金曜日, 1月 27, 2017

『経済学大図鑑』ナイアル・キシテイニー(付:エンゲル係数)

   ( 経済学リンク::::::::::
NAMs出版プロジェクト: 経済学日本人著者入門書
http://nam-students.blogspot.jp/2016/10/blog-post_9.html   
NAMs出版プロジェクト: 経済学大図鑑 ナイアル・キシテイニー
http://nam-students.blogspot.jp/2017/01/blog-post_27.html
経済学史の本
http://nam-students.blogspot.com/2019/02/blog-post_94.html
NAMs出版プロジェクト: ウェッブ夫妻
http://nam-students.blogspot.jp/2017/02/blog-post_34.html
NAMs出版プロジェクト: セカンドベストの一般理論 1956
http://nam-students.blogspot.jp/2017/02/blog-post_1.html
NAMs出版プロジェクト: マリリン・ウェアリング Marilyn Waring 1988
http://nam-students.blogspot.jp/2017/02/marilyn-waring.html
NAMs出版プロジェクト: DICE model - ウィリアム・ノードハウス 1994
http://nam-students.blogspot.jp/2017/02/dice-model-wikipedia.html
エンゲル係数:再考

124~125頁:
“家計が貧しければ、それだけ所得の割合の多くが食料に当てられることになる”
エルンスト・エンゲル

エンゲルの法則エルンスト・エンゲルによれば、ひとは裕福になるのにあわせて、食べものに、所得のより多くを費やすことになるわけではない。食べものへの需要は「所得に左右されない」。これがのちに、エンゲルの法則として知られる考えだ。エンゲルはベルギー在住の199世帯の生活費調査をして、食べもののような基本的必需品への需要は所得の増加と歩調をあわせてすぐに増えはしないが、贅沢品への需要の増加と歩調をあわせてすぐに大きくなることをあきらかにした。経済製品ないし商品に、二つのタイプを区別する。ひとつは正常財で、その需要は所得の変化に歩調をあわせる。贅沢品は上級財と呼ばれ、普通の商品のなかでも特別な型のものだ。なにしろ、その需要は所得の増加以上の一定比率で増えてゆく。第二のタイプの商品は、下級で、所得が増えればその需要は減る。

 1821年ドイツのドレスデンに生まれたエルンスト・エンゲルは、フランスはパリのエコール・デ・ミーヌ(鉱山学校)で鉱山業を学んだ。かの地で、家計研究の先駆者フレデリク・ル・プレに影響を受ける。エンゲルは、まずザクセンの、ついでプロイセンの統計局長を務める。プロイセン時代に、エンゲルはその名を不朽のものとすることになる法則を定式化した。
 1881年に、エンゲルはオットー・フォン・ビスマルク首相の農業保護政策を激しく批判する論文を著し、ただちに健康上の理由から「引退」する。エンゲルは、ドイツの歴史的な経済学派の一員であった。多産な書き手であったエンゲルは、労働者階級の人びとの生活水準を改善するには政治改革しかないと信じていた。おそらくエンゲルの後世への最大の功績は、ヨーロッパの少なからぬ国に統計的分析のための研究所を創設するにさいして発揮した影響力であろう。1896年、76歳でドレスデン近郊で亡くなる。 

主著
1857年『ザクセンにおける生産と消費』
1883年『人びとの価値』
1895年『ベルギーの労働者家族の生活費』

エルンスト・エンゲル(Ernst Engel, 1821年3月26日 - 1896年12月8日)は、社会統計を体系化したドイツ統計学者、経済学者。
ドイツのドレスデンの生まれ。プロイセン王国の統計局長官となり、官庁統計を整備し、統計教育に努めた。家計の中でしめる食費の割合(エンゲル係数という)が貧富の階層差に密接に関連することを指摘した。
「エンゲルの法則」で有名。著書『人間の価値』『ベルギー労働者家族の生活費』など。
エンゲル係数 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/エンゲル係数
エンゲル係数(エンゲルけいすう、英語:Engel's coefficient、ドイツ語:Engelsches Gesetz)とは、家計の消費支出に占める飲食費の割合(パーセント単位)のこと。ドイツ社会統計学者エルンスト・エンゲル1857年論文で発表した。



日本人の著作ではないが…


経済学大図鑑 | ナイアル・キシテイニー, 若田部 昌澄, 小須田 健 |本 | 通販 | Amazon 2014
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経済学史図鑑または経済学者図鑑が正しく内容を伝える題名だ。概念の図解なら日本人の著作にもっといいものがある。目次に人名がないのは不親切。行動経済学、ゲーム理論関連に目新しさはないが、反主流派の総花的、時系列かつランダム?な紹介は画期的。ゲゼルがいないのはおかしいが。
経済学者の顔写真や資料は役に立つ。第二次大戦後が分量的に後半半分を占める。
ヒューム、スミス、ミル、マルクスを大きく扱うのは逆に新鮮か。

追記:
日本語版ではケネーの経済表は小さくしか載ってない。230頁のアジア通貨危機の説明などは噴飯もの。カレツキもほとんど名前だけ。284頁の韓国への日本の投資云々は他にない記述だ。




The Economics Book: Big Ideas Simply Explained by Niall Kishtainy ...
(2012,2014d)

経済学大図鑑
ナイアル・キシテイニー

価格: ¥ 4,320

キシテイニー,ナイアル ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで教えている。専門は経済史と発展理論。世界銀行や国連アフリカ経済委員会でも働いている 若田部/昌澄 1965年神奈川県生れ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、同大学院経済学研究科、トロント大学経済学大学院博士課程満期退学。現在、早稲田大学政治経済学術院教授。専攻は経済学史 小須田/健 ... 続きを読む


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経済学大図鑑
著者名等  ナイアル・キシテイニー/ほか著  
著者名等  小須田健/訳  
著者名等  若田部昌澄/日本語版監修  
著者等紹介 【キシテイニー】ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで教えている。専門は経済史
と発展理論。世界銀行や国連アフリカ経済委員会でも働いている。
著者等紹介 【小須田】1964年神奈川県生まれ。中央大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、中央大学、東京情報大学ほか講師。専攻は現代哲学・倫理学。著書に「日本一わかり
やすい哲学の教科書」「図解世界の哲学・思想」、訳書に「哲学大図鑑」「心理学大図鑑」など。
出版者   三省堂
出版年   2014.2
大きさ等  25cm 352p
注記    The economics book.の翻訳

目次    
さあ、交易をはじめよう―紀元前400年~後1770年 p.16~
理性の時代―1770年~1820年 p.48~
産業革命と経済革命―1820年~1929年 p.86~
戦争と不況―1929年~1945年 p.150~
戦後の経済学―1945年~1970年 p.182~
現代の経済学―1970年~現在 p.a258~

内容    アダム・スミスから今日の経済学者まで、その学説のキーとなることばを織り込みながら、わかりやすい図解で100を超える経済概念を解説。世界経済の今を見つめなおし、考える人のための経済学入門。
ISBN等 4-385-16222-0






  • 人名中心リスト(定番、行動経済学、ゲーム理論関連は除外):


    1 さあ、交易をはじめよう―紀元前400年~後1770年 p.16~ 







    21(邦訳ページ数):

    22(23):
    トマス・アクィナス

    25:

    30(31):
    ボダン(貨幣数量説)

    43:
    (日本語版では小さくしか載っていない)
    44(45):
    ケネー

    46(47):
    ヒューム

    2 理性の時代―1770年~1820年 p.48~










    64(65):
    チュルゴ(公平な税負担)

    74:
    セー

    78:
    シスモンディ

    82(84):
    リカード

    83:



    3 産業革命と経済革命―1820年~1929年 p.86~








    90:
    クールノー
    ベルトラン

    98:
    チャールズ・マッケイ『狂気とバブル』1841年
    Tulip mania - WikiVisually

    Wagon of Fools by Hendrik Gerritsz Pot, 1637. Followed by Haarlem weavers who have abandoned their looms, blown by the wind and flying a flag emblazoned with tulips, Flora, goddess of flowers, her arms laden with tulips, rides to their destruction in the sea along with tipplers, money changers and the two-faced goddess Fortuna.

    経済学大図鑑98頁参照
    チューリップ·マニアを描いたヘンドリック・ポットの絵画(1640年)には、酩酊し、金の亡
    者になった人びとを載せた花の女神が描かれている。カートの後ろにつづくほかの人びとは、
    この集団になんとか追随したくてたまらない。

    102(105):
    マルクス
    オーラス・ヴェルネHorace Vernet


    .参考:
    1848年のフランス革命 - Wikipedia
    https://ja.wikipedia.org/wiki/1848年のフランス革命

    1848年の絵は、6月なのに邦訳はなぜか7月になっている。7月だとこれだ…

    116:
    ギッフェン

    124(125):
    エルンスト・エンゲル

    エルンスト・エンゲル(Ernst Engel, 1821年3月26日 - 1896年12月8日)は、社会統計を体系化したドイツ統計学者、経済学者。
    ドイツのドレスデンの生まれ。プロイセン王国の統計局長官となり、官庁統計を整備し、統計教育に努めた。家計の中でしめる食費の割合(エンゲル係数という)が貧富の階層差に密接に関連することを指摘した。
    「エンゲルの法則」で有名。著書『人間の価値』『ベルギー労働者家族の生活費』など。
    エンゲル係数 - Wikipedia
    https://ja.wikipedia.org/wiki/エンゲル係数
    エンゲル係数(エンゲルけいすう、英語:Engel's coefficient、ドイツ語:Engelsches Gesetz)とは、家計の消費支出に占める飲食費の割合(パーセント単位)のこと。ドイツ社会統計学者エルンスト・エンゲル1857年論文で発表した。


    133:
    ヴィーザー(『社会経済学の基礎?』1914年、機会費用)
    フリードリヒ・フォン・ヴィーザーFriedrich von Wieser1851年7月10日 - 1926年7月22日)は、経済学者。初期のオーストリア学派の一人。
    • ヴィーザーの2つの主要な貢献は、生産要素の価格は生産物価格により決定される、と主張する「転嫁」の理論、および、価値理論の基礎---新古典主義理論における主観主義者の柱としての「機会費用」理論である。
    • これらの考えを発展させる中で、ヴィーザーは限界効用(彼の造語である)の原理に基づく欠乏と資源配分---固定量の資源と限りない欲求---に関する研究へと、新古典主義経済学を確固として方向付けた、との名誉を与えてよいだろう。ヴィーザーの転嫁の理論は、その単純な原理がどこへでも適用されることを可能にした。費用を生産財の先行使用に換算して分析する、というヴィーザーの代替費用(まだ機会費用としては理解されていない)の理論は、アルフレッド・マーシャルの「実質費用」との間で、間もなく矛盾を生ずることになった。 
    • ヴィーザーは、代替費用の学説と転嫁の理論を注意深く詳述した『自然価値論』"Der natürliche Wert"、1889年)と、それらを現実の世界に適用しようとする意欲的な試みである『社会経済論』"Teorie der gesellschaftlichen Wirtschaft"、1914年)との2つの主著で有名である。

    ヴィーザ / 経済的価値の本源と主要法則 他 | 希書自慢 西洋経済古書収集
    http://www.eonet.ne.jp/~bookman/wieser.html


    134:
    ウェッブ夫妻
    Beatrice Webb - Wikipedia(ビアトリス・ポッター・ウェッブ、本書ではべアトリス)
    https://en.wikipedia.org/wiki/Beatrice_Webb
    シドニー・ウェッブ - Wikipedia
    https://ja.wikipedia.org/wiki/シドニー・ウェッブ
    初代パスフィールド男爵シドニー・ウェッブ(Sidney James Webb, 1st Baron Passfield、1859年7月13日 - 1947年10月13日)は、イギリスの政治家。のちの労働党へと繋がるフェビアン協会の中心人物で、イギリスの政治思想風土のもとで漸進的な社会改革を主張した。
    1859年ロンドンで生まれた。仕事のかたわら、シティ・オブ・ロンドン・カレッジなどで学び、植民地省の高級官僚になる。フェビアン協会の創設期より中心的役割を果たし、妻ビアトリス・ポッター・ウェッブバーナード・ショーらとともに、漸進的な社会改革を進めることを主張した。1895年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)を創設し、自身は行政学の教授をつとめた。代表的な社会改革理論として、ナショナル・ミニマム論(『産業民主制論』〈1897年〉)がある。それは、最低賃金、労働時間規制、衛生・安全、義務教育などの労働者への最低労働・生活条件の国家規制は、国民経済発展にプラスになるというものであった。ナショナルミニマム概念は、後のピグ-やベヴァリッジにらよっても形を変えて引き継がれた。
    フェビアン協会は、労働組合とは一定の距離を保ちつつ、労働代表委員会を経て労働党へと結実し、ウェッブは労働党員として党内の要職を歴任した。1922年、下院議員。1924年、初めての労働党内閣(自由党との連立)が成立した際に商務大臣。1929年、初代パスフィールド男爵に叙され、貴族院議員となった。1929年-1931年、第2次労働党内閣で植民地相。1929年以降の大恐慌の惨劇を前に、晩年にはロシア社会主義に傾倒していった。1947年に死去。

    ビアトリス共著編集

    • 『労働組合運動史』(The History of Trade Unionism)
    労働組合運動史』荒畑勝三,山川均共訳 叢文閣 1920
    労働組合運動の歴史』荒畑寒村監訳 飯田鼎,高橋洸訳 日本労働協会 1973


    144(147):
    ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス

    4 戦争と不況―1929年~1945年 p.150~




    162:
    フランク・ナイト

    166:
    カール・ポランニー

    168:
    パーリ
    ミーンズ

    170:
    ラグナル・フリッシュ
    ラグナル・フリッシュ - Wikipedia
    https://ja.wikipedia.org/wiki/ラグナル・フリッシュ
    ラグナル・アントン・キティル・フリッシュ(Ragnar Anton Kittil Frisch、1895年3月3日 - 1973年1月31日)は、ノルウェーオスロ出身の経済学者である。「計量経済学」の先駆者であり、この学名も彼が名づけたものである。また、マクロ経済ミクロ経済の二分法を考案したのも彼と言われている。
    • Frisch, Ragnar (1933). "Propagation problems and impulse problems in dynamic economics". Economic Essays in Honour of Gustav Cassel: 171–205.

    ヘンリー・ムーア

    171:
    ライオネル・ロビンズ(希少性)

    経済学の本質と意義 (近代社会思想コレクション) 単行本 – 2016/1/25


    5 戦後の経済学―1945年~1970年 p.182~




    190:
    ローゼンシュタイン=ボーダン
    ロストウ(開発経済)

    191:
    ラグナー・ヌルクセ
    ハーシュマン


    194:
    モーリス・アレ

    206:
    ダグラス・ノース

    208(209,214):
    ケネス・アロー

    210:
    ドブリュー

    216:
    リチャード・イースタリン(幸福度)
    アンドリュー・オズワルド

     Easterlin (1974). "Does Economic Growth Improve the Human Lot? Some Empirical Evidence" (PDF). In Paul A. David; Melvin W. Reder. Nations and Households in Economic Growth: Essays in Honor of Moses Abramovitz. New York: Academic Press, Inc.


    「人より金持ちでいたい人」は、富裕層はムリ | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online
    http://president.jp/articles/-/19876
    リチャード・イースタリンという経済学者が1974年に発表した内容の概略は次の通りです。
    (1)一国の一時点での所得と幸福度には正の関係が見られる
    所得が高いほど幸福度が高いという素直に理解できる内容ですね。
    (2)国際比較では所得と幸福度に関係があるとしても一国内の所得と幸福度ほど強くない
    この国際比較の問題は、一人当たりの年間収入が1万5000ドルを超えるまでは所得の上昇と幸福に関連がありますが、その水準では人間の衣食住などの基本的な生存欲求が充足されない状況でストレスが大きいですから、これを取り除くだけで幸福感に上昇が見られるというのは素直に理解できる内容です。
    しかし、今日の先進国では住む所も食べるところもない状況ではなく、それなりに雨露はしのげて、餓死しない程度の何らかの食べるものはありますので、お金と幸福の関係は弱くなるということです。
    (3)一国の時系列で見ていって、国全体が豊かになっていっても幸福度は変わらない
    これが今回取り上げるイースタリンパラドックス(イースタリンの逆説)です。パラドックスの原因と考えられるものは後述します。
    (4)所得がある一定水準以上にあがると幸福度との相関が見られなくなる
    これもイースタリンパラドックスの内容で、飽和点の存在を示すものです(飽和点が実際に存在するかどうかというのは、議論があるところで後日稿をあらためてお話しします)。

    220:
    ケルヴィン・ランカスター
    リチャード・リプシー(セカンドベストの一般理論1956年)

    ジョセフ・ヒース著 『資本主義が嫌いな人のための経済学』

    《本書のエッセンスを最もよく表しているのが第3章で取り上げられる、1956年に『レビュー・オブ・エコノミック・スタディーズ』に発表されたケルヴィン・ランカスターとリチャード・リプシーによる「次善の一般理論」という論文をめぐってだろう。
    この論文は「レッセフェール(自由放任)資本主義への最大級の強力な反対論を左派に与え」ることになった……はずであった。
    この論文発表後、「経済学会はこぞって被害対策モード」に入り、リプシーの推定では「反論しようとする二〇〇ほどの論文が発表」され、中には著者たちの人格を攻撃するようなものもあったという。
    しかし「パニックはほどなく鎮まった。結局のところ心配するほどのことではないと、右派は気づいた。その理論に欠陥があったのではなく、左派の誰一人として『レビュー・オブ・エコノミック・スタディーズ』を読んでいないようだった」ためだ。
    はたしてこの論文がそれほどの破壊力を秘めていたのかを僕には判断することはできないが、少なくとも左派は右派を動転させた有力な武器をみすみす見逃してしまったことは間違いないのだろう。》


    次善の理論 – Termwiki, millions of terms defined by people like you
    http://ja.termwiki.com/JA/second-best_theory

    次善の理論

    我々は完璧な世界に住んでいないとして、どのように有用な我々が行うという前提に基づいて、経済理論のですか?リチャードリプシーとケルビンランカスター(1924年〜1999年)によって1956年に定められた次善の理論は、経済モデルの前提条件が完全に満たされていないときに何が起こるかを調べます。それは可能な限り他の条件の多くに会い、である - - 最適な解が得られないことが、彼らはすべての条件が満たされている状況で、次善の状況がことがわかった。確かに、リプシーとランカスターを侮れない、一般的に、一つの最適平衡条件が成立しない場合、他の平衡条件のすべてが変更されます。潜在的に、次善の均衡は、政府の介入によってもたらされる新たな均衡よりも劣っているかもしれないが、いずれの不均衡になっている市場に均衡を取り戻すために、または離れて次善の条件から他の市場に移動する。経済学者は、特定の物品に課税すると、他の助成金から自由貿易を制限するに至るまで、経済に介入のすべての種類を正当化するためには、この洞察を押収した。市場の失敗があるたびに、次善の理論は、それが経済厚生を増加させる政府の政策を設計することが常に可能だと言う。悲しいかな、政府の介入の歴史は、セカンドベストは、実際には、理論的には上が改善されることがありますが、セカンドベストはしばしば、少なくとも最悪であることを示唆している。

    関連論文:


    Title セカンド・ベスト定理と経済政策 Author 鈴木, 守 ... - KOARA

     
    (Adobe PDF)

    koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/.../download.php?file_id...
    リプシーランカスターによる. セ力ンド . ベスト定理. 3. デイヴィス= ウィンストンによる その修正. 4. 一般化されたセ力ンド. ベスト定理とその政策的含意. 1. はじめに. 完全 競争がある種の条件の下で資源の最も効率的な. 利用を保証するという命題は,厚生 経済学 ...

    222:
    オイケン

    228:
    ロドリック(トルコ)
    232:
    コルナイ・ヤーノシュ

    244:
    ジョン・ムース
    ロバート・ルーカス

    248:
    エルズバーグ

    256:
    セン『貧困と飢饉』

    6 現代の経済学―1970年~現在 p.258~






    261:
    フラッド、ガーバー(年表のみ)

    Collapsing Exchange Rate Regimes: Another Linear Example 1995年

    Robert P. FloodPeter M. Garber, Charles Kramer

    NBER Working Paper No. 5318
    Issued in October 1995NBER Program(s):   IFM 
    https://people.ucsc.edu/~hutch/241B/Ec%20241b%20SYLLABUS%20Winter%202009_files/flood.collapsingregime_jie96.pdf


    272:
    ユージン・ファーマ
    Fama, Eugene (1970). “Efficient Capital Markets: A Review of Theory and Empirical Work”. Journal of Finance 25 (2): 383–417. doi:10.2307/2325486JSTOR 2325486.



    273:
    アクセルロッド

    274:
    アカロフ

    276:
    キッドランド(Kydland)、プレスコット(Prescott)両教授の 1977 年の論文 Finn E. Kydland, and Edward C. Prescott (1977), "Rules Rather than Discretion: The Inconsistency of Optimal Plans," Journal of Political Economy, Vol. 85, No. 3. June, pp. 473-492.
    http://www.sfu.ca/~kkasa/prescott_77.pdf
    裁量より規則を 両氏はRBC(1982年にモデル化)で有名。

    参考:
    「インフレ目標」をめぐるネット議論の陥穽 ( 経済学 ) - 岩本康志のブログ - Yahoo!ブログ
    http://blogs.yahoo.co.jp/iwamotoseminar/32325439.html
    (1) 「なぜインフレ目標が必要なのか」
     その理論的根拠は,キッドランド教授とプレスコット教授が1977年に発表した「時間整合性」(time consistency)の議論にある。
     この議論が一般の人にはすぐには伝わりにくい。それも無理はない。両教授が数学的に定式化するまでは,学界でもきちんと認知されていなかった問題であり,だからこそノーベル経済学賞を受賞する業績となったのである。
     時間整合性の議論は経済現象のさまざまな場面に現れるが,金融政策については,随時,最良の政策をとっていく「裁量的政策」が,時間を通して見た場合に望ましくないことになっている,という現象として現れる。「日々最善をつくすことが,全体として最善になっていない」という理屈をいきなり持ち出されると,予備知識のない人は面食らうだろう。時間整合性を噛み砕いて説明することは,今回の記事の主旨ではないので,先を急ぐ。
     時間整合性の議論が裏付けたのは,「その時その時で最良な政策を追求するよりは,ルール化した政策をとる(その時だけを見れば最良ではない)方が望ましい」という考え方である。ルールはそれが守られているかどうか外から確認ができるように簡明なものが望ましい。そうしたルールとして考えられてきたものの代表が,「インフレーション・ターゲッティング・ルール」である。この考え方が定着するには何人かの学者の研究がかかわっているが,代表格にはスベンソン教授があげられる。また,他のルールも考えられている。

    278:
    エドワード・ローレンツ
    https://ja.wikipedia.org/wiki/バタフライ効果
    ローレンツ・アトラクタ。ローレンツ方程式のパラメータを p = 10、r = 28、b = 8/3 として数値計算した結果をある方向から見ると、蝶が羽を開いたような形をしている(左図)。ローレンツ方程式は3変数(xyz)の関数であり、3次元空間では右図のような軌跡となる。
    • E. N Lorenz、杉山勝・杉山智子(訳)、1997、『ローレンツ カオスのエッセンス』初版、 共立出版 ISBN 4-320-00895-2

    ローレンツ カオスのエッセンス 単行本 – 1997/9


    280:

    孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生 単行本 – 2006/4

    281:

    マルチスピード化する世界の中で――途上国の躍進とグローバル経済の大転換 単行本 – 2011/10/7

    294:

    限界費用価格形成原理の研究II (日本交通政策研究会研究双書) 単行本 – 2016/3/26

    Nordhaus [1994] のDICEモデル (Dynamic Integrated model of Climate and the Economy)
    気候変動と経済の動的統合モデル の略の意味.

    311:
    マリリン・ウェアリング
    KEY THINKER Marilyn Waring (1952–)

    新フェミニスト経済学 単行本 – 1994/8

18 Comments:

Blogger yoji said...

DICE の定義、DICE どういう意味ですか?、DICE、気候変動と経済の動的統合モデル 、DICE 気候変動と経済の動的統合モデル の略の意味.
学位論文要旨詳細 - 東京大学
gazo.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/gakui/cgi-bin/gazo.cgi?no=118678
本研究では、

Nordhaus [1994] のDICEモデル (Dynamic Integrated model of Climate and the Economy)
気候変動と経済の動的統合モデル の略の意味.


を拡充して、植林の ... 海洋での二酸化炭素吸収のモデル 化において、DICEモデルでは2層の構造となっており、吸収も濃度勾配に依存する形態 になっ ...

1:48 午前  
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ローレンツ関連12

ブラッドベリの「雷のような音」とトランプ氏 ( アメリカ情勢 ) - 村田基の逆転日記 - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/muratamotoi/13821547.html?__ysp=44OW44Op44OD44OJ44OZ44OqIOmbt%2BmztA%3D%3D
欧米のマスコミはトランプ氏の味方か>
ブラッドベリの「雷のような音」とトランプ氏記事をクリップする
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2015/12/19(土) 午前 3:10 トランプ大統領 アメリカ情勢
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アメリカ共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏が人気になっているのを見ていると、レイ・ブラッドベリの「雷のような音」(「雷のとどろくような声」「いかずちの音」とも)という短編小説を思い出します。
これは「サウンド・オブ・サンダー」というSF大作映画の原作ですが、原作のほうはむしろ小味な作品です。

タイムトラベルが商業化されている未来社会。主人公は恐竜狩りツアーに参加します。ちょうど大統領選挙が終わったところで、キースという穏健派の候補が当選しました。主人公がそのことを話題にすると、時間旅行会社の受付の男はこんなことを言います。
「われわれは幸運です。もしドイッチャーが勝っていたら、この国は最悪の独裁国になったでしょうね。あれはすべてに反対する男です。軍国主義者で、キリスト教に反対し、ヒューマニズムに反対し、知性に反対している」

過去になにか影響を与えると今の歴史が変わってしまうから絶対にしてはいけないときびしく注意されて時間旅行に出かけますが、主人公は間違って一羽の蝶を踏みつけてしまいます。これぐらいたいしたことはないだろうと思って帰ってくると、前と微妙に様子が違います。受付の男の感じも違うし、壁に書かれた文字のスペルがでたらめになっています。主人公は恐る恐る受付の男に昨日の選挙の結果をたずねます。
「あんた、それ冗談だろ。よく知ってるくせに、もちろんドイッチャーだよ! あったりめえじゃねえか。あんな軟弱なキースの野郎が大統領になってたまるかよ。ドイッチャーは鉄の男さ。あんなに度胸のある奴は、ほかにいねえよ!」

蝶を踏みつぶすという「ほんのちょっとしたこと」が、大統領選の当選者が変わるという「ちょっとしたこと」につながり、それが独裁制の恐怖と、もしかして核戦争による世界の破滅にもつながるかもしれないという恐怖が描かれるわけです(映画「サウンド・オブ・サンダー」では過去からショック・ウェーブが襲ってきて、世の中が大パニックになるというストーリーです)。

ブラッドベリには、書物が禁止された未来社会を描く「華氏451度」がありますが、それ以外に政治的な小説はほとんどなく、それだけに印象に残っています。

日本でこれを収録した短編集が刊行されたのは1962年ですが、今調べると、アメリカで発表されたのは1952年だということです。明らかにヒトラーを念頭に書かれた作品と思えますが、ちょうどマッカーシズムが吹き荒れているさ中ですから、それに対する思いもあったのかもしれません。

私がこの短編小説を読んだのは高校生のときですが、そのときからアメリカにヒトラーのような大統領が出現する可能性というのはつねに念頭にありました(対米追随主義者はまったく考えないのでしょうね)。
トランプ氏はもちろんヒトラーとは違いますが、イスラム教徒入国禁止というのはユダヤ人差別にも匹敵する差別政策ですし、大戦中の日系人強制収容所を肯定するかのような発言もしています。

もしトランプ氏が大統領になると、テロリストに対する強硬姿勢というのは絶対に変えないでしょう。そして、軍事力でテロリストを一掃するというのは明らかに不可能ですから、どこかの時点で行き詰まり、自暴自棄になって、たとえば核兵器を使用するようなこともやりかねないと思います。

ドローンによる空爆とかサイバー攻撃とか、戦争のやり方もSF的になっていますが、アメリカの大統領選挙もSF的になってきました。
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カテゴリ>政治>国際情勢>アメリカ情勢

10:27 午後  
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278:
エドワード・ローレンツ
https://ja.wikipedia.org/wiki/バタフライ効果


ローレンツ・アトラクタ。ローレンツ方程式のパラメータを p = 10、r = 28、b = 8/3 として数値計算した結果をある方向から見ると、蝶が羽を開いたような形をしている(左図)。ローレンツ方程式は3変数(x、y、z)の関数であり、3次元空間では右図のような軌跡となる。
E. N Lorenz、杉山勝・杉山智子(訳)、1997、『ローレンツ カオスのエッセンス』初版、 共立出版 ISBN 4-320-00895-2
ローレンツ カオスのエッセンス 単行本 – 1997/9
E.N. ローレンツ (著), E.N. Lorenz (原著), 杉山 勝 (翻訳), 杉山 智子(翻訳)

22頁でブラッドベリの短編が言及される

10:28 午後  
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124~5:

【国会】安倍首相が珍答弁 エンゲル係数上昇は「食生活の変化」★10

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1ばーど ★2018/02/03(土) 17:24:31.79ID:CAP_USER9>>3>>5>>10>>12>>24>>41>>87
大新聞やテレビはあまり報じていないが、31日の参院予算委員会で「エンゲル係数」を巡って、珍妙なやりとりがあった。

民進党の小川敏夫議員がアベノミクスによって国民生活が苦しくなっていることを表すデータを挙げる中で、「生活の豊かさを示すエンゲル係数が顕著に上がっている」と指摘。これに安倍首相は、「(エンゲル係数の上昇には)物価変動、食生活や生活スタイルの変化が含まれている」と反論、「景気回復の波は全国津々浦々に」と、いつものフレーズを繰り出したのだ。

えっ! 生活スタイルの変化? エンゲル係数は消費支出に占める食費の割合のことで、一般に「その係数が高いほど生活水準が低い」というのは経済学の常識じゃないのか。

「食費は生活の基礎的な部分。支出に占める割合が大きければ大きいほど、生活に余裕がないという指標です。安倍首相の答弁はテストなら0点ですよ。『生活スタイルの変化』と言いますが、ひところは『外食にシフト』というデータもありましたが、今や外食の単価が下がり、ワンコインでおつりがくることもある。外食費は多くありません。安倍さんや麻生さんは1万円を超えるステーキを食べに行く金持ちだから、自分と国民の違いが分からないのでしょう」(経済評論家・斎藤満氏)

安倍首相の経済指標の“恣意的な解釈”は毎度のことだが、予算委でアピールした「有効求人倍率が全都道府県で1倍を超えた」「パートの時給が統計開始以来最高」というのも眉唾だ。

「有効求人倍率の求職者というのはハローワークに行った人だけ。失業保険が出る期間を過ぎてハローワークに行かなくなった失業者は含まれません。賃金が上がっていると言いますが、財務省の『法人企業統計』によれば、企業の人件費は2012年10~12月期の44兆円に対し、直近の17年7~9月期でも44兆円のままです。パートの時給が上がっても、勤務時間を減らしているので、賃金は増えていません」(斎藤満氏)

目を背けたくなる数字をもうひとつ。安倍首相が渇望する「デフレ脱却」宣言を阻むのは個人消費の弱さだが、第2次安倍政権発足から5年(17年7~9月期まで)の軌跡を見ると、名目GDPは11.4%拡大したが、個人消費は4.3%しか増えていない。つまり消費低迷は長期化しているのである。

アベノミクスの失敗、さすがにもうそろそろ認めたらどうか。

2018年2月2日
日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/222443/1

関連スレ
【Wikipedia】「エンゲル係数」ウィキペディア書き換え合戦 首相答弁直後に...官邸の陰謀説まで★2
http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1517618750/

★1が立った時間 2018/02/03(土) 03:18:37.52
前スレ
http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1517639589/

2:04 午前  
Blogger yoji said...

20180204
ロジ@logicalplz
平成25年2月20日参議院予算委員会。
共産大門「エンゲル係数が上昇して生活にゆとりがなくなって格差が拡大している」
安倍「エンゲル係数は安倍政権で下がり民主党政権で上がっている」
安倍ちゃん、5年前はエンゲル係数の上昇を民主党政権のせいにしていた模様。



エンゲル係数上昇は景気回復の表れと言い切ってしまった安倍と、
それを全力で擁護してた高橋洋一はじめリフレ派=ネトウヨ経済学者たち
どうするんだろうなw
バカな殿様を抱えた御用たちも大変だな・・・

5:06 午後  
Blogger yoji said...

エンゲル係数29年ぶり高水準 共働き増・値上げ…
16年、0.8ポイント上昇の25.8%
総務省が17日発表した2016年の家計調査速報によると、家計の支出に占める食費の
割合である「エンゲル係数」は2人以上の世帯で前年より0.8ポイント上昇して25.8%となった。1987年以来29年ぶりの高水準。食品価格が上昇したほか、
共働き世帯の増加で調理食品などの購入が増えたことが背景にある。
衣料品などを買い控えており、家計の節約志向は根強い

 16年の1世帯あたりの月額消費支出は平均28万2188円で、
物価変動の影響を除いた実質で前年に比べ1.7%減った。
前年を下回ったのは3年連続だ。
 勤労者世帯の消費支出も実質で1.7%減。エンゲル係数(農林漁業世帯を除く)は
24.1%となり、90年以来の高水準だった。
 家計の支出のなかで、食品はほかの支出に比べて削りにくく、
一般的にエンゲル係数が高いほど他の支出に回す余裕がなく、
経済的に苦しいとされる。経済が発展途上にあるときは高く、
成熟すると低下してくる。80年代以降にエンゲル係数が低下傾向だったのは
「景気が上向き消費全体が活発で、娯楽など食品以外の支出が増えたため」
(総務省)とされる。
 日本経済はすでに成熟しているが、同指数は15〜16年の2年間で1.8ポイント上がった。
総務省は「うち半分は食品の物価上昇によるもの」と分析した。
 消費者物価指数(CPI)をみると、16年の総合指数は0.1%低下したが、
食料は1.7%上昇。円安傾向などで原材料価格が上昇し、菓子類や加工食品が値上がりしたためだ。
 働く女性の増加も食品への支出増につながっている。総務省が17日発表した労働力調査(詳細集計)
によると、女性の就業率(15歳以上)は48.9%と前年比0.9ポイント上昇した。
93年(49%)以来、23年ぶりの高い水準だ。15〜64歳の生産年齢人口ベースでみると就業率は66%に達し、
過去最高水準となっている。16年の女性正社員の雇用者数は36万人増の1078万人となり、
増加数はこの10年で最も多かった

3:04 午前  
Blogger yoji said...

若い読者のための経済学史 【イェール大学出版局 リトル・ヒストリー】 Kindle版
ナイアル・キシテイニー (著), 月沢 李歌子 (翻訳)
5つ星のうち 4.5 2件のカスタマーレビュー

9:15 午前  
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奥野ミクロは需要の所得弾力性にエンゲル係数を位置づけていて優れている
神取ミクロの力は比較優位と無理やり繋げていて見苦しい

7:27 午後  
Blogger yoji said...


キシテイニー本より、

戦後の経済学

1945年
国際通貨基金が、アメリカのワシントンD.C.をベースに活動を開始し、影響力を行使しだす。

1949年
共産党の指導下に、中華人民共和国が建国される。

コンラート·アデナウアーが、広大な私有部門と公共部門とをそなえた、
ドイツの社会的市場経済の建設に着手する。

1950年代
ミルトン·フリードマンによって、政府が貨幣供給を制限するマネタリスト政策が推奨される。

1951年
数学者ジョン·ナッシュが、こんにちでは経済活動における意思決定の説明に用いられて
いるゲーム理論のパイオニアとなる。

1951年
ケネス·アローの不可能性定理が、完璧な投票システムのありえないことをあきらかにする。

1953年
コルナイ·ヤーノシュの『行きすぎた中央集権」が、共産主義国家の計画経済の批判的分析を
提示する。

モーリス·アレが、意思決定のパラドックスをあきらかにして、人びとが、勝てる
見こみよりも損するおそれのほうをどれほど嫌うかを示す


1955年
ジェネラル·モーターズ社が、アメリカで最初の年間売上げ1000万ドル以上の企業となる。
ワルシャワ条約が東ヨーロッパの7カ国とソ連のあいだで締結される。

1956年
リチャード·リプシーとケルヴィン·ランカスターが市場の失敗を正そうと
する市場介入によって事態がいっそう悪くなるばあいのあることを示す。

1957年
欧州経済共同体(EEC)が、ローマ条約によって創設される。

1958年
ビル·フィリップスが、フィリップス曲線を提示して、インフレと失業の関係を図示する。

毛沢東が大躍進政策を打ちだして、破滅的な飢饉に陥りかねない中国の産業化を試みる。

1960年
石油輸出国機構(OPEC)がバグダッドで創設される。

1962年
ロバート·マンデルとマーカス·フレミングが、為替相場と生産量のあいだの相関関係を
あきらかにする。

1970年
アンドレ·グンダー·フランクが、従属理論を用いて、グローバル経済は富裕な国と
貧しい国との分断を生みだすと主張する。

ユージン・ファーマが効率的市場仮説を提案して、投資家がつねに市場に活気を与えられる
わけではないと示唆する。

9:10 午後  
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キシテイニー本より、

戦後の経済学

1945年
国際通貨基金が、アメリカのワシントンD.C.をベースに活動を開始し、影響力を行使しだす。

1949年
共産党の指導下に、中華人民共和国が建国される。

コンラート·アデナウアーが、広大な私有部門と公共部門とをそなえた、
ドイツの社会的市場経済の建設に着手する。

1950年代
ミルトン·フリードマンによって、政府が貨幣供給を制限するマネタリスト政策が推奨される。

1951年
数学者ジョン·ナッシュが、こんにちでは経済活動における意思決定の説明に用いられて
いるゲーム理論のパイオニアとなる。

1951年
ケネス·アローの不可能性定理が、完璧な投票システムのありえないことをあきらかにする。

1953年
コルナイ·ヤーノシュの『行きすぎた中央集権」が、共産主義国家の計画経済の批判的分析を
提示する。

モーリス·アレが、意思決定のパラドックスをあきらかにして、人びとが、勝てる見こみよりも損するおそれのほうをどれほど嫌うかを示す。


1955年
ジェネラル·モーターズ社が、アメリカで最初の年間売上げ1000万ドル以上の企業となる。
ワルシャワ条約が東ヨーロッパの7カ国とソ連のあいだで締結される。

1956年
リチャード·リプシーとケルヴィン·ランカスターが市場の失敗を正そうと
する市場介入によって事態がいっそう悪くなるばあいのあることを示す。

1957年
欧州経済共同体(EEC)が、ローマ条約によって創設される。

1958年
ビル·フィリップスが、フィリップス曲線を提示して、インフレと失業の関係を図示する。

毛沢東が大躍進政策を打ちだして、破滅的な飢饉に陥りかねない中国の産業化を試みる。

1960年
石油輸出国機構(OPEC)がバグダッドで創設される。

1962年
ロバート·マンデルとマーカス·フレミングが、為替相場と生産量のあいだの相関関係をあきらかにする。

1970年
アンドレ·グンダー·フランクが、従属理論を用いて、グローバル経済は富裕な国と貧しい国との分断を生みだすと主張する。

ユージン・ファーマが効率的市場仮説を提案して、投資家がつねに市場に活気を与えられる
わけではないと示唆する。

9:10 午後  
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キシテイニー本より、

戦後の経済学

1945年
国際通貨基金が、アメリカのワシントンD.C.をベースに活動を開始し、影響力を行使しだす。

1949年
共産党の指導下に、中華人民共和国が建国される。

コンラート·アデナウアーが、広大な私有部門と公共部門とをそなえた、
ドイツの社会的市場経済の建設に着手する。

1950年代
ミルトン·フリードマンによって、政府が貨幣供給を制限するマネタリスト政策が推奨される。

1951年
数学者ジョン·ナッシュが、こんにちでは経済活動における意思決定の説明に用いられて
いるゲーム理論のパイオニアとなる。

1951年
ケネス·アローの不可能性定理が、完璧な投票システムのありえないことをあきらかにする。

1953年
コルナイ·ヤーノシュの『行きすぎた中央集権」が、共産主義国家の計画経済の批判的分析を提示する。

モーリス·アレが、意思決定のパラドックスをあきらかにして、人びとが、勝てる見こみよりも損するおそれのほうをどれほど嫌うかを示す。


1955年
ジェネラル·モーターズ社が、アメリカで最初の年間売上げ1000万ドル以上の企業となる。

ワルシャワ条約が東ヨーロッパの7カ国とソ連のあいだで締結される。

1956年
リチャード·リプシーとケルヴィン·ランカスターが市場の失敗を正そうとする市場介入によって事態がいっそう悪くなるばあいのあることを示す。

1957年
欧州経済共同体(EEC)が、ローマ条約によって創設される。

1958年
ビル·フィリップスが、フィリップス曲線を提示して、インフレと失業の関係を図示する。

毛沢東が大躍進政策を打ちだして、破滅的な飢饉に陥りかねない中国の産業化を試みる。

1960年
石油輸出国機構(OPEC)がバグダッドで創設される。

1962年
ロバート·マンデルとマーカス·フレミングが、為替相場と生産量のあいだの相関関係をあきらかにする。

1970年
アンドレ·グンダー·フランクが、従属理論を用いて、グローバル経済は富裕な国と貧しい国との分断を生みだすと主張する。

ユージン・ファーマが効率的市場仮説を提案して、投資家がつねに市場に活気を与えられる
わけではないと示唆する。

9:11 午後  
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キシテイニー本より、

戦後の経済学

1945年
国際通貨基金が、アメリカのワシントンD.C.をベースに活動を開始し、影響力を行使しだす。

1949年
共産党の指導下に、中華人民共和国が建国される。

コンラート·アデナウアーが、広大な私有部門と公共部門とをそなえた、ドイツの社会的市場経済の建設に着手する。

1950年代
ミルトン·フリードマンによって、政府が貨幣供給を制限するマネタリスト政策が推奨される。

1951年
数学者ジョン·ナッシュが、こんにちでは経済活動における意思決定の説明に用いられているゲーム理論のパイオニアとなる。

1951年
ケネス·アローの不可能性定理が、完璧な投票システムのありえないことをあきらかにする。

1953年
コルナイ·ヤーノシュの『行きすぎた中央集権」が、共産主義国家の計画経済の批判的分析を提示する。

モーリス·アレが、意思決定のパラドックスをあきらかにして、人びとが、勝てる見こみよりも損するおそれのほうをどれほど嫌うかを示す。


1955年
ジェネラル·モーターズ社が、アメリカで最初の年間売上げ1000万ドル以上の企業となる。

ワルシャワ条約が東ヨーロッパの7カ国とソ連のあいだで締結される。

1956年
リチャード·リプシーとケルヴィン·ランカスターが市場の失敗を正そうとする市場介入によって事態がいっそう悪くなるばあいのあることを示す。

1957年
欧州経済共同体(EEC)が、ローマ条約によって創設される。

1958年
ビル·フィリップスが、フィリップス曲線を提示して、インフレと失業の関係を図示する。

毛沢東が大躍進政策を打ちだして、破滅的な飢饉に陥りかねない中国の産業化を試みる。

1960年
石油輸出国機構(OPEC)がバグダッドで創設される。

1962年
ロバート·マンデルとマーカス·フレミングが、為替相場と生産量のあいだの相関関係をあきらかにする。

1970年
アンドレ·グンダー·フランクが、従属理論を用いて、グローバル経済は富裕な国と貧しい国との分断を生みだすと主張する。

ユージン・ファーマが効率的市場仮説を提案して、投資家がつねに市場に活気を与えられるわけではないと示唆する。

9:12 午後  
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キシテイニー本より、

戦後の経済学

事象
 理論

1945年
国際通貨基金が、アメリカのワシントンD.C.をベースに活動を開始し、影響力を行使しだす。

1949年
共産党の指導下に、中華人民共和国が建国される。

コンラート·アデナウアーが、広大な私有部門と公共部門とをそなえた、ドイツの社会的市場経済の建設に着手する。

1950年代
 ミルトン·フリードマンによって、政府が貨幣供給を制限するマネタリスト政策が推奨される。

1951年
 数学者ジョン·ナッシュが、こんにちでは経済活動における意思決定の説明に用いられているゲーム理論のパイオニアとなる。

1951年
 ケネス·アローの不可能性定理が、完璧な投票システムのありえないことをあきらかにする。

1953年
 コルナイ·ヤーノシュの『行きすぎた中央集権」が、共産主義国家の計画経済の批判的分析を提示する。

 モーリス·アレが、意思決定のパラドックスをあきらかにして、人びとが、勝てる見こみよりも損するおそれのほうをどれほど嫌うかを示す。


1955年
ジェネラル·モーターズ社が、アメリカで最初の年間売上げ1000万ドル以上の企業となる。

ワルシャワ条約が東ヨーロッパの7カ国とソ連のあいだで締結される。

1956年
 リチャード·リプシーとケルヴィン·ランカスターが市場の失敗を正そうとする市場介入によって事態がいっそう悪くなるばあいのあることを示す。

1957年
欧州経済共同体(EEC)が、ローマ条約によって創設される。

1958年
 ビル·フィリップスが、フィリップス曲線を提示して、インフレと失業の関係を図示する。

毛沢東が大躍進政策を打ちだして、破滅的な飢饉に陥りかねない中国の産業化を試みる。

1960年
石油輸出国機構(OPEC)がバグダッドで創設される。

1962年
 ロバート·マンデルとマーカス·フレミングが、為替相場と生産量のあいだの相関関係をあきらかにする。

1970年
 アンドレ·グンダー·フランクが、従属理論を用いて、グローバル経済は富裕な国と貧しい国との分断を生みだすと主張する。

 ユージン・ファーマが効率的市場仮説を提案して、投資家がつねに市場に活気を与えられるわけではないと示唆する。

9:14 午後  
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現代の経済学
1970年
 ジョージ·アカロフが、ある売り手がほかの売り手よりもよい情報をもっている市場を採りあげて、情報経済学という新たな領域を開拓する。

1971年
リチャード·ニクソン大統領が、ミルトン·フリードマンの助言にしたがって、ドルと金の価格との連動
を打ちきる。

1973年
石油産出国の集まりであるOPECが、石油生産·供給制限を開始し、世界を経済危機に陥れる。

アウグスト·ピノチェトがクーデターによって権力を掌握、チリがマネタリスト経済政策を実行した
最初の国家となる。

1974年
 アーサー·ラッファーが、税金が増えるとどのようにして歳入の減少にいたるのかを示す、ラッファー曲線を説きあかす。

 ハイマン·ミンスキーがその金融不安定性仮説の概要を提示し、安定状態がどのようにして不安定状態
へと変貌してゆくかを示す。

1977年
 エドワード·プレスコットとフィン·キッドランドが独立した中央銀行の必要性を訴える。

1979年
 心理学者エイモス·トヴェルスキーとダニエル·カーネマンが、「プロスペクト理論」を公刊して、行動
経済学の基礎を築く。

1985年
ミハイル·ゴルバチョフが、ペレストロイカとして知られる、ソ連における経済改革のプロセスを始動させる.

1988年
 マリリン·ウェアリングの『もし女性が数にいれられたなら--新フェミニスト経済学」が、経済学にジェンダーにもとづいた視角を拓く。

1989年
 アリス·アムスデンが、東アジア·タイガー経済の興隆を叙述する。

1994年
 ロバート·フラッドとピーター·ガーバーが一連の通貨危機モデルの最初のモデルを創造する。

2000年代
 アルベルト·アレシナとダニ·ロドリックが、経済成長と不平等との関係についての研究をおこなう。

2005年
 ジェフリー·サックスが『貧困の終焉』のなかで、債務免除が第三世界の経済を起動させるきっかけに
なりうると示唆する。

2006年
 ニコラス·スターンが地球温暖化を人類社会が直面する「最大の集合行為問題」として描きだす。

2009年
銀行危機が全世界的な景気後退の原因となり、信用は失墜し、住宅バブルがはじける。

10:00 午後  
Blogger yoji said...

キシテイニー本より、


さあ、交易をはじめよう


紀元前380年ころ
 プラトンがその理想国家についての説明をおこなう。そこでは、財産は万人によって所有され、労働は専門化されている。

紀元前350年ころ
 アリストテレスが私有財産を擁護する議論を展開するが、金銭をそれ自体のために蓄積することには反対した。

後1265-74年
 トマス·アクィナスが、生産物の代価が「公正」であるのは、利益が超過しておらず、販売過程になんのごまかしも見られないばあいだけのことだと論じる。

後1397年
イタリアのフィレンツェにメディチ家の銀行が創設される。これは、国際貿易を当てにした金融機関の最初のもののひとつだ。

1400年ころ
手形が、ヨーロッパ内での貿易における支払い方法のスタンダードとなる。その信用を保証するのが商人銀行だ。

1492年
クリストファー·コロンブスが、アメリカ大陸へ到達する,ほどなくして金がヨーロッパに流れこみ、貨幣の供給が増加する。


1599年
国際貿易をつかさどる会社にして、世界最初のグローバル·ブランドとなったイギリスの東インド会社が、設立される。

1630年ころ
 トマス·マンが国内の富を増加させる方法として海外への輸出を活用する、重商主義政策を推奨する。

1637年
オランダのチューリップ市場で投機によるバブルがはじけて数千人にのぼる出資者が破産を余儀なくされた。
1668年
 ジョサイア·チャイルドが、自由貿易のありようを描きだして、輸出と同じく輸入の同等の増加を促す。

1682年
 ウィリアム·ペティが、『貨幣小論』のなかで、どのようにすれば経済現象が計測可能となるかを示す。

1689年.
 ジョン·ロックが富の源泉は貿易ではなく、労働だと主張する。

1697年
 グレゴリー·キングが、17世紀のイギリスにおける貿易取引の統計的概略を計算する。

1752年
 デイヴィド·ヒュームが、公共財の費用は政府がまかなうべきだと主張する。

1756年
 フランソワ·ケネーとそのあとを継いだ重農主義者たちが、土地と農業こそが経済的繁栄の唯一の源泉であると論じる。

1758年
 フランソワ·ケネーが「マクロ経済学」すなわち経済全体の機能についての最初の分析である「経済表」を公刊する。

11:44 午後  
Blogger yoji said...

理性の時代

1766年
 アン=ロベール=ジャック·チュルゴが課税対象から貿易と産業を免除すべきだと主張する。

1770年代
 デイヴィド·ヒュームが貿易保護政策を非難して、各国は輸入よりも輸出を優先しようとすべきではないと主張する。

1771年
リチャード·アークライトが、イギリスに機械化された綿エ場を開設し、さらにそこに機械を導入して、産業革命の速度を速める。

1774年
 チュルゴが、フランスの財務大臣に任命され、税制を改革して裕福な地主に課税できるようにする。

1776年
 アダム·スミスの『国富論」が刊行される。

1776年
ジェームズ·ワットの蒸気エンジンの第1号が、イギリスの工場で稼動しはじめ、ここから産業革命がはじまる。

1776年
アメリカ独立宣言がアメリカ議会に採択される。

1780年代
スミスの貿易自由化についての提案が、当時のイギリス首相ウィリアム·ピット (小ピット)によって採用される。

1789年
パリのバスチーユ監獄の襲撃をきっかけとして、フランス革命が勃発する。

1791年
 ジェレミー·ベンサムが、「最大多数の最大幸福」を目標とする、自身の功利主義理論を確立する。

1795年
 エドマンド·バークが、賃金と価格の統制への国家の介入を批判する。

1798年
 トマス·マルサスが人口が資源を超過することの危険と、その結果生じるであろう被害について警告を発する。

1803年
 ジャン=バティスト·セーが、セーの販路法則を提案する。それによれば、経済活動において商品の需要不足ないし供給過剰という事態はけっして起こりえない。

1817年
 デイヴィド·リカードが、自由貿易と分業を説いた19世紀の古典派経済学の基礎をすえる。

1819年
 ジャン·シャルル·レオナール・デ·シスモンディが、景気循環と、長期的な成長と短期的な変動とのあいだのちがいを説く。

1819年
アメリカが最初の大規模な金融危機をこうむる。これにつづいて、持続的成長の時代が到来する。

12:10 午前  
Blogger yoji said...


産業革命と経済革命

1838年
 アントワーヌ·クールノーが経済学に関数と確率の役割を採りいれ、需要と供給をひとつのグラフで表現した最初のひとりとなる。

1841年
バブル経済の現象が、チャールズ·マッケイの『狂気とバブル-なぜ人は集団になると愚行に走るのか』のなかで描写される。

1848年
 ジョン·スチュアート·ミルが、貿易と社会的公正の双方を推奨して、自由経済学の基礎をすえた。

1848年
 カール·マルクスとフリードリヒ·エンゲルスが、『共産党宣言』を公刊する。

1867年
 カール·マルクスが『資本論」第1巻を公刊したが、第2巻以降はフリードリヒ·エンゲルスによってマルクスの死後に公刊された。

1870年代
 ロバート·ギッフェンが、価格とともに消費が上昇するギッフェン財の概念を導入する。

1871年
 ウィリアム·ジェヴォンズが、価値を生産者から買い手へ伝えられるものとみなす価値の限界効用理論を公表する。

1871年
 カール·メンガーがオーストリア学派を設立し、社会主義の理念にたいして自由主義経済を擁護した。

1874年
 レオン·ワルラスが、自由市場の安定性を主張する一般均衡理論の土台をすえる。

1890年
 アルフレッド·マーシャルが、『経済学原理」を公刊して、経済学に新しい数学的手法を持ちこむ。

1894年
社会運動家ベアトリス·ウェッブとシドニー·ウェッブが、画期的な『労働組合運動の歴史』を公刊する。

1899年
 ソースタイン·ヴェブレンが、『有閑階級の理論』のなかで、富裕層の誇示的消費を描きだす。

1906年
 ヴィルフレド·パレートが、ほかのだれかの現状が悪化しないことにはだれの現状も上向きにはならないような状態を意味するパレート最適を定式化する。

1914年
 フリードリヒ·フォン·ヴィーザーがおこなわれなかった選択の価値を推定する機会費用を記述する。

1920年
 アーサー·ピグーが、企業は自社が生みだす汚染にたいして課税されるべきだと主張する。

1922年
 ルートヴィヒ·フォン·ミーゼスが、『社会主義経済的·社会学的分析のなかで、共産主義の計画経済を批判する。

1927年
 ヨーゼフ·シュンペーターが、企業家の決定的な役割を、産業を前進させる革新者として描きだす。

12:26 午前  
Blogger yoji said...


戦争と不況

1929年
イオシフ·スターリンが、ソ連における農場経営の強制的な集産化を宣言する。

ウォール街の株価暴落(アメリカにおける証券と株価の大暴落)が大恐慌時代の幕あけを告げる。

1930年
 経済活動の数理的統計学的諸側面を研究する目的で、計量経済学会がアメリカで創設された。

1931年
 フリードリヒ·ハイエクが、経済活動への国家の干渉はよくないし、最後には抑圧にいたるだろうと論じる。

金本位制(その国の通貨の価値を金にリンクさせる通貨制度)が停止された。

1932年
 ライオネル·ロビンズが「希少な資源の科学」という経済学の定義をおこなう。

1933年
 ジョン·メイナード·ケインズが、『ニューヨーク·タイムズ」紙にアメリカの大統領ルーズヴェルトにあてた公開書簡を執筆し、経済にはずみをつけるための政府による財政支出を推奨する。

 ラグナー·フリッシュが、マクロ経済学とミクロ経済学の区別を設ける。

アメリカ大統領フランクリン·D·ルーズヴェルトが経済活動を再活性化する目的で国家が介入する一括した政策~ニューディールを導入する。

1936年
 ケインズが『一般理論』を公刊して、マクロ経済学ならびに経済活動への国家の重要な役割についてのアプローチをしつらえる。

1937年
 ジョン·ヒックスがケインズ乗数を数学的にモデル化したISLMモデルを記述する。

1939年
ヨーロッパで第二次世界大戦が勃発する。

1940年代
 サイモン·クズネッツが、景気循環の存在をあきらかにし、開発経済学の分野の基礎をすえる。

1944年
 カール·ポランニーが文化的観点から経済学へアプローチすることで、伝統的な経済学思考に挑戦する。

主要産業国の戦後の金融関係を調整する目的でブレトン·ウッズ協定が調印される。

1945年
第二次世界大戦が終結し、経済再建の時代がはじまる。

12:40 午前  

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