金曜日, 3月 18, 2016

青木昌彦「福島原発事故に学ぶ — 危機に強い産業組織築け」2011年8月4日


                ( 経済学災害リンク::::::::::) 

NAMs出版プロジェクト: Thorstein Veblen, 1857-1929.
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/thorstein-veblen-1857-1929.html
NAMs出版プロジェクト: 宇沢弘文(1928~2014):メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/blo
青木昌彦「福島原発事故に学ぶ — 危機に強い産業組織築け」2011年8月4日
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/201184.html
ミルグロム:メモ
https://nam-students.blogspot.com/2019/02/3_13.html

青木 昌彦 : Global Energy Policy Research
http://www.gepr.org/ja/contributors/list/?a=%E9%9D%92%E6%9C%A8%20%E6%98%8C%E5%BD%A6

原発事故に学ぶ — 危機に強い産業組織築け青木 昌彦(1938~2015)論文エネルギー政策への提言

福島第1原子力発電所の危機は国を揺るがす出来事である。そうであるがゆえに、その人災の側面を見極め、抜本的な対策を講じることが活力を失いがちだった産業組織の改革と革新を実現するきっかけとなるだろう。(日本経済新聞・経済教室2011年8月4日記事)
続きを読む »
青木昌彦の経済学入門(ちくま新書201403)に再録、所収http://www.gepr.org/ja/pdf/20120220-aoki/nikkei-11-8-4.pdf
184頁参照


ちなみに青木はTPPに好意的157頁参照。
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RIETI - 比較制度分析に向けて


www.rieti.go.jp>ホーム>出版物>その他出版物
執筆者, 著:青木昌彦 ... 関連リンク, 第1章 制度とは何か:いかにアプローチすべきか[ PDF:188KB] ... 第II部 制度分析のためのゲーム理論的枠組第7章 制度のゲーム理論 による概念化第8章 制度的連結の共時的構造第9章 主観的ゲーム・モデルと制度変化  ...
  • 単行本: 485ページ
  • 出版社: NTT出版; 新装版 (2003/10)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4757121199
  • ISBN-13: 978-4757121195
  • 発売日: 2003/10

ゲームの      共同生成
プレー→    戦略  →  均衡
 制約かつ能動化↑        ↓要約・確認
制度 →  ビリーフ  ← 内生的ルール
          整合化
      個々の     ゲームの
     プレイヤー    ドメイン
経済学入門74頁
ゲームの      共同生成
プレー→    戦略  →  均衡

 制約かつ能動化↑        ↓要約・確認
      _______________
制度 → I ビリーフ ←  内生的ルールI
     I_____整合化_______I
                ↑
               競合的なシンボル
               ・システム
      個々の     ゲームの
     プレイヤー    ドメイン
経済学入門74頁


ゲームの      共同生成
プレー→    戦略  →  均衡

 制約かつ能動化↑        ↓要約・確認
      _______________
制度 → I ビリーフ ←  内生的ルールI
     I_____整合化_______I
      個々の     ゲームの
     プレイヤー    ドメイン
経済学入門74頁


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  • Amazon.co.jp: 比較制度分析序説 経済システムの進化と多元性 (講談社学術文庫) 電子書籍: 青木昌彦: 本
    http://www.amazon.co.jp/dp/B00TGU77ME/

  • フォーマット: Kindle版
  • ファイルサイズ: 1193 KB
  • 紙の本の長さ: 175 ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/12/10)
  • 販売: 株式会社 講談社
形式: 文庫
  
 「制度経済学」の歴史と理論を概観した『入門 制度経済学』において、ベルナール・シャバンス教授は、青木昌彦・スタンフォード大学名誉教授らが進化ゲーム理論等に依拠して切り拓いた「比較制度分析(Comparative Institutional Analysis) 」をバランス良く取り上げている。この講談社学術文庫として蘇った書物は、「比較制度分析のまだ発展途上にあった段階での作品」(学術文庫版へのまえがき)だが、「それだけにかえって正統派経済学に対する批判的問題意識などが、より鮮明に述べられている」(同)野心作かもしれない。

 確かに、私も購入した当書の初版は1995年で、以来13年あまりの歳月が流れている。だが、青木氏の展開する「多元的経済の普遍的分析」という方向性自体は今も肯諾できるし、何より「新古典派(正統派)経済学(=ワルラス均衡等)」の欠所を踏まえ、「経済主体の限定合理性」はもとより、「組織型の多型性」などといった視角に基づく、新たな分析手法は些かも色褪せていないと考える。とりわけ、「制度経済学」においては「組織」及び「情報」がポイントになるのだが、本書では「情報効率性」をキーとして「組織型」を提示する。

 ここで、「制度とは何か」について触れてみたい。「制度」を標準的教科書的に「個人間の諸関係を支配するルールの集合」(スロウイン・エッゲルトソン)と定義可能であるけれど、青木氏は「制度とは、人々のあいだで共通に了解されているような、社会ゲームが継続的にプレイされる仕方のこと」と概念化する。この「共通の了解=共有された予想」という一種の心理的側面を押し出すことで、「ルール」は文字通りの「法令規則」という意味を超え、「非公式な慣習」なども「制度化」され、一定の頑健性、保守性を持つようになるのだろう。
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投稿者 萩原 湖太郎 トップ1000レビュアー 投稿日 2013/1/29
形式: 文庫
 同じ著者による『経済システムの進化と多元性』(1995年 東洋経済新報社)に、『移りゆくこの十年 動かぬ視点』(2002年 日本経済新聞社)所収の「制度とは何か、どう変わるか、そして日本は?」を加え文庫化したもの(加筆・修正は最小限にとどめられている)。専門家向けの論文の中身を一般読者向けに再構成した内容。

 大著『比較制度分析に向けて』(2001年 NTT出版)に怖気づき、本書を先に手に取った。著者は高名な学者さんだが、一般向けに書かれた文章が大変読みやすく驚いた。内容自体は決して易しくはないが論旨は明快で、内容がわかってくると…、これがすこぶる面白い! 『比較制度分析に向けて』に向けて、まず本書に一通り目を通しておくことをオススメする。

 本書のテーマは「何故、世界の様々な経済システムは唯一最適なかたちに収束していかないのか?」ということなのだろうと思う。新古典派経済学との考え方の対比を通して、比較制度分析という新しいアプローチの特徴を示そうという意図が感じられる。

 論理によって「世界の様々な経済システムが唯一最適なかたちに収束していかない理由」を述べていく第2〜4章に対して、第5〜7章では、日本経済に特有の「メインバンク制度」、移行経済における「コーポレート・ガバナンス」、バブル崩壊後の「規制緩和」等の、現実の「制度」にメスを入れていく。

 私としてはこの理論編と応用編の鋭い切り替えに若干戸惑ったが、同時代的に進行する日本経済や世界経済の諸現象を念頭に置いて書かれていることが、本書をより一層魅力的なものにしていると言って良いだろう。ただ、90年代前半の政治・経済状況を背景に書かれた本であるため、その後20年が経過した現在の視点から読むと、ややピンときづらい面もあった。こうなるとやはり、『比較制度分析に向けて』や『コーポレーションの進化多様性』(2011年 NTT出版)も読んでみたいと思う。
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形式: 文庫
青木昌彦が先月(7月15日)亡くなったと知った。青木もそうだが、廣松渉、西部邁、柄谷行人など1950年代に「ブント(共産主義者同盟)」に関わった人々には結構有名人が多い。廣松、柄谷は終生(柄谷は存命だが) 「左翼」を貫いたが、西部、青木は早々と「転向」した。西部は今や保守論壇の重鎮となり、青木はアカデミズムのメインストリームで国際的にも高い評価を得た。昔の左翼は随分頭が良かったものだとつくづく思う。

本書で青木が論じてることは現象としては実はありふれた常識的なことだ。 前近代的な共同体の残滓に見えた日本企業の組織原理が、決して「遅れた」ものでも非合理的なものでもなく、情報処理システムとして極めて効率的で理にかなったものであること、と同時に一定の限界をも有することを、安易な文化論に逃げ込まず、経済学のタームで鮮やかに説明してみせた。

新古典派経済学は完全情報を前提に取引費用がゼロの世界を想定する。実際には情報は不完全(非対称)で取引費用は無視できない。そこで経済主体は一定の生産手段を市場から調達するのではなく内製化する。これが企業発生のメカニズムであるが、同じように長期的なコミットメントを通じたコーディネーションコストの節約は、経済活動の様々な局面で見出すことができる。日本的な雇用慣行や、メインバンクの継続的なモニタリングによるコーポレートガバナンスもそのヴァリエーションとして理解できる。

企業は競争環境に最適な組織原理を選択するし、個人は支配的な組織原理に適合的な自己投資をする。組織や個人に化体した投資価値は市場での売却(調達)が困難なため、一旦そこに補完関係が成立すれば粘着性を持ち、歴史的初期条件に依存した固有の進化プロセスをたどる。これが経済システムの多元性の基礎となり、同時に環境変化への構造的な不適応を生む要因ともなる。ここに政策介入の余地が生じるのだが、青木は経済産業省のシンクタンク(RIETI)の所長を務めるとともに、多くの国際金融機関に関与し、産業政策に理論的拠り所を与える仕事にも力を注いだ。ノーベル経済学賞の期待もあっただけに残念だ。心よりご冥福を祈る。
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参考:

20160319田中優メルマガ

『電力自由化になっても託送料金に含まれる「原発維持費用」』


「電力自由化で電気料金は安くなる」。マスコミ報道でよく耳にする“いい話”
は本当なのだろうか? そんな“大本営発表”の裏側を徹底検証!!


◆託送料金に含まれる「原発維持費用」


※「託送料金」とは…発電事業者が、発電した電気を電力会社の送電線を使って
送る場合、電力会社に支払う「使用料」

(中略) 

 また、環境活動家の田中優氏は「託送料金には、原発の維持費用も含まれていま
す」と語る。電気料金の約1割は、「使用済核燃料再処理費」と「電源開発促進税」
が占めているという。

「青森県六ケ所村の再処理工場の運営費や原発推進の費用が含められているという
ことです。原発に頼らないエネルギーを選ぼうとしても、結局は送電線の料金で原
発にお金が行くことになる」(田中氏)


 もし’20年に送電の自由化が始まったとしたら、電気料金はより安くなるのだろ
うか? 託送料金はどうなるのだろう。そもそも誰が送電線を管理するのか。

これを資源エネルギー庁に尋ねると、「検討したことがないのでわかりません」
との回答が返ってきた。


「送電線は、政府の息のかかった一社に統合して管理する形になることになると思
います。本来の『自由化』とはほど遠い。自由化直後は各事業者が顧客囲い込みの
価格競争を行って一時的には電気代が下がるでしょうが、契約数が少なければ、安
い価格を維持できなくなると思います」(田中氏)


取材・文/樫田秀樹氏


★全文はこちらより
http://nikkan-spa.jp/1036739


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆優さんへ聞いてみた!
 『電力自由化になっても託送料金に含まれる「原発維持費用」』◆

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


樫田秀樹さんによる、電力自由化についての記事第二弾です!

(2016.3.9発行の無料メルマガにて第一弾を掲載致しました。
 「電力自由化でも、電気代が安くできない「託送料金」のカラクリ」
 http://nikkan-spa.jp/1036738

--*--*-*--*- 

電力会社自身が一番原発のもろさを知っている
事故前の関電も九電も原発で50%以上賄おうとしたことはない
なぜなら地震が来たら原発は止めなければならない
そして日本は地震大国
_______

経済学入門の後半部はパーソンズに近くなる。出自が同じだからか?

パーソンズ(Talcott Parsons)
ぱーそんず
Talcott Parsons
(1902―1979)


アメリカの社会学者。行為の一般理論構造機能分析社会体系論などと称される社会学の理論体系を構築し、その学問的影響は広く人類学、歴史学、政治学、および心理学や精神分析などの隣接諸科学にとどまらず、さらには社会福祉学から都市計画などの政策科学応用科学にまで及んでいる。
 1902年12月13日コロラド州コロラド・スプリングズに生まれる。父エドワードEdward Smith Parsons(1863―1943)は組合派教会の牧師。1920年アムハースト・カレッジに入学、生物学を専攻したが、やがて社会科学、とりわけ制度派経済学への関心が高まる。卒業後1924~1925年にかけてロンドン・スクール・オブ・エコノミックスでH・ラスキ、R・H・トーニーに経済学を学ぶが、同時にホッブハウス、ギンズバーグに社会学を学び、さらにマリノフスキーの文化人類学における機能主義的アプローチに接して大きな影響を受けた。その後1925~1926年にはハイデルベルク大学に留学し、哲学科で社会学的経済理論を研究し、1927年同大学より哲学博士の学位を取得した。その間、M・ウェーバーの業績との出会いはネオ・カント学派としてのパーソンズの社会学理論の発展に大きな影響を与えることになった。
 1927年ハーバード大学で経済学の講師となり、1931年同大学に社会学部が創設されるに至り社会学講師、1944年教授。1946年からは社会関係学部長となり、1949年にはアメリカ社会学会第39代会長を務めた。1967年には、その学問的影響力のゆえに、社会科学者としては初めてアメリカ芸術・科学アカデミーの会長に選ばれている。その後、1973年ハーバード大学を定年退職するまで、アメリカ社会学界の指導的理論家として活躍し、その門下からはW・ムーア、R・K・マートン、K・デービスKingsley Davis(1908―1997)、N・スメルサー、R・ベラーなど著名な社会学者を輩出した。
 パーソンズの初期の研究はヨーロッパの理論家たちの業績に焦点が置かれていたが、その研究は『社会的行為の構造』(1937)において集大成された。それは、ウェーバー、デュルケーム、パレート、A・マーシャルの著作を比較検討しつつ収斂(しゅうれん)させ、「主意主義的行為理論」の構築を目ざしたものであったが、同時に実証主義的伝統と観念主義的伝統を「分析的リアリズム」に統合する試みでもあった。その後の行為理論の彫琢(ちょうたく)の成果は1950年代に入って『行為の一般理論を目ざして』(1951)と『社会体系論』(1951)に結実する。続いて1960年代に入ると新進化論とサイバネティックスの発想がその理論的支柱となって、いわゆる「AGIL図式」の本格的な完成期に入る。しかし、その十全な展開を終えることなく、1979年5月8日ミュンヘンにて客死した。[中野秀一郎]
『T・パーソンズ著、武田良三監訳、丹下隆一他訳『社会構造とパーソナリティ』(1973/新装版・2001・新泉社) ▽タルコット・パーソンズ著、新明正道監訳『政治と社会構造』上下(1973、1974・誠信書房) ▽佐藤勉訳『社会体系論』(1974・青木書店) ▽稲上毅他訳『社会的行為の構造』全5冊(1976~1989・木鐸社) ▽タルコット・パーソンズ著、丸山哲央訳『文化システム論』(1991・ミネルヴァ書房) ▽T・パーソンズ著、田野崎昭夫監訳『社会体系と行為理論の展開』(1992・誠信書房) ▽タルコット・パーソンズ著、富永健一他訳『宗教の社会学』『人間の条件パラダイム』(2002・勁草書房) ▽田野崎昭夫編『パーソンズの社会理論』(1975・誠信書房) ▽高城和義著『アメリカの大学とパーソンズ』(1989・日本評論社) ▽高城和義著『パーソンズとアメリカ知識社会』(1992・岩波書店) ▽ロランド・ロバートソン、ブライアン・S・ターナー編、中久郎・清野正義・進藤雄三訳『近代性の理論――パーソンズの射程』(1995・恒星社厚生閣) ▽松本和良著『パーソンズの社会学理論』(1997・恒星社厚生閣) ▽松岡雅裕著『パーソンズの社会進化論』(1998・恒星社厚生閣) ▽中野秀一郎著『タルコット・パーソンズ――最後の近代主義者』(1999・東信堂) ▽油井清光著『パーソンズと社会学理論の現在』(2002・世界思想社) ▽高城和義著『パーソンズとウェーバー』(2003・岩波書店) ▽中野秀一郎他著『社会学のあゆみ』(有斐閣新書)』

////////////

比較制度分析序説 経済システムの進化と多元性  二〇一五年一月一日発行 青木昌彦

情報効率的な組織型の分類:

  _______________________
 |   |       確率的相関度      |       
 |   |  高い←        →低い   |       
 |___|___________________|  
 |補  |   \             / |    
 |完 高|    \           /分 |
 |性 い|情報同化型\水平的ヒエラルキー/ 権 |
 |   |      \       /  的 |
 |___|_______\_____/___ヒ_|
 |資  |            |    エ |
 |源 高|            |    ラ | 
 |競 い|    情報異化型   |    ル |
 |合  |            |    キ | 
 |性  |            |    I | 
 |___|____________|______| 






情報効率的な組織型の分類:

  _______________________
 |   |       確率的相関度      |       
 |   |  高い←        →低い   |       
 |___|___________________|  
 |補  |   \             / |    
 |完 高|    \           /分 |
 |性 い|情報同化型\水平的ヒエラルキー/ 権 |
 |D  | i    \       /  的 |
 |___|_______\_____/___ヒ_|
 |資  |            |    エ |
 |源 高|            |    ラ | 
 |競 い|    情報異化型   |    ル |
 |合  |     i      |    キ | 
 |性 B|            |    I | 
 |___|____________|______| 
ξ(クシー)i、部門iの持つ情報
C、期待費用
B、競合
D、協力

C=ξi/(B+D)

古典的ヒエラルキー
分権的ヒエラルキー
情報同化システム
水平的ヒエラルキー
(情報分散化システム)*
情報異化システム

*青木2008では下に吸収される。

xがひとつならDは0
x1=x2ならD=0


企業のモデル:
        経営部門
         /\
        /  \
       /    \
   業務部門1 ←→  業務部門2
          a
     x1      x2
      ↑       ↑
     r1      r2





これまでは企業の組織構造は与件としてきた。実際には、それは企業家(マネジメント)の選択変数である。クレマーの一九八二年(『エコノメトリカ』)の論文が含意するように、企業の基本的組織構造の選択はシステム環境に関する事前情報の処理に大きくかかわっている。

青木比較制度序説#2


  1.  Jacques Cremer, 1980. "A Partial Theory of the Optimal Organization of a Bureaucracy," Bell Journal of Economics, The RAND Corporation, vol. 11(2), pages 683-693, Autumn.

“Common knowledge  and  the  coordination  of economic activities”  in  The  Firm  as  a  Nexus  of Contracts,  M. Aoki, B.  Gustafsoon, and  O.  Williamson,  eds., European Sage,  1989. or1990



 Jacques Crémer “Common knowledge and the coordination of economic activities” in The Firm as a Nexus of. Contracts, M. Aoki, B. ... Helmuth Cremer), Journal of Comparative Economics, 16, 1, March 1992, 241-258.



  1. D'Aspremont, C. & Cremer, J. & Gerard-Varet, L.-A., 1990. "Incentives and the existence of Pareto-optimal revelation," CORE Discussion Papers1990015, Université catholique de Louvain, Center for Operations Research and Econometrics (CORE).


CremerJacques (1981) « A partial theory of the optimal organization of a bureaucracy », The Bell Journal of Economics, 11, 2,683-693. Cramer, Jacques ... Harris, M. and B. Holmstrom (1982) « A theory of wage dynamics », Review of Economic Studies, 49, 315-333. Kreps, David ... Milgrom, Paul and John Roberts (1992) Economics, organization and management, Prentice Hall, Englewood Cliffs. Prescott ...

Jacques Crémer aoki masahiko An Evolving Diversity of Organizational Mode and Its Implications for Transitional Economies

Jacques Crémer at IDEAS
https://ideas.repec.org/e/pcr25.html
30~
  1.  Cremer, Jacques & McLean, Richard P, 1985. "Optimal Selling Strategies under Uncertainty for a Discriminating Monopolist When Demands Are Interdependent," Econometrica, Econometric Society, vol. 53(2), pages 345-61, March.
  2.  Cremer, Jacques, & Riordan, Michael H, 1985. "A Sequential Solution to the Public Goods Problem," Econometrica, Econometric Society, vol. 53(1), pages 77-84, January.
  3.  Jacques Cremer, 1984. "On the Economics of Repeat Buying," RAND Journal of Economics, The RAND Corporation, vol. 15(3), pages 396-403, Autumn.
  4.  Cremer, Jacques, 1982. "A simple proof of Blackwell's "comparison of experiments" theorem," Journal of Economic Theory, Elsevier, vol. 27(2), pages 439-443, August.
  5.  Cremer, Jacques, 1982. "On the efficiency of a chinese-type work-point system," Journal of Comparative Economics, Elsevier, vol. 6(4), pages 343-352, December.
  6.  Jacques Cremer, 1980. "A Partial Theory of the Optimal Organization of a Bureaucracy," Bell Journal of Economics, The RAND Corporation, vol. 11(2), pages 683-693, Autumn.
  7.  Cremer, Jacques, 1979. "On Hotelling's Formula and the Use of Permanent Equipment in the Extraction of Natural Resources,"International Economic Review, Department of Economics, University of Pennsylvania and Osaka University Institute of Social and Economic Research Association, vol. 20(2), pages 317-24, June.



『経済システムの比較制度分析』-東京大学出版会
http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-042102-7.html

経済システムの比較制度分析 

青木 昌彦 編著, 奥野 正寛 編著
ISBN978-4-13-042102-7, 発売日:1996年04月中旬, 判型:A5, 368頁

内容紹介

市場制度以外に複数の組織・制度・慣習などが相互作用を及ぼし合い,複雑な振る舞いをみせる資本主義経済システムの多様性とダイナミズムを,その多様な制度的構成に注目し,ゲーム理論を中心とした普遍的分析ツールを駆使して解明する画期的テキスト.

主要目次

序章 比較制度分析とは何か(青木昌彦・奥野正寛・瀧澤弘和・村松幹二)
 1章 伝統的経済学と比較制度分析(青木・関口格・堀宣昭)

I 企業の内部システム
 2章 企業内コーディネーション(青木・瀧澤)
 3章 企業システムの生成:進化ゲーム的アプローチ(青木・瀧澤)
 4章 企業内インセンティブと雇用契約(奥野・村松)
 5章 企業の雇用システムと戦略的補完性(青木・奥野・村松)

II 企業をとりまく制度的補完の構造
 6章 企業間の垂直的関係:競争と合併(奥野・村松)
 7章 コーポレート・ガバナンス(青木・奥野・関口)
 8章 状態依存型ガバナンス(青木・関口)
 9章 メインバンク・システムと金融規制(青木・堀)
 10章 政府と企業(奥野・関口)

III 経済システムの多様性と進化
 11章 経済システムの生成と相互接触:進化ゲーム的アプローチ(奥野・瀧澤)
 12章 現代日本経済システムの歴史的生成(奥野・堀)
 13章 比較制度分析のパースペクティブ(奥野・瀧澤)

あとがき
索引
執筆者略歴

『比較制度分析に向けて』
 版情報    新装版
 著者名等   青木昌彦/著  
 著者名等   瀧澤弘和/訳  
 著者名等   谷口和弘/訳  
 出版者    NTT出版
 出版年    2003.9
 大きさ等   23cm 485p
 注記     Towards a comparative institutional anal
ysis./の翻訳
 NDC分類  331
 件名     経済学  ≪再検索≫
 要旨     ゲーム理論の枠組みの拡充と豊富な比較・歴史情報の結合によって、経済学・組織科学・
政治学・法学・社会学・認知科学における制度論的アプローチを統合しようとする画期的
業績。シュンペーター賞受賞。
 目次     制度とは何か:いかにアプローチすべきか;第1部 プロト制度:基本タイプの導入(慣
習的所有権と共同体規範;財取引、契約、市場の私的秩序ガバナンス;#4組織のアーキテク
チャとガバナンス ほか);第2部 制度分析のためのゲーム理論的枠組(制度のゲーム
理論による概念化;制度的連結の共時的構造;主観的ゲーム・モデルと制度変化のメカニ
ズム ほか);第3部 制度的多様性の分析(比較コーポレート・ガバナンス;関係的フ
ァイナンスと暗黙知の価値;制度的補完性、共創発、そして危機:日本のメインバンク・
システムのケース ほか)
 ISBN等  4-7571-2119-9

#4に組織論。記号の使い方が違う。
原著:Toward a Comparative Institutional Analysis (MIT Press,2001). 

『比較制度分析序説  経済システムの進化と多元性』(青木昌彦):講談社学術文庫 2008
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062919302
  • 学術文庫版へのまえがき
  • 原本はしがき
  • 第1章 比較制度分析とは何か
  •  多様性の時代の経済学
  •  新古典派経済学による普遍モデルの追求
  •  アングロ・アメリカン・システムは普遍的モデルたりうるか
  •  制度多様性の認識と分析言語の普遍性
  • 第2章 組織の多型性と比較情報効率性
  •  生産関数ははたして技術的与件か
  •  企業内情報システムの多型性
  •  組織型の比較情報効率性
  •  組織型の進化と産業の国際的比較優位の変遷
  • 第3章 進化ゲームと均衡の多成性
  •  戦略としての機能的・文脈的技能形成
  •  非最適複数均衡の生成──J均衡とA均衡
  •  歴史、将来予想、戦略のゆらぎ
  •  補完的戦略のルール化としての制度
  • 第4章 コーポレート・ガバナンスをめぐる制度補完性
  •  会社コントロール市場の一般的後退
  •  日本企業ははたして従業員管理企業か
  •  チーム生産と「状態依存的ガバナンス」
  •  状態依存的ガバナンスとメインバンク
  • 第5章 メインバンク制と政府規制
  •  企業モニタリングの三段階
  •  統合的モニタリングの専属的委任
  •  メインバンク均衡の可能性
  •  メインバンク・レント形成の規制枠組み
  • 第6章 移行経済のコーポレート・ガバナンス
  •  移行経済の比較制度分析
  •  インサイダー・コントロールの出現
  •  なぜ投資基金のモニタリング能力は不十分か
  •  旧国営銀行のソフト・バジェッティング傾向
  • 第7章 多様性の利益と日本経済の制度改革
  •  日米中の比較優位性と相互補完性の構造
  •  多様性の利益は自由貿易を通じて実現されうるか
  •  「仕切られた多元主義」のジレンマ
  •  仕切られた多元主義から開かれた多元主義へ
  •  多様性のガバナンス──純粋持株会社制の解禁
  • 第8章 制度とは何か、どう変わるか、そして日本は?
  •  制度とは何か
  •  なぜ制度は頑健で、多様なのか──制度的補完性
  •  制度はどう変わる
  •  キー・ワード(1)──「仕切られた多元主義」
  •  キー・ワード(2)──モジュール化

2015電子書籍版は付記がある。

#7
《〔学術文庫版への付記〕  この章の終わりでは、純粋持株会社の解禁の必要性について述べ、その反対論に批判をくわえている。当時著者は通商産業省の「独占禁止法改正研究会」に参加し、積極的に解禁論を主張し、一九九七年に及んで解禁は法的に実現されることになった。》


ξ

大文字小文字ギリシア読み英語読みラテン文字
Ααアルプハアルファ(alpha)A
Ββベータビータ(beta)B
Γγガンマガンマ(gamma)C,G
Δδデルタデルタ(delta)D
Εεエ・プシーロンエプサイラン(epsilon)E
大文字小文字ギリシア読み英語読みラテン文字
Ζζゼータジータ(zata)Z
Ηηエータイータ(eta)H
Θθテータシータ(theta)-
Ιιイオータアイオタ(iota)I
Κκカッパカッパ(kappa)K
大文字小文字ギリシア読み英語読みラテン文字
Λλラムダラムダ(lambda)L
Μμミューミュー(mu)M
Ννニューニュー(nu)N
Ξξクシークサイ・ザイ(xi)-
Οοオ・ミークロンオマイクロン(omicron)O
大文字小文字ギリシア読み英語読みラテン文字
Ππピーパイ(pi)P,Q
Ρρローロー(rho)R
Σσシーグマシグマ(sigma)S
Ττタウタウ(tau)T
Υυユ・プシーロンユープサイラン(upsilon)V,Y
大文字小文字ギリシア読み英語読みラテン文字
Φφプヒーファイ(phi)-
Χχキーカイ(chi)X
Ψψプシープサイ(psi)-
Ωωオー・メガオミガ(omega)-

12 Comments:

Blogger yoji said...

大前研一が言っていた日米電圧が違うのでプラグが合わなかったというのは本当か?
充電車を現地基地から現場へ運ぶことが出来なかったというのは嘘っぽい

4:35 午後  
Blogger yoji said...

【高浜原発】避難経路が原発の真横、ヘリや船も使えず・・・住民が怒り「真剣に考えているのか?」 [無断転載禁止]©2ch.net

1 : 海江田三郎 ★2016/09/04(日) 22:43:58.20 ID:CAP_USER
http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000082747.html
http://www.greenpeace.org/japan/community_images/92/187492/120975_204864.jpg

 災害時にどう避難するのか。先日、原発事故を想定した避難訓練が悪天候のなか行われ、新たな問題が浮き彫りになりました。

 避難訓練の参加者:「風で自衛隊のヘリコプターが中止。この程度で来られないのかなって」
 先月27日に高浜原発のある福井県などは、地震で原発事故が発生した想定で避難訓練を行いました。
原発から5キロ圏内にあり、約140人が生活する音海地区。半島の根元に原発があり、要支援者の避難にヘリコプターが想定されていましたが、
急きょ中止に。合わせてヘリコプター2機とすべての船が使えませんでした。福井県に理由を聞くと。
 福井県:「曇って視界が悪く、波も高かった」
 避難計画には、悪天候への対応は「あらゆる輸送手段を使用する」とあるだけで、具体的には書いてありません。
県は代わりに救急車を手配しました。ところが、陸路を使うと原発に向かって避難することになるのです。
 避難訓練の参加者:「重大事故になったら、(高い)放射線量に向かっていくようなものだ」
 半島を出る道は一本で、陸路で避難した全員が原発のすぐ横を通りました。
 避難訓練の参加者:「原子力発電所を横目で見て避難というのは。放射能はよけて通るにも通れないから」
 県や内閣府は、訓練はまだ放射能が漏れていない段階を想定していると説明しています。しかし、別の住民からは。
 ある音海地区の住民:「避難経路が原発の横を通ること自体が異常。真剣にこの地区のことを考えているならそういうことはしない」
 熊本地震では家屋が壊れ、道路が陥没。屋内退避もできず、道路も使えない状況になりました。専門家は避難計画の想定が甘いと指摘します。
 災害・避難に詳しい東京女子大、広瀬弘忠名誉教授:「地震が起き、火災が起きて、放射性物質が飛び交うなかでヘリコプターが動かなければ災害弱者は救援できない。
原発を動かすなら、そういう状況を想定したうえで避難できる保証がないといけない」

3:05 午後  
Blogger yoji said...

これまでは企業の組織構造は与件としてきた。実際には、それは企業家(マネジメント)の選択変数である。クレマーの一九八二年(『エコノメトリカ』)の論文が含意するように、企業の基本的組織構造の選択はシステム環境に関する事前情報の処理に大きくかかわっている。

青木比較制度序説#2


Jacques Cremer, 1980. "A Partial Theory of the Optimal Organization of a Bureaucracy," Bell Journal of Economics, The RAND Corporation, vol. 11(2), pages 683-693, Autumn.


D'Aspremont, C. & Cremer, J. & Gerard-Varet, L.-A., 1990. "Incentives and the existence of Pareto-optimal revelation," CORE Discussion Papers1990015, Université catholique de Louvain, Center for Operations Research and Econometrics (CORE).


Pascal Petit - 2001 - プレビュー - 他の版
Cremer, Jacques (1981) « A partial theory of the optimal organization of a bureaucracy », The Bell Journal of Economics, 11, 2,683-693. Cramer, Jacques ... Harris, M. and B. Holmstrom (1982) « A theory of wage dynamics », Review of Economic Studies, 49, 315-333. Kreps, David ... Milgrom, Paul and John Roberts (1992) Economics, organization and management, Prentice Hall, Englewood Cliffs. Prescott ...

Jacques Crémer aoki masahiko An Evolving Diversity of Organizational Mode and Its Implications for Transitional Economies

Jacques Crémer at IDEAS
https://ideas.repec.org/e/pcr25.html
30~
Cremer, Jacques & McLean, Richard P, 1985. "Optimal Selling Strategies under Uncertainty for a Discriminating Monopolist When Demands Are Interdependent," Econometrica, Econometric Society, vol. 53(2), pages 345-61, March.
Cremer, Jacques, & Riordan, Michael H, 1985. "A Sequential Solution to the Public Goods Problem," Econometrica, Econometric Society, vol. 53(1), pages 77-84, January.
Jacques Cremer, 1984. "On the Economics of Repeat Buying," RAND Journal of Economics, The RAND Corporation, vol. 15(3), pages 396-403, Autumn.
Cremer, Jacques, 1982. "A simple proof of Blackwell's "comparison of experiments" theorem," Journal of Economic Theory, Elsevier, vol. 27(2), pages 439-443, August.
Cremer, Jacques, 1982. "On the efficiency of a chinese-type work-point system," Journal of Comparative Economics, Elsevier, vol. 6(4), pages 343-352, December.
Jacques Cremer, 1980. "A Partial Theory of the Optimal Organization of a Bureaucracy," Bell Journal of Economics, The RAND Corporation, vol. 11(2), pages 683-693, Autumn.
Cremer, Jacques, 1979. "On Hotelling's Formula and the Use of Permanent Equipment in the Extraction of Natural Resources,"International Economic Review, Department of Economics, University of Pennsylvania and Osaka University Institute of Social and Economic Research Association, vol. 20(2), pages 317-24, June.



比較制度分析に向けて
版情報   新装版
著者名等  青木昌彦/著  ≪再検索≫
著者名等  瀧澤弘和/訳  ≪再検索≫
著者名等  谷口和弘/訳  ≪再検索≫
出版者   NTT出版
出版年   2003.9
大きさ等  23cm 485p
注記    Towards a comparative institutional anal
ysis./の翻訳
NDC分類 331
件名    経済学  ≪再検索≫
要旨    ゲーム理論の枠組みの拡充と豊富な比較・歴史情報の結合によって、経済学・組織科学・
政治学・法学・社会学・認知科学における制度論的アプローチを統合しようとする画期的
業績。シュンペーター賞受賞。
目次    制度とは何か:いかにアプローチすべきか;第1部 プロト制度:基本タイプの導入(慣
習的所有権と共同体規範;財取引、契約、市場の私的秩序ガバナンス;組織のアーキテク
チャとガバナンス ほか);第2部 制度分析のためのゲーム理論的枠組(制度のゲーム
理論による概念化;制度的連結の共時的構造;主観的ゲーム・モデルと制度変化のメカニ
ズム ほか);第3部 制度的多様性の分析(比較コーポレート・ガバナンス;関係的フ
ァイナンスと暗黙知の価値;制度的補完性、共創発、そして危機:日本のメインバンク・
システムのケース ほか)
ISBN等 4-7571-2119-9

6:08 午前  
Blogger yoji said...

これまでは企業の組織構造は与件としてきた。実際には、それは企業家(マネジメント)の選択変数である。クレマーの一九八二年(『エコノメトリカ』)の論文が含意するように、企業の基本的組織構造の選択はシステム環境に関する事前情報の処理に大きくかかわっている。

青木比較制度序説#2


Jacques Cremer, 1980. "A Partial Theory of the Optimal Organization of a Bureaucracy," Bell Journal of Economics, The RAND Corporation, vol. 11(2), pages 683-693, Autumn.


D'Aspremont, C. & Cremer, J. & Gerard-Varet, L.-A., 1990. "Incentives and the existence of Pareto-optimal revelation," CORE Discussion Papers1990015, Université catholique de Louvain, Center for Operations Research and Econometrics (CORE).


Pascal Petit - 2001 - プレビュー - 他の版
Cremer, Jacques (1981) « A partial theory of the optimal organization of a bureaucracy », The Bell Journal of Economics, 11, 2,683-693. Cramer, Jacques ... Harris, M. and B. Holmstrom (1982) « A theory of wage dynamics », Review of Economic Studies, 49, 315-333. Kreps, David ... Milgrom, Paul and John Roberts (1992) Economics, organization and management, Prentice Hall, Englewood Cliffs. Prescott ...

Jacques Crémer aoki masahiko An Evolving Diversity of Organizational Mode and Its Implications for Transitional Economies

Jacques Crémer at IDEAS
https://ideas.repec.org/e/pcr25.html
30~
Cremer, Jacques & McLean, Richard P, 1985. "Optimal Selling Strategies under Uncertainty for a Discriminating Monopolist When Demands Are Interdependent," Econometrica, Econometric Society, vol. 53(2), pages 345-61, March.
Cremer, Jacques, & Riordan, Michael H, 1985. "A Sequential Solution to the Public Goods Problem," Econometrica, Econometric Society, vol. 53(1), pages 77-84, January.
Jacques Cremer, 1984. "On the Economics of Repeat Buying," RAND Journal of Economics, The RAND Corporation, vol. 15(3), pages 396-403, Autumn.
Cremer, Jacques, 1982. "A simple proof of Blackwell's "comparison of experiments" theorem," Journal of Economic Theory, Elsevier, vol. 27(2), pages 439-443, August.
Cremer, Jacques, 1982. "On the efficiency of a chinese-type work-point system," Journal of Comparative Economics, Elsevier, vol. 6(4), pages 343-352, December.
Jacques Cremer, 1980. "A Partial Theory of the Optimal Organization of a Bureaucracy," Bell Journal of Economics, The RAND Corporation, vol. 11(2), pages 683-693, Autumn.
Cremer, Jacques, 1979. "On Hotelling's Formula and the Use of Permanent Equipment in the Extraction of Natural Resources,"International Economic Review, Department of Economics, University of Pennsylvania and Osaka University Institute of Social and Economic Research Association, vol. 20(2), pages 317-24, June.



比較制度分析に向けて
版情報   新装版
著者名等  青木昌彦/著  ≪再検索≫
著者名等  瀧澤弘和/訳  ≪再検索≫
著者名等  谷口和弘/訳  ≪再検索≫
出版者   NTT出版
出版年   2003.9
大きさ等  23cm 485p
注記    Towards a comparative institutional anal
ysis./の翻訳
NDC分類 331
件名    経済学  ≪再検索≫
要旨    ゲーム理論の枠組みの拡充と豊富な比較・歴史情報の結合によって、経済学・組織科学・
政治学・法学・社会学・認知科学における制度論的アプローチを統合しようとする画期的
業績。シュンペーター賞受賞。
目次    制度とは何か:いかにアプローチすべきか;第1部 プロト制度:基本タイプの導入(慣
習的所有権と共同体規範;財取引、契約、市場の私的秩序ガバナンス;組織のアーキテク
チャとガバナンス ほか);第2部 制度分析のためのゲーム理論的枠組(制度のゲーム
理論による概念化;制度的連結の共時的構造;主観的ゲーム・モデルと制度変化のメカニ
ズム ほか);第3部 制度的多様性の分析(比較コーポレート・ガバナンス;関係的フ
ァイナンスと暗黙知の価値;制度的補完性、共創発、そして危機:日本のメインバンク・
システムのケース ほか)

6:18 午前  
Blogger yoji said...

これまでは企業の組織構造は与件としてきた。実際には、それは企業家(マネジメント)の選択変数である。クレマーの一九八二年(『エコノメトリカ』)の論文が含意するように、企業の基本的組織構造の選択はシステム環境に関する事前情報の処理に大きくかかわっている。

青木比較制度序説#2


Jacques Cremer, 1980. "A Partial Theory of the Optimal Organization of a Bureaucracy," Bell Journal of Economics, The RAND Corporation, vol. 11(2), pages 683-693, Autumn.

“Common knowledge and the coordination of economic activities” in The Firm as a Nexus of Contracts, M. Aoki, B. Gustafsoon, and O. Williamson, eds., European Sage, 1989. or1990

2:17 午前  
Blogger yoji said...

#7
〔学術文庫版への付記〕  この章の終わりでは、純粋持株会社の解禁の必要性について述べ、その反対論に批判をくわえている。当時著者は通商産業省の「独占禁止法改正研究会」に参加し、積極的に解禁論を主張し、一九九七年に及んで解禁は法的に実現されることになった。

8:39 午前  
Blogger yoji said...

持ち株会社解禁のねらいは?
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik/2002-06-12/2002-0612faq.html
日本共産党
2002年6月12日(水)「しんぶん赤旗」

持ち株会社解禁のねらいは?

 〈問い〉 かつて禁止されていた持ち株会社が認められているのはなぜでしょうか。(福岡・石川生)


 〈答え〉 持ち株会社とは、株式保有を通じて他社を支配する親会社です。本業というべき事業活動をせず、もっぱら他社支配のための会社を「純粋持ち株会社」と呼び、本業を営み他社も支配する会社は「事業持ち株会社」と呼びます。

 純粋持ち株会社は戦前、三井や三菱などの一族が握る財閥本社でしたが、戦後、財閥は解体され、純粋持ち株会社も独占禁止法で全面禁止されました。独占禁止法は事業持ち株会社の株式保有も制限しました。

 しかし、一九九七年の独占禁止法改悪で、純粋持ち株会社が解禁されました。今年四月の法改悪では、大企業の株式保有の総額制限を廃止し、事業持ち株会社の制約もなくなりました。これらによって、持ち株会社の「全面解禁」というべき状況になっています。また銀行など金融機関に課す株式保有の制限から、証券会社を除外しました。

 これらは財界の強い要望にこたえたもので、持ち株会社をテコに、合併・吸収による企業再編やリストラを大規模に進めるためです。九七年の法改悪後、みずほホールディングスなど、巨大企業グループの持ち株会社が誕生し、「株主利益」の名のもと、グループの子会社などの身勝手な切り売りや合併、買収が横行しました。多くの下請け・関連企業が切り捨てられ、労働者には分割会社への出向・転籍強要や賃下げ、解雇などが押し付けられています。

 いま横暴な吸収・合併・分割を規制し、労働者らの権利を守ることが急務となっています。EU(欧州連合)では、企業買収・売却や合併でも、労働者の権利と企業の義務が引き継がれるとの「既得権指令」を発しました。ところが日本では、EUのような雇用と労働者の権利を守るルールが不十分なうえ、子会社労働者の親会社・持ち株会社との団体交渉権さえ奪おうとしています。

(博)〔2002・6・12(水)〕

8:41 午前  
Blogger yoji said...

我が国の企業統治改革、企業法制改革のリアルな課題 (Adobe PDF) -htmlで見る
www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/...saihen.../siryou4.pdf
2016年11月17日 ... 故青木昌彦氏. スタンフォード大学名誉教授. 金子恭規氏. スカイラインベンチャーズ. CEO. 伊藤邦雄氏. 一橋大学CFO .... 生産性分解. ◇ デュポン式のROE分析によって日 米欧を比較すると、日本企業の低ROEの原因は低い利益率 ..... 品、ベンチャー企業の グローバル展開、G&L:AI, IoT, BD革命の果実でイノベーション実現).
新制度派経済学・比較制度分析 - 2ちゃんねる
mint.2ch.net/test/read.cgi/economics/1316828010/l50
比較制度分析の創始者の一人である青木昌彦は、こうした企業内コーディネーションの 型の違いを捉えて、前者を情報共有型、後者を情報分散型と呼ん ... 企業内の資源の 競合が重要で、個別部門に関わる情報の不確実性が大きいマルチメディア産業など では情報分散型が有利であると位置づけた。 ..... http://www.gepr.org/ja/contributors/ list/?a=%E9%9D%92%E6%9C%A8%20%E6%98%8C%E5%BD%A6
中国で一番尊敬されている経済学者―青木昌彦先生: キヴィタス日記
kivitasu.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/post-5e30.html
「7月に亡くなった経済学者・青木昌彦氏の研究を振り返る会が北京の清華大学で25日 にあり、著名な学者ら100人以上が参加し、業績と人柄をしのんだ。 ... 比較制度分析< 市場経済にも企業組織や法的規制、社会規範などの違いにより多様な制度様式がある 。 ... %B6%8A%E5%A2%83%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%80 %8D%E9%9D%92%E6%9C%A8%E6%98%8C%E5%BD%A6%E8%91%97 .... そこには、次の三つのレイヤーがあって、相互に協力、競合している:.

2:44 午前  
Blogger yoji said...

【原発事故】廃炉作業員の「危険手当」、中抜きで1万円→300円に [無断転載禁止]©2ch.net

1 :曙光 ★:2017/04/02(日) 09:51:03.67 ID:CAP_USER9
東京電力福島第一原発の収束、廃炉作業で、事故直後から放射線量の高い現場で働く作業員らに支払われてきた危険手当が大幅に中間搾取(中抜き)され、
支給時に日額「三百円」に減額された事例があったことが、本紙が入手した内部資料や関係者の証言で分かった。
これまでも中抜きの横行は公然とささやかれてきたが、具体的に裏付けられたことはほとんどなかった。
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/images/PK2017040102100235_size0.jpg

東電によると、危険手当は「(工事の)設計上の労務費の割り増し分」と位置付けられる。
工事費に上乗せする形で支払っており、事故直後からの「従来分」と、二〇一三年十二月以降の発注工事から上乗せした「増額分」の二種類ある。

東電は金額の詳細を明らかにしていないが、広瀬直己社長は国会などで、それぞれ日額「一万円」が代表例だと説明している。

本紙が入手したのは、一四年四月~一五年三月に実施された原子炉建屋付近のがれき処理などの工事関連の書類。
発注者は東電で「東芝」が元請け、グループ会社の「東芝プラントシステム」が一次下請けに入った。
作業員は主に三次下請け業者が集め、賃金を支払った。

書類は、二次下請けから三次下請けへ支払われた工事費の項目があり、
二種類の危険手当のうち「従来分」に対応する手当が「震災対応協力金」の名目で記載されている。
放射線量の高い順に(1)原子炉建屋や建屋と同レベルの環境下は「二千五百円」(2)その他の構内は「千円」(3)免震重要棟や入退域管理棟施設内が「三百円」-となっている。
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/images/PK2017040202100001_size0.jpg

いずれも東電が代表例とする一万円と比べ、大幅に少ない。
危険手当をめぐっては、作業員側から中抜きを訴える声が相次ぐが、支給側の証言などがなく、多くの場合、実態は不透明だ。
だが今回、二次下請けの建設会社の社長が本紙取材に対して「事務手数料や振込手数料として徴収した」と、中抜きを認めた。

ただ、この社長は「うちが受け取ったのは五千円(1)、二千円(2)、七百円(3)だった」と語り、既に一万円を大幅に下回っていたと証言する。
一方、一次下請けの東芝プラント、元請けの東芝はともに「個別の工事の金額はお答えできない」とした上で、危険手当については「適切に支払っている」と答えた。

危険手当(従来分)に関しては一二年三月、東電の小森明生常務(当時)が福島県いわき市議会で
「作業されている方に仕事の成果としていくよう引き続き努力してまいりたい」と発言。
しかし、今回のケースについて東電は取材に「作業員と契約しているのは雇用主である業者で、東電としてどうこう言える話ではない」と回答した。

◆東電は実態の調査を

<原発問題に詳しい中部大の武田邦彦特任教授の話> 危険手当は作業員が受け取るべきもので、搾取は許されない。
東京電力には公的な資金が投入されている。
そのような会社が下請け任せにして、作業員への危険手当の流れを把握せず、問題を放置することは国民の納得を得られない。
東電は支給実態をしっかりと調査する必要がある。

http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2017040202000058.html

7:59 午後  
Blogger yoji said...


http://egg.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1492922597/-100
【東芝】<米サザン電力>「責任は東芝側に」 WHの原発建設中止も©2ch.net

1 : 鉄チーズ烏 ★ 転載ダメ©2ch.net2017/04/23(日) 13:43:17.65 ID:CAP_USER
 【ワシントン清水憲司】東芝傘下の米原子炉メーカー、ウェスチングハウス(WH)に原発建設を発注している米サザン電力のトム・ファニング最高経営責任者(CEO)が、毎日新聞の電話インタビューに応じた。引き続き原発完成を目指すが、建設断念も選択肢に含まれると説明。「日米両政府が連携すべき課題」との考えも示した。

 サザンは米南部ジョージア州で建設中のボーグル原発3、4号機の発注元ジョージア電力の親会社。WHが米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)を適用申請した直後に訪日して東芝の綱川智社長らと会談した。ファニング氏はWHへの債務保証実行などを要請。保証実行や今後の協力に向け「綱川氏から個人的な言質を得た」と語った。

 WHの破産法申請に伴い、工事が一段と遅れたり、従来の固定価格契約が変更されたりして、電力会社や利用者の負担が増す恐れがある。ファニング氏は「原発完成が第一の意思だ」と述べたうえで、今後のWHや東芝との調整が不調に終われば「建設中止も選択肢だ」と指摘。「建設断念の場合はWHや東芝が断念したのであり、我々が断念したことにはならない」と述べ、責任はWHや東芝にあるとの認識を示した。

 米民間政治資金監視団体「責任ある政治センター」によると、サザンは2016年にロビー活動費として米電力業界随一の1390万ドル(約15億円)を投じるなど強い政治的影響力を持ち、日米経済対話を担当するペンス副大統領とも接触しているとされる。

 ファニング氏は、日米両政府が経済対話の中でエネルギーやインフラ投資での協力を探っているとし、今回の問題は「我々の原発計画に限らず、日米双方の国益にとって重要な課題だ」と指摘。「今後の経済対話で議論されると確信している」と語った。

毎日新聞 4/23(日) 10:31配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170423-00000014-mai-bus_all
2 : 名刺は切らしておりまして2017/04/23(日) 13:51:26.94 ID:rXzkRJ5V
真犯人登場w
3 : 名刺は切らしておりまして2017/04/23(日) 13:51:52.05 ID:PDGb9s5Z
東芝も郵政も西室泰三という一人のじじいが全部この買収を主導した
黒幕なんだよ。こいつは東芝の買収当時は、
院政しいてただけだから、未だに責任問われずに東芝のトップにいる。郵政の買収も周りが大反対したのにこいつが押しきった
4 : 名刺は切らしておりまして2017/04/23(日) 13:55:15.65 ID:AbNGoji0
まあ、ひっかかったんだろうな東芝は

うかつだったことに弁解の余地はないが、
最初から仕組まれていたのだろう
5 : 名刺は切らしておりまして2017/04/23(日) 13:55:45.85 ID:fZGiWHoc
判断力ないのに人を牛耳る能力にたけた人間は手におえませんなw
6 : 名刺は切らしておりまして2017/04/23(日) 13:57:09.52 ID:JrmPVvqV
この原発が可動しないと、東芝がこの先20年間契約してる
天然ガスの液化工場も駄目になるんだっけ?

10:52 午後  
Blogger yoji said...

2006年12月22日 内閣総理大臣 安倍晋三
巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書

http://www.shugiin.go.jp/Internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a165256.htm

吉井英勝議員「海外(スウェーデン)では二重のバックアップ電源を喪失した事故もあるが日本は大丈夫なのか」
安倍首相「海外とは原発の構造が違う。日本の原発で同様の事態が発生するとは考えられない」
吉井議員「冷却系が完全に沈黙した場合の復旧シナリオは考えてあるのか」
安倍首相「そうならないよう万全の態勢を整えている」
吉井議員「冷却に失敗し各燃料棒が焼損した(溶け落ちた)場合の想定をしているのか」
安倍首相「そうならないよう万全の態勢を整えている」
吉井議員「原子炉が破壊し放射性物質が拡散した場合の被害予測を教えて欲しい」
安倍首相「そうならないよう万全の態勢を整えている」
吉井議員「総ての発電設備について、データ偽造が行われた期間と虚偽報告の経過を教えて欲しい」
安倍首相「調査、整理等の作業が膨大なものになることから答えることは困難」
吉井議員「これだけデータ偽造が繰り返されているのに、なぜ国はそうしたことを長期にわたって見逃してきたのか」
安倍首相「質問の意図が分からないので答えることが困難。とにかくそうならないよう万全の態勢を整えている」

結果

http://i.imgur.com/25NbTvk.jpg

http://nagomi-web.com/hotnews/higasinihon_2/3068.jpg

http://i.gzn.jp/img/2011/03/17/fukushima_1f3_watering/water07.jpg

5:47 午前  
Blogger yoji said...

NAMs出版プロジェクト: ミルグロム『組織の経済学』1997 契約理論
http://nam-students.blogspot.jp/2016/10/blog-post_10.html

上記vii日本語版序文で言及された続編
Complementarities and systems: Understanding japanese economic organization

Paul Milgrom (milgrom@stanford.edu) and John Roberts
Estudios Económicos, 1994, vol. 9, issue 1, 3-42
https://pdfs.semanticscholar.org/bfad/82abf071da886193bf990b9562f1010a5bd5.pdf
バージョン違いがあるらしい
青木昌彦が参照される
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E6%9C%A8%E6%98%8C%E5%BD%A6
Information, Incentives, and Bargaining in the Japanese Economy, Cambridge University Press, (1988年)
 =永易浩一 訳『日本経済の制度分析―情報・インセンティブ・交渉ゲーム』筑摩書房、1992年
The Japanese Firm: the Sources of Competitive Strength, with Ronald Dore, (Oxford University Press, 1994).
 =NTTデータ通信システム科学研究所訳『国際・学際研究システムとしての日本企業』(NTT出版、1995年)



青木昌彦「福島原発事故に学ぶ — 危機に強い産業組織築け」2011年8月4日
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/201184.html
ただし青木はTPP推進派

浅田彰は青木昌彦にいい印象を持っていないらしい

7:56 午前  

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