UNE NOUVELLE ÉROTIQUE
  • CONCLUSION
  • INDEX DES OUVRAGES CITÉS
    • AUTEURS ANCIENS
    • AUTEURS MODERNES
  • DU MÊME AUTEUR
  • BIBLIOTHÈQUE DES HISTOIRES
    • Volumes publiés
     
・・・・・・・・
2書評:
投稿者 babycorn 投稿日 2001/9/26
形式: 単行本
『快楽の活用』は『自己への配慮』と並ぶ,晩年のフーコーの代表的著作である.よく知られているよう に,『知への意志』と『快楽の活用』の間には約8年のギャップがある.このギャップは一般に,フーコーの活動停止期間という風に捉えられがちだが,正しく はフーコーがそれ以前の,いわゆる権力を中心とした方法論による主体のあり方を記述するスタイルの限界を通して,「主体化の問題」という彼の哲学の基盤に ある問題を描き出す為の新しい記述のスタイルを模索していた期間と捉えられるべきであろう.この8年の間にフーコーが直面した様々なジレンマについては ドゥルーズ『フーコー』でも触れられている.8年のギャップを経て出版された『快楽の活用』,『自己への配慮』では,それまでフーコーが主に扱ってきた 「古典主義時代(18世紀)」から遠く離れたギリシャ社会における人々のダイアローグが記述され,人々が自己の性のあり方を形式化する為に用いた実践の様 式について淡々と綴られる.その禁欲的とも凡庸ともいわれる記述のスタイル,ギリシャへの言及は,それまでのフーコーの著作になれ親しんでいた読者を困惑 させるものであった.しかし,この「主体化の形式」を巡るフーコーの記述スタイルの変更は,後期フーコーを理解する重要なキーであるばかりではなく,権力 論の内部における主体のあり方/可能性についての記述が孕む限界が明らかになった今日(そうした問題は特に人...続きを読む ›
投稿者 amazon 投稿日 2003/5/27
形式: 単行本
http://www.rin-5.net/501-750/617-kairaku.html
 《愛欲の営みにかんするギリシャ道徳における<若者の二律背反>とでも名付けていい事柄である。一方では、青年は快楽の客体として-しかも、成人男性にとっ ての男性の相手のなかで、恥ずかしくなく正当な唯一の客体としてさえ認められている。若者を恋し、欲しいと思い、若者を楽しむ、いかなる者も、法律や作法 を守ってさえいれば、けっして咎められないだろう。ところが他方、若者はその若さゆえに一人前の男にならねばならない以上、支配という形式のなかでいつも 考えられているこの性関係における客体として自分を認めるのを承認することができないのである。つまり、この役割と一体化しえないし、すべきではない。若 者は自発的に、自分の見解で、自分自身のために、快楽のこの客体であることはできないだろうし、他面、大人のほうはごく自然に若者を快楽の客体として選ぶ ことを好む。要するに、若者を相手に悦楽を感じて快楽の主体であることは、ギリシャ人にとって何も問題にならない、が反対に、快楽の客体であること、しか も自分をそうだと認めることは、若者にとって重大な困難を構成するのである。自由民の大人、自分自身を統御し、他の人々をしのぐ能力をもつ大人となるため に、若者が自分自身にたいして確立すべき関係は、自分が他者にとっての快楽の客体である関係形式と合致しえないだろう。この不合致は道徳的に必然のもので ある。》P279

NAMs出版プロジェクト: Foucault (1986)『フーコー』ドゥルーズ:目次
http://nam-students.blogspot.jp/2015/11/foucault-1986.html(本頁)
NAMs出版プロジェクト: ドゥルーズ体系:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/blog-post_72.html

NAMs出版プロジェクト: フーコーと行動システム
http://nam-students.blogspot.jp/2012/11/blog-post_13.html
言葉と物 Les mots et les choses (ミシェル・フーコー Michel Foucault)1966
http://nam-students.blogspot.jp/2015/03/blog-post.html
フーコー『性の歴史』Histoire de la sexualité 1976-1984:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/11/histoire-de-la-sexualite-1976-1984.html

フーコーと行動システム
http://nam-students.blogspot.jp/2012/11/blog-post_13.html(コメント欄)

『性の歴史』全三巻をとおしてみると、フーコーは性現象
を考察するための三つの極をつねに設定している。すなわ
ち、行為と快楽と欲望の三つである。…
 古代ギリシャでは、性の行為とその統御が重視され、中
国では、性の快楽とその強化に関心が集中する。ところが
キリスト教では欲望とその根絶が企てられて、性の行為そ
のものはもっぱら子供作りのためのものであり、快楽は理
論上も実際上も無視される。そして現代では、主眼は
欲望とその達成に置かれ、行為はそれほど重要ではなく、
快楽が何かでさえも解らない状態である。  (「訳者あとがき」より)
フーコー性の歴史3 『自己への配慮』 Le Souci de soi  帯より

http://yojiseki.exblog.jp/9059714/
フーコーとオリンピック
プラトンは法律によらない性の自己統御の例として運動選手を挙げている。
フーコーはそれに批判的に言及する。

「プラトンが言及するのは運動競技者の例であって、彼らは競技で勝利を収めたい欲求があるので、厳しい禁欲の生活法に服して、練習中はずっと女にも若者にも近づかない。ところが欲望という内面の敵にたいする勝利のほうが、競争相手にたいして収めることができる勝利よりはるかにすばらしい(『法律』840、岩波文庫p134)、というわけである。」(邦訳『快楽の活用』p212より)

ちなみに、あとがきで訳者がまとめていたフーコーの性のあり方をめぐった歴史観は以下のような図式になるだろう。


     ギリシア
    (自己統御)
      /\
     /__\
キリスト教    中国
(禁欲)      (快楽)
子作り
     ギリシア
    (行為、自己統御)
      /\
キリスト教/  \中国
(禁欲) \  /(快楽)
      \/
      現代
     (欲望⚪️、行為△、快楽×)

2 Comments:

Blogger yoji said...

taka

4:13 午前  
Blogger yoji said...

【哲学】哲学者ミシェル・フーコー「性の歴史」最終巻、ついに出版へ 死後34年[02/07]

19コメント5KB
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1しじみ ★2018/02/08(木) 03:29:28.86ID:CAP_USER>>9
【2月7日 AFP】
今年で死後34年を迎えるフランスの哲学者ミシェル・フーコー(Michel Foucault)が著した
「性の歴史(The History of Sexuality)」シリーズのうち、
未発表だった第4巻「肉体の告白(Confessions of the Flesh)」が今月9日、ついに出版される。

 未完のまま残されていた同著では、「同意」をめぐる繊細な問題についても論じられており、
遺著管理者らはフーコーの考えを世に出す機が熟したと判断。
仏出版社ガリマール(Gallimard)から出版される運びとなった。

 編集者のフレデリック・グロ(Frederic Gros)氏は、セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)を告発する
「#MeToo(私も)」運動の高まりを受け「この独創的な大作の出版にふさわしい時が訪れた」と説明した。

 フーコーが同書の執筆を開始したのは1980年代初頭。
フーコーはこの時既にAIDS(エイズ、後天性免疫不全症候群)を発症しており、その後1984年6月に亡くなった。

 同著ではまず始めに、アレクサンドリアの聖クレメンス(St Clement of Alexandria)や
ヒッポの聖アウグスティヌス(St Augustine of Hippo)といった初期キリスト教会の神学者らが
どのようにセクシュアリティー(性)を扱ってきたかを考察している。

 フーコーは通説に反し、初期のキリスト教は異教徒以上に性に関して厳格ではなく、
むしろ異教徒の哲学者らと比べかなり寛大だったと指摘。
「これらの(抑圧的な)原理はどういうわけか異教徒の慣行からキリスト教の思想や慣行へと広がった」とつづっている。

 グロ氏によると、フーコーは当初「性の歴史」を6巻に分けて出版するつもりだった。
だが発病により計画を変更。1984年の亡くなる数週間前に第2巻「快楽の活用(The Use of Pleasure)」、
第3巻「自己への配慮(The Care of The Self)」が出版された。(c)AFP

画像:仏哲学者のミシェル・フーコー
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/4/7/700x460/img_47f84fffad19402e6e548c8851a528ac144216.jpg

AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3161404

7:46 午後  

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